関公廟・潮州会館
もう虱潰しにスポットを巡ることにした。ここは関公廟。つまり関羽を祀る祠堂で,中国人の住む地であることを示唆している。ここもチケット制ではない。
「協天大帝」とは関羽の道教神としての別名であるらしい。奥の中心部には「協天宮」・「関聖帝君」とある。
こちらは「明郷華先堂」という祠堂。
潮州会館。華僑の同郷会のもの。その名の通り,潮州出身の華僑のための会館となっている。
年季の入った家を見つけた。「日本風の家が建ち並ぶ」というホイアンの紹介に違和感はあるが,これはそう見えてしまう。ブティックを経営しているようだ。
これは日本風とフランス風が折衷した建物。
ふらふら歩いていたら,ホイアン市場に辿り着いた。ただ,疲れているのであの中に入るのは勘弁…。
こういうシックな構えの家もある。
暑いが,2月は日本と同じく日が短い。16:45ともなればもう夕暮れだ。
ホイアンの街並み。
疲れた上,既に見学するところもないため,16:50だが,夕食をとってしまうことにした。
こういう路地も抜けていく。比較的治安も良いので,安心して歩くことができるのがホイアンの魅力の一つでもある。
夕食を摂ろうと考えていた,ユンdungという店に行き着いた。日本で売られているガイドブックにも掲載されているため,外国人旅行者にとってはポピュラーな店だが,まだ夕食には早い時間であるからか,私以外に客はいなかった。
注文したのは,コムガーという割いた蒸し鶏肉を乗せたご飯(鶏の出汁で炊いている)とバインセオ(エビや豚肉・もやしの入ったお好み焼き)。コムガーをまともに食べるのは今回が初めて。非常に楽しみにしていた。コムガーはベトナム中部,特にホイアンの名物として知られている。この店以外でも当然食べられるのだろうが,確実に食べるためにガイドブックでコムガーが紹介されているこの店に入ったというわけ。
今回の旅行では,生野菜も躊躇せずにばりばり食べることにしているので,山盛りのパクチーも頂く。非常にうまかった。バインセオはライスペーパーに巻いて,ピーナツソースにつけて頂く。ただ,ライスペーパーは日本人が思うよりずっと固いため,私はあまり食べないことにしている。非常に満足した。
味の素のPhú Sĩという調味料。これ,普通に日本の醤油であるらしい。Phú Sĩとは「富士」。特に使わなかった。
食事が終わってもまだ17:15を過ぎたところ。ゆっくり歩きながら宿へと戻るか…。
17:20,小学校が終わったようで,たくさんの児童が校門から出てきた。歩いたり自転車に乗って帰る子もいれば,親のバイクに乗って帰る子もいる。
明日はシンツーリストのツアーバスでフエに移動する。8:00集合,8:30出発だが,何が起こるか分からない。とりあえず念のため今日のうちに集合場所であるシンツーリスト店舗へ行き,場所を確認した。思っていたよりずっと小さい店舗だが,歩いてどれだけ時間がかかるかは分かった。さて,宿へ戻ろう。
部屋にカエル型の怪しげなオブジェがあり,いぶかしんでいたが,よく見れば加湿器だった。簡体字が使われているので中国製だ。タンクの水の底には緑色のカビが生えていて,これを使用することは躊躇われた。そもそも湿度の高いベトナムに加湿器は必要なのだろうか?
17時頃に早めの夕食を食べてしまった。ホイアンはコンビニもなさそうだし,夜中に腹が減ると困る。そこですぐ寝てしまうことにした。シャワーを済ませ,まだバイク・車の音,クラクションが鳴っているが,20時前には布団に入ってしまった。何度も目が覚めたが,22時にもなれば静かになった。