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北陸の庭園めぐり 2009年9月25〜28日

志摩

しま

石川県金沢市東山1-13-21

金沢駅東口から北鉄バス「橋場」バス停下車徒歩4分

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志摩

ひがし茶屋街は盛況していた。海外から訪問している人もいた。

19世紀前半に造られた茶屋「志摩」。現在営業はしておらずもっぱら見学用。

いきなり二階へ上がる。というのも、客間は全て二階にあるからだ。二階には押し入れなどが無く、一切の生活感が払拭されている。

ここは「ひろ間」。ベンガラの壁が印象的。

ここは「前座敷」。床の間の一部に地袋があり、こういう床の間を「琵琶床」と言う。画像のように、琵琶を飾ったことが名の由来。床の反対側、つまり、客が向く方向には「控えの間」があり、ここで演舞・遊芸が執り行われた。ここもベンガラの壁。

ぼんぼりなどの照明が風情を醸し出している。床には箏が置かれていた。

ちなみに道路側から「前座敷」「なかの間」「ひろ間」「はなれ」となっており、「なかの間」は通路や遊芸の準備に使われた。

「はなれ」。数寄屋風の落ち着きのある部屋になっている。群青の壁。ここでは姿を見せずに笛の音だけを聴かせる「影笛」という遊芸が行われたらしい。欄干(手すり)にも繊細な透かし彫りが施されている。

「はなれ」からは坪庭を見下ろすことができる。

一階へ降りたところは台所。町家建築のように縦に長くなっていて、井戸もある。右写真は軒下への階段で、食糧などを貯蔵する、石室と呼ばれる場所。

客間は二階、と説明されているが、一階も風情がある。壁の色や光の量も適切で落ち着いた感じ。坪庭も良い。

炉端。照明が良かったので、フラッシュを使わなかった。

志摩を出る。

こちらは志摩と同様に公開されているもう一つの茶屋「懐華楼」。ただしプライベートなイベントが行われているせいで見学はできなかった。

写真は軒下。欄間もいいが、軒の手前の面にも細かい装飾が施されていた。梅だろうか。

これは螢屋という実際に営業している料亭。ちょっといい感じ。

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