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フエの阮朝史跡探し 2018年2月27~3月4日

フエまでの移動

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フエまでの移動

2/28。今日はまずダナンからフエへと移動するのが第一の目的。シンツーリストのダナン支店に8:45に向かうのだが,その前に朝食を摂りたい。シンツーリストから徒歩5分の距離にあるマダムランというレストランで朝食を摂ろう。いろいろ逆算して,7:45頃にホテルをチェックアウトしてタクシーでマダムランに向かえばいいだろう。

目が覚めたのは6時。ただ,ベトナム人の朝は早く,既にバイクの音が鳴っている。


リバーサイドデッキでは運動をする人が行き交っている。


昨日は気づかなかったが,ホテルの窓から,ダナン大教会が見えた。


川の向かいにマーライオンのように水を吐き出す像が見えたが,詳細は分からず。


チェックアウトし,タクシーをお願いした。レセプションにはやけに花が多い。もとより多いのかもしれないが,テトを意識しているのもあると思う。


7:50,マダムランに到着。小綺麗でてっきり観光客ばっかりだと思っていたら,店の前にはバイクだらけ,店内はほとんど現地の人で占められていた。ここで朝食を済ませて,仕事に向かうのだろう。

外の席は既に満席,宛がわれたのは一つぶん屋内のテーブル。

実はWeb上のメニューで既に決めていて,海鮮おかゆを注文したところ,今は朝食の時間だから麺のメニューしかないと言われてしまった。

そこで注文したのはbún bắp chả cua。蟹出汁スープ入りの丸い米麺(ブン),牛肉と蟹つみれが入っている。


中国の四合院のように,真ん中は吹き抜けになっていて,全体的に開放的な店となっている。当然エアコンなどない。雨の日はどうするんだろう。


写真を撮ったが,反射してしまってよく分からなくなってしまった…。例に漏れず,ベトナムの汁麺はうまい。出汁がおいしい。


ご飯が早く済んでしまったので,もうシンツーリストに向かってしまう。昨日発行されたバウチャーを昨日と同じ人に渡すと,荷物のタグ,搭乗券を貰えた。あれ,ホイアンから乗ったときは水とおしぼりを貰えたけどなぁと思っていたら,乗車直前のタイミングで貰えた。


店員は今日はスマホではなく,youtubeに夢中だった。どうやらPCの音が店内のスピーカーに接続されているらしく,店内BGMの音源はなんとyoutubeということらしい。なんか著作権とかそういうのがっつり無視しまくってんな…。

私が入店した時,韓国人男性2人組がいた。店内の椅子に座ってバスの到着を待つ。しばらくしてヨーロッパ人男女3人組がやってきて,かなり遅くなってから東洋人女性2人組がやってきた。どうやら予約なしだったようだ。それでも乗車できるらしい。

これまで居なかった男性スタッフ2人がやってきた。店員が「バスが来たよ,この人たちに付いていって」と。あれ? 店の前にバスがつけるんじゃないのか。移転する前,2年前にはシンツーリストのダナン支店につけたのに。

なぜか男性スタッフは店内にあったでかい荷台を押していった。なるほど,バスは他のところに泊めてあったんだな。荷台はすっかり乗り物になってしまっていた。

前回乗車したときは満席だったような気がするが,今回は空席が目立つ。前部にWiFiのパスワードが掲示されているが,かなりやる気のないパスワードだな。

あの大きい荷台は,バスに積んだ荷物を店舗に運ぶためのものだった。シンツーリストのオリジナルペットボトル水が大量に積まれていた。


9:15発ということだが当然のように無視され,9:30近くになってようやく出発ということになった。

まだ気温は低く,エアコンが冷たく感じる。長袖・パンツで良かった。

出発するとしばらくダナンのビーチ沿いを走るが,私は逆方向の座席。既に二回目なので,車窓は無視してできることなら休むことにしました。午後フエのホテルにチェックインした後は自転車を駆っていくので。

河に仕掛けた小魚を捕るわなを見た。


10時頃,前回もトイレ休憩に立ち寄ったMekong Rest Stopが近づいてきた。しかし,駐車場への入口は物理的に閉鎖されており,バスもそのまま通り過ぎた。営業をやめたのかな? でもダナンで客をピックアップしたばかりなのにすぐにトイレ休憩となるのは意味がないので,この後にトイレ休憩を入れるのであれば改善されたのかなと思う。

バスはやけに遅いオンボロトラックを抜き去り,順調に走る。

ベトナムを南北に分けるハイヴァントンネルを抜け,ランコーのラグーンに出た。


10:12,ほぼ全行程の半分を過ぎ,このままかっ飛ばしていくのかと思いきや,前回と同じような整備工場でストップした。土神を祀る小さな祠があるが,これが前回の写真にも写っていた。間違いない同じ整備工場だ。


前回はダナンで何かトラブルがあったので,この自動車整備工場でタイヤを交換したのかと思ったのだが,行程上ここにかならず立ち寄り,整備を経てからフエに向かうことになっているのかもしれない。ということは,前回ダナンでは特にトラブルはなかったということだろうか。ダナンでトラブルがあったのなら,ダナンの市街で何とかするはず。ダナンから1時間も走ったところでいきなりダナンで発生したトラブルを解決するなんてことはない。行程上チェックの機会が設けられているというのは,意外にしっかりしているなと思う。7分くらい停車していたと思う。

10:32,ランコーのラグーンを過ぎたところでバスは俄にガソリンスタンドに停車した。ここでトイレ休憩するらしい。ちょうど済ませたかったので助かった。バスを降りようとすると,売り子がなにやら売りつけてくる。ちまきのようなお菓子? 外国人にはセールスしてこなかった。ベトナム人の客はしっかり買っていた。ここでも7分くらい停車していたと思う。

その後はしばらく睡眠を取った。

11:58,フエ市内の降車場に到着。前回はダナンで30分の謎の停車があって,12:30にフエ着となったが,今回はそのようなこともなかった。前回乗車したときはシンツーリストのフエ支店前に停車したが,最近になってここに変更されたらしい。フンザンホテルの隣だ。


バスを降りると,相変わらずバイクタクシーやホテルのセールスが激しい。追い払って街へと繰り出す。

では早速お昼ご飯。フエに来たら必ず食べるものがある。

欧米人で賑わう通りにあるla carambole。ここでフエローカル料理コースを頂くのである。2年前は23万ドンだったのが,24万ドンに値上げされていた。

まず出てくるのは蟹のスープ。非常にうまい。次に芋の粉を使った生地でエビ・もやし・豚肉を巻いて揚げ焼きにした,フエ伝統料理の一つであるバインコアイ。ピーナッツのたれで頂く。生地がカリカリなので,いったん崩して食べることになる。たれにつけにくいので,逆にたれをかけてしまうのがうまい頂き方。

エビとともに出されたのは,乱切りにしたライムを入れた水。これはエビを剥いた指先を洗うためのもの。フィンガーボウルを出されたのはこの店以外にまだない。


イカと野菜の炒め物。野菜がしゃきしゃきしていてうまい。そして牛挽肉をロットという葉に巻いて炒めたメインディッシュ。濃い目の味付けなので,ご飯と一緒に食べるとよい。

口の中が油っぽくなったところで,最後にアイスでさっぱりと。やっぱり完璧にうまいコースだな。


13時すぎ,会計を済ませてタクシーを呼んでもらい,ホテル「Pilgrimage Village」へ。タクシーの運転手に伝えても「???」という感じだったので,「ミンマン」と通りの名を伝えると,すぐに頷いてくれた。

ホテル到着は14時頃と思っていたが,13:30頃と早まった。普通のグレードの部屋を予約していのだが,ハネムーンバンガローへとアップグレードされていたのでニンマリ。前回も同じことがあったので,実は期待していたのだ。一人で泊まるべき部屋ではないかもしれないが…。広いし,お隣さんがいないので静かに過ごせるので都合が良いのだ。


チェックインと今回の滞在中の予定の確認を済ませて,部屋へと案内された。

前回はもう少し広く,プール付きだった。しかし前回が広すぎたし,プールなど入らない。

バスルーム。バスタブがあるのはうれしいし,二人分のタオル類が使い放題なのは便利だ。もちろんバスルームの使用時には,ブラインドを下げて目隠しをする。

偽の暖炉の上にテレビ。暖炉にはアロマキャンドルが焚かれていた。あまり好まないが,フルーツがサービスされている。消費されないのに連日フルーツが追加されていったので,最終日にはテーブルがフルーツだらけになった。ポーチには安楽椅子と寝そべり用ベッドがある。

バンガローの入り口付近に前合わせのバスローブ(ホテル側の説明では「kimono」)が入っている。海外のホテルではバスローブがなかったりするので,これはうれしい。冷蔵庫内には一通りの飲み物が入っているが,かなり高いので,どこかで安く買ってこようと思う。前回泊まったときは,ホテルの向かいにある地元の人が利用している個人商店で買い求めたが,言語上の問題でコミュニケーションが取りにくいうえ値札がなく不便なので,町中のコンビニを利用しようと思う。