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フエの陵墓・王府祠堂巡覧 2015年3月6~10日

萬萬陵

Lăng Vạn Vạn

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萬萬陵

次はフエ市街にある陵墓。ユンさんも流石に場所を知っているかと思っていたので,ユンさんに任せてぼーっとしていたら「この道を入ればいいのか?」と訊いてきたので,慌ててiPhoneを取り出しGoogle Mapsを起動させ,確認した。


14:40。街中にこんな巨大な陵墓がある。思聰陵lăng Tư Thông,別名萬萬陵Lăng Vạn Vạn。萬萬陵はドンカイン(同慶)帝の妃でカイディン(啓定)帝の母,佑天純皇后Hựu Thiên Thuần Hoàng hậu(仙恭楊氏淑Tiên Cung Dương Thị Thục)の陵墓。彼女はドンカイン帝の正妃ではなかったが,カイディン帝が即位してから皇后に封じられた。


残念ながら扉は閉まっており,内部には入れない。文字資料もなく,情報がない。ユンさんも撮影すると思いきや,かかってきた電話の応対で終わってしまった。ちなみに仕事中というのにユンさんはお構いなしに電話に出る。勿論運転中であってもだ。ベトナムではそれが普通なのだろうが,怖いのでシートベルトは常に着用していた。

門の前まで登り,振り返る。陵墓の前には湖と,立派な華表柱を備える。屏風まである。カイディン帝の母親ともなればこの扱いだ。


iPhoneの電池がなくなりそうだったので,一度ホテルに戻ってもらうことにした。予定よりも行程が速く進んでいたので余裕がある。

14:50。ホテルの外に駐めてもらい,10分で戻ると言ったが,さっぱりしたいので洗顔などしていたら20分経ってしまった。戻るとユンさんは昼寝をしていた。朝早くからお願いしているし,探訪も一緒にしているし,昼ご飯の後はあくびを連発していたからなぁ。ここで寝てもらっておいて良かったな。

15:15。かつて国学Quốc Họcと呼ばれたフエ高校。ここは陵墓巡りと全然関係ないが,フエの観光資源の一つなので,とりあえず訪れてみただけ。中には入れないが,外からズームで黄金の像を撮る。これはここに通ったホーチミン。ただし数ある偽名のうちの一つ,グエンタトタイン阮必勝の名が付されている。実はホー・チ・ミン,胡志明でさえ彼の偽名の一つであり,中国に行った時に「志を持った外国人」という意味で付けた名前だ。彼の本名はどれかと言えば,生まれた時の名前グエン・シン・クンになるのだろう。

かつての国学の名残なのか,あるいは王宮の施設の一部なのか分からないが,巨大な屏風と一対の華表柱があるので,これが目的だった。階段に竜があしらわれているので,王宮の付属施設だろうか。


観象台Quan tượng đài。本当は中に入りたいのだが,ユンさんがめんどくさくなっているのか,「あれだ,あれを撮れ」と言われ,それでおしまいになってしまった。ちょっと酷い。


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