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越南順化巡覧 2012年7月5~8日

出発前の能書き

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はじめに

2年ぶり2度目のベトナム。前回が人生初の海外旅行だったから、海外旅行はベトナムにしか行っていない。なぜよりによってベトナムにまた行きたいと思ったのか。

前回はハノイからホーチミンまで、ベトナムを縦断するかたちで各地の世界遺産を巡るツアーに参加した。ハロン湾の絶景やホイアンの街並みにも目を奪われたが、中でもフエのグエン朝関係の遺跡に強く関心を抱いた。帰国後も調査を続け、見落としている箇所がたくさんあることに気づき、フエを再訪する必要を強く感じた。

では、なぜグエン朝の遺跡に心を惹かれたのか。フエには、清朝の紫禁城を模して建造されたグエン朝の王宮跡がある。ただし、規模としては清朝のそれにはとうてい及ばないものであり、またフエがベトナム戦争のテト攻勢の折、激戦地となり、王宮のほとんどの建造物が破壊されてしまい、現存する宮殿は少ない。

一度はフエの王宮跡のオリジナルを観るため、北京への旅行も計画したのだが、既に多くの人によって研究され尽くされているものであり、わざわざ私が改めて紹介する必要性を感じなかった。また、個人が把握するには規模が大きすぎて、私の手に余る。一方、フエの王宮はコンパクトであるぶん個人でも充分把握できるし、日本語で読める資料もあまり多くはないため、私が紹介する意義はあると思われる。

前回の訪問では、カイディン帝廟、トゥドゥック帝廟、ティエンムー寺、王宮の4箇所しか訪問できなかった。しかも、帰国後調べたところによると、トゥドック帝廟については「寝」と呼ばれる位牌を祀る場のみ訪問しただけであり、くまなく観たつもりだった王宮も一部記憶が曖昧な部分があり、不十分なものに終わっていた。そこで今回は現存する帝廟は可能な限り訪問して全てを把握する。また、王宮についても曖昧になっていた箇所を重点的に調査するほか、グエン朝の皇帝権力を演出するための施設(壇など)も訪問する。

ただ、通常のツアーでは、上記の4箇所(トゥドゥック帝廟の代わりにミンマン帝廟というケースもある)を決まった時間内に巡ることになるため意味がない。そこで、今回は完全フリープランのツアーを選択することにした。なかでもワールド・エアー・プラン(WAP)という旅行会社のツアーが最も安かったため、これを申し込んだ。

今回は4日間の日程だが、日本から直接フエには行けず、ハノイかホーチミンで国内線に乗り換える必要があり、時間的なロスが多い。また、日本への帰国便は0:05という深夜のため、ベトナム滞在時間は正味2.5日もない上、フエ滞在時間に至っては正味2日しかない。ただ、フエの遺跡はそれほど多くないため、2日もあれば全てを見終えることは可能だ。有給を2日取り、土日と併せて4日の休みを確保した。

時間的に余裕があるため、フエ郊外に位置する「アナ・マンダラ・フエ・リゾート」というホテルにグレードアップすることにした。このホテルは2011年にできたばかりの新しいホテルで、フエでは初のビーチ・リゾートホテルだという。フエの市街地からは車で20分ほど離れた閑静な場所にあり、滞在するには快適そうだ。朝や夕方にはビーチに繰り出してみることにする。このホテルグレードアップにより、1泊あたり5000円のプラス、2連泊で10000円のプラスとなった。

しかしグエン朝の遺跡がいくらコンパクトであるとはいえ、個人で巡るには限界がある。現地でタクシーを貸し切るにしても言葉の問題や、料金に関するトラブルなど煩わしい問題が懸念されるため、比較的アクセスしやすい王宮をのぞいて、全ての遺跡を車で巡ることにした。スケッチトラベルという旅行代理店で、車をチャーターする現地プランを扱っていたため、これを申し込んだ。8時間利用、日本語ガイド付きで90ドル。滞在ホテルが郊外にあるため、割り増しになり103ドルとなった。なお、こういった車のチャータープランは、日本語で利用できるサイトとしてはスケッチトラベル以外には存在しなかった。

日程

結局、日程を以下のように設定した。

一日目は成田を10時に出発し、ホーチミンシティーに14時に着。フエへの国内線の出発まで時間があるため、タクシーで市街地へと繰り出し、買い物や食事を済ませる。19時10分発の国内線でフエへと向かい、この日はホテルにチェックインして終了。

二日目はフエを車で回る。プランは以下の通り。

明命帝廟Lăng Minh Mạng
基聖陵Lăng cơ thánh
紹治帝廟Lăng Thiệu Trị
南郊壇đàn nam giao
慈孝寺Chua Từ Hiếu
嗣徳帝廟Lăng Tự đức
同慶帝廟Lăng đồng Khánh
虎圏Hổ Quyền
龍珠廟điện Voi Ré
社稷壇đàn xã Tắc
文廟văn miếu Huế
アンヒエン庭園屋敷An Hien
育徳帝廟Lăng Dục đức
フエ大教会nhà thờ dòng chúa cứu thế
安定宮Cung An định
ゴックソン庭園屋敷Ngoc Son
ゴイ・タントアン橋cầu ngói Thanh Toàn

なお、地図で場所を調べ、上記の順に回れば効率が良いと判断した。

当初は嘉隆帝廟Lăng Gia Longも考えていたが、あまりにも遠く離れているということ、そして道中渡し船に乗って河を渡り、その後2,3km歩く必要があるということで、今回は訪問を諦めた。ただ、それでも8時間で全てを回るには多少の不安があるので、進行状況に応じて優先度の低い場所をカットする。

8時にホテルに迎えに来てもらい、8時間後の16時に終了。最後はフエ市街地の中心にあるフエ師範大学で下ろしてもらい、夕食をとってからタクシーを拾ってホテルに向かう。それほど遅い時間にならないと思うので、日が暮れるまでの間ビーチに出てみる。

三日目はフエ滞在最後の日。チェックアウトタイムは12時となっており、フエの空港を18時20分に飛ぶ便でホーチミンへ戻るため、おそらく16時にはホテルに迎えの車が来るはずである。そこで、午前の遅い時間までホテルに滞在しビーチなどで過ごした後、チェックアウト。荷物を預かってもらった上でタクシーで王宮に向かい、昼食をとり、16時までにタクシーでホテルに戻ることにする。ホーチミンでは、帰国便が24時5分のため、空港近くのパークソンというデパートに行き、フードコートで食事を取ったり、スーパーでおみやげを購入して過ごす。

前回は終始ガイドさんが付いていたが、今回はほとんどの手続きを自ら行わなくてはならない。二度目で多少慣れていることもあるので、あまり心配はしなかった。

それより心配だったのは天候だ。先月台風4号の影響で欠航が相次いだので台風が発生しないかやきもきしていた。台風が発生せずとも、ホーチミンは雨季なので、出発の10日前から長期予報を観察していたが、連日「時々雷雨」となっていた。フエはこの時期は乾季のはずなのだが、長期予報を見ると、ホーチミン同様に連日「時々雷雨」となっており、不安を抱いた。

iPhone

前回とは違い、今回はiPhoneを持っている。GPS機能をふんだんに使い、そのログを取って地図にプロットしてみたり、できるだけiPhoneで写真を撮り、緯度経度情報を埋め込んでいくつもりだ。また現在地も知ることができるため、迷うことはないだろう。…と、わくわくしていたのだが、予習不足により後で失敗を犯すことになる…。

なお、iphoneをばしばし使うので、予備バッテリーをあらかじめ用意しておいた。2回フル充電することが可能だそうだ。おそらく半日もたたずにバッテリーが切れると予想したため、予備バッテリーとケーブルを持ち歩くことにした。

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