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フエの陵墓・王府祠堂巡覧 2015年3月6~10日

安賢園宅

Nhà vườn An Hiên

58 đường Nguyễn Phúc Nguyên

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安賢園宅

15:25。王宮から西へと進んだところにある,安賢(アンヒエン)園宅に到着。フエには,庭園を擁する屋敷が点在しており,観光のために常時開放しているところもあれば,家人が生活するプライベートなところもある。その多くは阮朝の皇族の旧宅,つまり王府であったり,役人の屋敷だったりする。ここアンヒエンも庭園屋敷の一つ。『地球の歩き方』には,まだ個別の掲載はないが,この付近に庭園を開放する屋敷が何軒かある,程度の記述がある。


入ってすぐ,掃き掃除をしている女性にガミガミと言われた。ベトナム語なのでよく分からないが,チップを呉れと言っているようだった。まだ何も見学していないんだけど…。入場料のことかと思い,奥を指さして「入っていいか?」と告げてみると,表情を変えて頷きながら「いいよ」と(いったようなことを)言った。


突き当たりには,王府でも見られる屏風があった。


王府のような建物。外国人観光客が何人が居た。私と入れ替わりで出て行ったようだった。庭園の要素は,先ほどの道とこの池くらいだ。ちょっと拍子抜けする。


内部はこんな感じ。詩文のようなものがあちこちに掲げられている。皇帝にならなかった皇族は,その多くが詩人として活躍している。この王府に祀られている皇族も詩人だったのだろう。


この祭壇に祀られているのが,その皇族なのだろうか。


よく分からなかったが,とりあえず見学終了。先ほど入れ替わりで立ち去った外国人観光客が,掃き掃除の女性にチップをねだられているようだった。嫌な予感がする…。知らんぷりして立ち去ろうとしたが,女性は私にロックオンした。非常に不機嫌な顔で「チップくれ」と…。入場料のつもりならば払うが,チップならば納得ができない。チップはサービスに対する感謝の気持ちで渡すもので,この女性から私は何もサービスしてもらっていない。しかも形式上であってもチップは自発的なものであるべきだ。2万ドン(1ドル程度)を渡すと,あからさまに眉をしかめた。この人は…。仕方ないのでさらに5万ドンを渡すと,途端に笑顔になって「どこから来たの?」なんて訊いてきやがった。腹が立つので目も合わさずに適当に答えながらさっさと車へと戻った。非常に嫌な思いをしてしまった。

引き続きアンヒエンの近くにあるターオム園宅Nhà vườn Thả Omに行ってもらったが,扉が閉まっており見学は不可能。ここをパスして次に行ってもらった。


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