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越南順化巡覧 2012年7月5~8日

グエン朝王宮(旗台Kỳ Đài,敷文閣Phu Văn Lâu,香江行宮)

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グエン朝王宮(旗台,敷文閣,香江行宮)

7/7 三日目。

今日は実質的な最終日。昨日決めた通り,ホテルのシャトルバスを使い,市街との間を往復,適当に過ごして16時にニャットさんとロビーで落ち合うつもりだ。遅い朝食を頂くつもりなので,朝は再びビーチにでも繰り出してみよう。

奥さんが準備している間,ベトナムの放送を観てみる。言っていることは分からないが,たぶん雰囲気的にバラエティのようだった。

ベトナムのお笑い芸人ぽい。バナナマン設楽と陣内智則を合わせたような感じだ。後ろで立っている二人はベトナムのおぎやはぎ。

ベトナムの鴻上尚史。

ゲームや若者の音楽を紹介する番組もあった。ポケモンはベトナムでも人気のようで,ピカチュウはベトナムでも「ピカチュウ」であり,鳴き声も「ピカチュウ」のようだ。


海水は結構澄んでいる。まだ早い時間だからか,誰もいない。

…と思いきや,ホテルの敷地内で結婚記念の写真を撮影しているカップルがいた。そういえば,昨日チュンさんから,トゥドゥック帝廟でも雰囲気がいいため,結婚記念の写真を撮影に来るカップルがいると訊いた。

ビーチの奥の方には現地の人たちが利用する海の家がたくさん建っている。海産物を提供するお店などがあるらしい。

さて,結構な時間をつぶしたのでこのまま朝ご飯を食べに行こう。9時。食べ終わったらシャトルバスに乗るのにちょうどいいだろう。

昨日の朝とは違ってレストラン内はにぎやかだった。香港あたりから来ているような気がするが…。よく分からない。

昨日はブンボーフエだったが,今日は鶏のフォー(フォー・ガー)が出ていたので,これを頂いた。結局二杯も食べた。ダシがきいていてあっさり。とても美味だなぁ…。毎朝これを食べたいよ。

このあとチェックアウト…と思ったが,レイトチェックアウトという手があることに気がついた。16時まで延長できれば,面倒なことは一つもなくなるのだ。フエ市街から帰ってきて,しばし涼しい部屋で過ごせるし,シャワーも浴びられる。昼寝もできるだろう。レストランからフロントに行って料金を確かめてみると,52ドル出せばいいという。安いのでレイトチェックアウトにしてもらった。支払いはチェックアウトの16時の時でいいという。

意気揚々と部屋に戻り,シャトルバスの出る10時までの20分を適当に過ごそうと考えていたら,ノックの音が…。なんかイヤな予感。開けてみると女性スタッフがいた。メモにはfully bookとある。レイトチェックアウトできると言ってしまったが,予約がいっぱい。14時からこの部屋を使う客が来るのでレイトチェックアウトは無理だという。その代わりバスで戻ってきたら,スパもレストランも利用できるから,とか言われたような気がする…。

荷物を大急ぎで詰め,フロントへ。チェックアウトの手続きを済ませて荷物を預けた。16時頃に取りに来ることを伝えて,ポーターには2万ドンのチップを渡した。これは感謝の気持ちと同時に,いたずらしないようにね,との意味もある。貴重品は全てこちら側にあり,無くなって致命的になるものを預けたわけではないが,無くなると確実に困るものは入っている。

バスが来たので乗り込む。見事利用客は我々だけだった。13:30のバスに忘れずに乗るよう念押しされて,出発。GPSの記録も忘れずに開始しておく。

運転手がガンガンにロックをかけていた。たぶんエアロスミス。

ホテルを出てすぐ,ガソリンスタンドに入った。あれ? sorryとだけ伝えて運転手が降りた…。おーい,ガソリンなんてホテルを出る前に済ませてくれー。それだけフエ市街滞在時間がなくなるというのに…。ベトナムだなぁ。

そういえば,昨日チュンさんが,今ベトナムではガソリンは1リットル100円と言っていた。日本との物価の差を考えると非常に高い。ベトナムでも油田はあるが,製油の技術がないため,原油産出国であるのにガソリンを輸入しているとのこと。

それでもひっきりなしに客が来る。

運転手席には,なぜか毛糸でできた雪だるま。ベトナムに雪だるまか…。

ホテルから市街へ出る道を通るのは,これで4回目にもなる。フエ市街へ続く道沿いに小川が流れている。昨日,ホテルへ帰る途中,この川で水牛たちが水浴びをしているのを観た。

2年前にもフエ市内のところどころで観た豪華絢爛の家がある。いや,家というには人気がなさ過ぎ,ひっそりとしている。後でニャットさんに訊いたところ,祖先の位牌を祀る堂だという。住宅にある仏壇に位牌はあるものの,それは祖父までのものであって,それよりも何百年も前からの位牌を祀る堂がこれなのだという。どおりで人気がないわけだ。旧正月になるとここに集まり,先祖の霊を祀るのだとか。

20分ほど走ってフエ市街へと入った。写真はDMZバー。軍事境界線をもじった名前のバーで,欧米人の利用が多いとか。

さて,車は王宮へとかかるフースアン橋の近くで止まった。13:30もここに来るから,乗れ,とのこと。運転手に感謝して王宮へ向かう。と,すぐにシクロの運ちゃんの勧誘が…。ホテルとの関係を強調した上で乗れと言っているようだが,無視して歩いて王宮へ行く。

フースアン橋は10分で渡りきれた。帰りの時間のことを考えると,こうしてどれくらい時間がかかるのかを記憶しておく必要がある。

まず最初に観たのは敷文楼Phu Văn Lâu。階段に龍があしらわれていることから分かるように皇帝のための建造物。

敷文楼は旗台Kỳ Đàiの真ん前に建てられており,王宮の正面に位置する。

敷文楼の先にも道路を挟んでもう一つ,香江行宮という建造物がある。その名の通りフォーン河を望む行宮である。屋根の装飾,階段に龍があしらわれているので,皇帝のための建造物であることが分かる。河畔は涼しいので皇帝がよく来ていたのかもしれない。観光船だろうか,フォーン河に浮かんでいる。

【注】
Google Mapsやフエの観光パンフレットでは,香江行宮が「Nghinh Lương Đình」と表記されている。他に「Nghênh Lương Đình」「Nghênh Lương Tạ」とも表記されているWebサイトもある。Nghinh/Nghênhは「迎」,Lươngは「涼」,Đìnhは「亭」,Tạは「榭」と復元できるので「迎涼亭」あるいは「迎涼榭」となる。涼むための四阿・河辺に張り出した建造物くらいの意味。

それにしてもひどい散らかり様だ。軒下に二人の男性がしゃがんでいる。休憩中なのか,あるいは修復などをしているのか判然としない。屋根の縁に照明があるので,王宮のライトアップ時に香江行宮も照らされるのだろう。なお,週末の夜は王宮のライトアップがある…はずなのだが,チュンさんに訊いてみると,最近はやらないこともあるそうで,電力事情が関係しているという。やっても先ほど渡ってきたフースアン橋のみとか。事実,今年ホーチミンでは大規模な停電が覚悟されるほど電力事情が逼迫している。


敷文楼の近くには随分と頭でっかちな碑亭があった。フォーン河(香河)についての詩のようだ。紹治三年閏七月の日付。供えてある花がかわいい。

旗台を背にして敷文楼と香江行宮を望む。この景色はベトナムの50,000ドン札の裏側の図案になっている。

旗台の前は広場になっている。

旗台向かって左側には謎の祠が。屋根に龍の装飾があるので皇帝関係の建造物であろうが,名前が書かれていないのでよく分からない。

上の地図中央の木々が生えているところ。

祠の入り口の左右には狛犬ならぬ狛象が。

内部,祭壇の上には「聖善」とある。

2年前は右側の体仁門から入ったが,今回は左側の広徳門から入る。橋の名も広徳橋。

門を抜けると大砲が。

旗台に登れないかどうか入り口を調べる。入り口はあるのだが,柵があって入れないようになっていた。まぁ,入れてしまったら不敬だよね。

広場では子ども二人が水飲み場でごくごくと水を飲んでいた。日本ならばありふれた光景だが,ベトナムでは水道水など飲めないのですごく珍しい光景だ(現地の人も水道水を沸かして飲む,あるいは買う)。実はこの水飲み場,JICAが海外協力で作ったもので,安全な水が出る。世界遺産のマークになっているのがニクい。

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