瑞聖殿
瑞聖陵から小道を西に100m進むと瑞聖殿Điện Thoại Thánhがある。その吊前からして,孝康皇后の墓である瑞聖陵に対し,位牌を祀る寝だったのではないだろうか。
どうやらこれが入り口。
階段を登って現れた平らが面が,ここが瑞聖殿の跡であることを物語っている。
70mほどの奥行きのある割と大きめの殿だが,少し先は藪に覆われていて何も分からない。
瑞聖殿の拝庭跡とおぼしき場所には線香が立てられており,現地の人が定期的にお参りしていることが窺える。
瑞聖殿の羅城。東側から撮影。残るのはほとんどこれだけか。
この後光興陵を見学し終えたあと,道を戻って瑞聖殿の西側の小径を進んだところで発見したものがあるので,話は前後してしまうが,この項で記してしまう。
瑞聖殿の西側の小径から分岐する極めて細い道を発見。この方向は瑞聖殿であり,そして上に登っていることから,先ほど藪に覆われて先に進めなかったところへと出るのだろう。
細い道を登りきると,そこには人工物が。ようやく瑞聖殿の一部を見つけることができた。
門の先には,屋根と側壁が落ちた建物があった。この規模からすると瑞聖殿ではなく,ただの人家のように見えるが…。
しかしながら他に建つものはなかった。これ以上散策しても見つからないと判断し,先を急ぐ。陽も照ってきて体力を奪われつつある。それに水もだいぶ消費してしまっている。