同慶帝廟(思陵)・寝
再び車で移動。先ほどの小さな陵墓から200mほどなので歩いて向かうこともできなくないが,日差しがガンガンに照りつけ,高低差があって草だらけの中を歩くのはかなりしんどい。14:00。思陵の前にある池。おそらく陵墓に付き物の「湖」かと思う。池の向こうに丘が見える。あの丘の左側に先ほど訪れた小さな陵墓があり,ここまで歩いてくるとなるとあの丘を越えて来なければならない。今回Google Mapsの衛星写真を見て下調べをしてきたが,衛星写真の弱点は高低差がよく分からないことだ。衛星写真を見るだけならば,すぐに辿りつけそうなところも実際にはしんどかったりする。今回それを痛感した。
思陵の寝部分の門。2年前はこの宮門に覆いがあって工事中だったが,現在は完成していた。ただし周辺にはバラックなど建築資材置き場があり,まだまだ工事は終わっていない。先ほどまで探索に付いてきてくれたニンさんは車で待っているという。メジャーな観光地なので,ニンさんは既に興味がないのだろう。
宮門の下から正殿である凝憘殿を観たところ。まだまだ工事中。ただ,あと1年もすれば見学が開始できるような状態だと思う。→『地球の歩き方 ベトナム2016年版』によるとまだ改修工事中とのこと。
向かって左の殿宇は明恩院,右の殿宇は公儀堂で,どちらも功臣の位牌を祀っている。
内側から見た宮門。まだまだ資材が置かれている。
正殿である凝憘殿の右側面。おばちゃんがペインティング中。修復は最終段階か。ここ思陵が公開されると,現存する7つの帝廟全てが公開されることになる。
装飾性の高い部品が落ちていた。これは創建当時のものだろう。
修復された右奥の門。手前には当時のものと思われる屏風が。
凝憘殿の右には大木とそれを囲むかのように祠が2つ建っている。これは宮門側を向いて撮ったもの。
凝憘殿の奥の方はまだまだ工事中。
凝憘殿の裏手は廃材置き場などになっていた。裏手の門が見える。かつては屋根に取り付けられていたと思しき部品が転がっている。
凝憘殿の裏手をぐるりと回り,凝憘殿の左側。
左奥の殿宇。
工事の邪魔になるので,左手前の門からそそくさと出る。左は内部から,右は外から撮ったもの。