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フエの阮朝史跡探し 2018年2月27~3月4日

街歩き

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街歩き

まずはコム・ガー。鶏肉のせご飯のことで,ホイアンが一番有名だが,ダナンにも名店があるというので,このQuán Cơm Gà A Hảiにやってきた。ホイアンでは蒸した鶏肉を割いたものがご飯の上に乗るが,こちらでは揚げたもも肉がご飯の上に乗る。Cơm Gà Quayという文字を書いて見せて注文した。


使った食器がいったんバケツの中に入れられている。なーんか嫌な予感…。決して衛生的な感じはしないな…。

注文後5分もしたら出てきた。最初はフォークでなんとか食べようとしていたが,無理だと気づいて手づかみでバリバリと頂いた。Web上の情報では,人それぞれの好みに合わせて自分で味をカスタマイズする前提があり鶏肉の味が薄いとあったが,それなりにしっかりと味が付いていたので,そのままいただいた。外側はカリカリで,中は肉がぎゅっとしまっていた。うん,確かに美味しいと思う。ただ,あまり身は少ないかも。クリスマスに食べるチキンレッグをイメージしていると,量が少ないことに気づくと思う。ご飯はある果物で色づけされているというが,それ以上に味がしっかり付いていた。地味に美味いと思ったのは,大根の葉と皮(?)の入ったスープ。念のため,生のキュウリとトマトは頂かなかった。4.8万ドン。


16時を過ぎ,にわかに交通量の増え出したダナンの街。陽向に出ると暑いが,空気が冷たく風があるので日陰に入ると一気に涼しくなる。看板のchúc mừng năm mớiは「謹賀新年」の意味で,テト明けの今ベトナムの至るところでこの文字列を見る。


昼ご飯第二弾はQuan Mì Quang 1Aで。こちらはベトナム中部の汁無し麺ミークアンの名店。Mìは小麦で作られた麺(つまりベトナムの標準である米粉の麺ではないということ)のことで,Quangはクアンナム(広南)という地方の名前。つまりクアンナム地方の麺ということ。


地元民御用達のお店だが,私が入店するなり英語メニューを出してきてくれた。ただ,私は注文を既に決めていたので,すかさず豚肉・エビ・鶏肉・卵の全部乗せnoodles specialを注文。


注文から2分もしないうちに出てきたミークアン。ピーナッツが載っているのが特徴。せんべいは砕いて食感を楽しむもの。お好みで野菜を絡めて食べる。これまで何度も食べてきたので,根拠はないものの野菜を入れてバリバリと食べた。うん,うまいね。4万ドン。


その後腹ごなしに歩き,16:40,明日のフエ行きバスを運行しているシンツーリストのダナン支店へと予約のリコンファームに行った。ここが明日の乗車地点にもなる。以前ホイアンからフエに移動する際,同じバスを利用した。途中ダナンで乗客の乗り降りがあり,フエまで走るわけだが,2年前はリコンファーム不要で出発30分前に支店に行けば良かったが,前日にいったん来て,バウチャーとの引き替えが必要になったようだった。少々めんどくさくなったが,時間があるのでできた。当日にダナンに着く人はリコンファーム,どうするんだろう。おそらく明日いきなり来ても乗車できそうな感じがするが,ねんのためやって来た。


これがバウチャー。店内に唯一人居た,スマホいじりにいそしんでいたおばさんが発行してくれた。シンツーリストの予約システムに接続し,検索したところ私の名前が出てきて,無事リコンファームできた。パスポートは提出不要だったと思うが,国籍のJAPANESEを見たためか,いきなり「アリガト」と言ってきた。明日の8:45,「ココ」と言ってバウチャーを渡された。


シンツーリストダナン支店は,2年前にバスに乗った時はホテルの近くにあった。今回のダナンの宿はシンツーリストに近いことを第一条件として予約したのに,その後移転したことが判明し,すっかり意味がなくなってしまったのだ。

さて,あとはすっかりやるべきことがなくなったな。まだ17時前なので,川沿いをゆっくり歩いてホテルへ戻るか。

シンツーリストの近くに「たんぽぽ保育園」と日本語で掲げた保育園があった。ベトナムらしく多層階の保育園だ。かなりの数の園児がいるようだ。


奥に見える近代的なビルは,ダナンの市役所だ。


ちょっとした公園。


リバーサイドデッキ。これがずっと続く。観光客もいるが,市民の憩いの場にもなっているほか,ちょっとした距離でもバイクに乗るので歩かないと思っていたベトナム人が,健康のためウォーキングやジョギングをやっている姿を今回初めて見た。びっくりした。


漁船かな?


航海の無事を祈るための祠か?


河沿いはデートスポットになっていたり,結婚写真の撮影を行っていたりする。ちょっとした撮影会場。


新年を祝うモニュメントも。


戌年にあやかって犬の像もあった。「2018」が犬のデザインになっているのもかわいい。みんな一生懸命自撮りしている。ベトナム人にとって今は年明け早々。どこか浮き足立っているように感じる。


ベトナムではまだまだ珍しい自販機。定価のないベトナムでは安心して買えるし,何より冷えているのが嬉しい。ベトナムでは充分に冷やした飲み物というのを,まず買えないのだ。


レストランかな? こちらでも新年モード。


16時前後にご飯を食べてしまい,この後中途半端な時間におなかを空かせてもしょうがないので,ベトナムのフランスパンサンド,バインミーを買ってホテルに帰ろうと思う。バインミーはベトナム庶民の味で,屋台で気軽に買うものだが,衛生面で不安がありなかなか観光客にはハードルの高いもの。この店は室内で衛生的に作ってくれて,かつお洒落なところが受けているらしい。観光客で繁盛していた。価格も3万ドンほどと手軽だ。


作っている工程を見られるのも嬉しい。山積みになっているスティック状のものは卵を焼いたもの。


自分が買ったのはチャーシューを挟んだもの。チャーシューが固く,しかも味がなくて食べにくかった…。玉子焼きのサンドにすれば良かったと後悔した。


いい加減に暑いので,Kマートというコンビニもどきで飲み物とスナック菓子も買ってホテルに戻った。Kマートは韓国資本のコンビニのようで,店内には韓国の商品が多く並べられている。レシートも韓国語表記となっていて,これでは現地のベトナム人どころか,外国人すら分からないぞ。ただ,ダナンの街を歩いて気づいたが,西洋人が多いのは当然として,やけに韓国人が多いと感じた。


テト(旧正月)デザイン缶のペプシと7UP。クリスマスデザイン缶は日本のコカコーラにもあるが,正月デザイン缶はない。ベトナム人にとってテトが如何に特別なものであることを示すものだ。


帰りに交通量の増えた道路を渡れずにいたところ,ちょうど渡ろうとしていた地元の少年が「follow me」と言ってくれて,一緒に渡ることができた。ありがとう。

ホテルに戻ると18時。すっかり陽が暮れ,街の表情が夜景のそれになりつつあった。北半球にあるため,いくら暑いとはいえ今は日本と同様に日が短い。17:30を過ぎると日没となる。

ドラゴンブリッジはもちろん,奥の観覧車もライトアップされていた。緑から金へ。

川を挟んで向かいのホテルは,文字を下から上へと表示させていた。どうやら「謹賀新年」と表示しているようだ。


そのうち川をクルーズ船が行き来するようになった。そうか,ダナンの夜にはこういう楽しみもあるのか。


ダナンの今日の最高気温は27度だったようで。夜になれば23度になり,寝る時はエアコン要らず。

たった数時間使っただけだが,SIMの残高のチェックしてみた。メッセージアプリで「kttk」と送ると,容量の残高が返ってくる。一行目の後半「7098MB」というのが残高。7GBなので,まだまだ残っている。


日本時間では既に24時の22時に寝た。疲れたし,起きていてもやることない。