グエン朝王宮(延壽宮)
すぐに延壽宮区の正門,壽址門が。三関式の立派な門だ。
入ってすぐ,おきまりの屏風。
屏風向かって右手に立つ小ぶりの華表柱。
延壽宮区の南東部。植え込みの隣にかつて何かがあったとおぼしき段があるが,私には不明。左手の門は瑞光門,右の先に見えている門は衍澤門。右写真は一旦延壽宮区から出て外から撮った衍澤門。
南東の隅には井戸とおぼしき跡がある。
屏風ごしに見える延壽宮の正殿。左手の先には静明楼。
瑞光門。内部は廃墟然としている。すぐに左右に崩れ落ちそうな門がある。門の上に壁があること,先に煉瓦が積まれていることから,ここは屋内だったのではないだろうか。右手の門の先には,延壽宮の東へと出る衍澤門がある。左手の門を抜けると正殿の方へと出る。
先にはかつて左恭と呼ばれた殿宇。
左恭の先には長愉榭。水場へと舞台のようなものがせり出している。まるで能舞台のようだ。
長愉榭の裏手。いくつか殿宇の跡が残る。
長愉榭の前から正殿を観たところ。正殿は二棟が連結している。
正殿の軒下。ぼんぼりが下がっている。
延壽宮内部。
延壽宮から南の方向,屏風を眺めたところ。
静明楼。
正殿の内部に書籍や土産物を扱う売店があった。ダメ元で観てみたら,初日から探していた本が見つかった! 街の書店になくて,王宮内にあったか! 喜ぶ私。売店のおっちゃんも嬉しそうだった(売れたから嬉しいんだろうけど)。
延壽宮の西側に建つ福壽庵。狭くて福壽庵を全部撮りきれない。
福壽庵のすぐ南には元々何かが建っていたような址がある。
福壽庵の西側。狭いが庭園風になっており,その両側に祠が建つ。
延壽宮区の北西には井戸の址と土饅頭が。
福壽庵の北側。右手は正殿。入口から北へと回廊を進む。
正殿の北は,正殿の北に位置する壽寧殿との間に中庭が広がっていた。
左右に華表柱が建っている。照明があるが,ライトアップでもするのだろうか。
正殿を背にして北側,壽寧殿を向く。
今度は西側の回廊を北へと。
西側を向くと長愉榭が見える。
壽寧殿の内部はがらんどうになっていた。
壽寧殿から正殿を眺める。
壽寧殿の東側,延壽宮区の北東隅。井戸のようなものの跡がある。
何か建っていたようだが,諸文献を探しても分からない。
壽寧殿の西側。資材置き場といった風。
壽寧殿の背後には屏風と北門である善慶門。
延壽宮区の北側は誰も訪れないとみなしているのか,雑然としていた。