会津辺境巡り

○インデックス
2001年1月12日〜14日
●のついているのは、「おすすめ物件!!」

12日(移動日)

13日
酒見世(造り酒屋)
●坂内食堂(喜多方ラーメン)
●さざえ堂
鶴ヶ城
●ミルキースパーコ(腰砕けキャラ)

14日
福満虚空蔵菩薩(円蔵寺)
齊藤清美術館
●柳津観光物産館(博士そば)
●岩井屋(粟饅頭)

1月12日(金曜日)

 サークルのメンバーと共に冬の会津へ旅行をすることとなった。夜行で新潟に出て、会津へ入るという行程。宿は柳津。電車の本数が極端に少ない地域であるため、遅れると宿にたどり着けない、帰れないなどのトラブルを招くおそれがある。会津は日本有数の豪雪地域であるため、この季節、雪による電車の不通が心配だ。

 19:15頃つくばセンターに到着。
 19:35東京に向け出発する。
 新宿に着いたのが21:05頃。出発の23:09まで待つ。
 22:45にムーンライトえちごが入線、みんなに指定席券を渡し、乗り込む。しかし、山手線での事故のため、10分ほど遅れて発車。10分位の遅れであれば、以後のスケジュールに影響は出ないが、何より心配なのは降雪による遅れや不通。天気予報は雪。天に祈るばかりである。

1月13日(土曜日)

 0:00過ぎ、車掌が来て18きっぷに入鋏してもらう。その後高崎でもう一人のメンバーと合流。高崎では30分程停車した。寝ておかないと体力的に辛いので、眠ろうと頑張るが、頑張れば頑張るほど眠れない・・・。それでも目をつぶり、何度も体勢を変え頑張る。

 そんな事をしている内に、電車のスピードが落ちてきた。3:20頃、ついに電車は止まる。時刻表で調べても止まる筈のない時刻。最初は、ちょっとしたトラブルの為に停車しているのだろうと思っていたが、20分経っても動かない。窓を見ると外はもの凄い雪。駅ホームに「新幹線乗り場は上」という看板を見つけた。ということは、新幹線の停まる駅ということ。時刻表のさくいん地図で調べると、どうやら「越後湯沢」か「浦佐」のどちらかの駅に停車しているらしい。車内では、きょろきょろしている人が増えてきた。デッキに出ると、心配そうに外を見ている人たちがいた。席に戻ると、程なくして電車は発車した。結局40分も停車していたのである。

 駅を出たが、電車の進みは極端に遅い。4:06頃に初めてアナウンスが入る。「長岡到着予定時刻を過ぎましたが、只今越後湯沢を出たところです。雪の為停電がありました。只今復旧中です。小出の方で雪による被害がでております。只今ダイヤが乱れております。さらに運行の遅れが増すものと思われます。お急ぎの方には大変ご迷惑をおかけします。」さっき停まっていた駅は越後湯沢であった。かなり詳しい説明であったのは嬉しい。車内も心なしか落ち着きを取り戻しつつある。しかしそれでも、アナウンスの内容は不安をかき立てる内容であった。小出は只見線の始発駅だ。只見線が不通となると、宿に到着できなくなる可能性が大きくなる。かなり心配だ。

 越後湯沢の次の石打駅を過ぎたところで「只今石打を通過いたしました。」とのアナウンス。丁寧だ。電車は次第にスピードを増す。しかし、10分ほどでまた減速を始めた。停車。やれやれ。3回目のアナウンスが流れる。「只今大沢に停車しております。雪の為の停電は復旧終わりましたが、小出でラッセル車による除雪作業が行われております。いましばらくお待ち下さい。大変ご迷惑をおかけしております。今後かなりの時間の遅れが予想されます。ご了承下さい。」なるほど。ラッセル車の後をついていくかたちになっているようだ。要するにラッセル車と同じ速度で走ることになるのである。すでに時計は5:00を過ぎている。ここで僕は当初の計画を放棄した。

 5:10頃電車は出発。そしてまたすぐに停車。そしてアナウンス。「只今五日町に停車しています。」またこの駅でしばらく待たねばならないのか。やれやれ。と思っていると、停車してから1分も経たないうちに発車した。小出も通過する。どうやらラッセル車の除雪作業が終わったらしい。堰をきったように電車は軽快に走る。しかし「只見線と飯山線は只今運行を中止しております。除雪作業を予定しております。」との不吉なアナウンスが流れる。只見線の運行中止は痛い。なんとか除雪作業が早く終わって欲しいものだ。

 長岡に到着したのは、結局予定時刻より1時間30分以上遅れた。6:45新津駅に到着。喜多方に行ける電車が8:23までない。そのため、30分ほど待って、一度新潟に行き、朝食を摂った。快速に乗車。寝不足のため暖かい車内ではすぐに睡魔が襲ってきた。おかげで小一時間ほど睡眠が取れた。磐越西線の景色は素晴らしかった。外はまるで水墨画の世界。白と黒しかないのだ。電車は音も立てずに走っている感じ。大量の積雪が轟音を吸収している。音が無いものだから、まるで時が止まったような感じを覚えた。幻想的な光景である。

 10:23に喜多方到着する。道路は融雪水が出ていて、びしょびしょ状態。靴はすぐに濡れた。

 まずは酒見世。酒蔵を見学させてもらおうと思ったが、現在酒造行程上、見学が難しいとのこと。利き酒をさせてもらう。店のおばちゃんは「買え、買え」光線を猛烈に発射してくる。勇気あるメンバーが酒を買ってくれたので一安心。

 その後坂内食堂へ。いつも行列ができるそうだが、並ばずに入店できた。この店は先払い制。私は大盛り肉そばを注文。950円と高いが、御多分にもれずうまいので、値段に不満はない。その後喜多方駅に戻る。

 喜多方駅12:00発の電車が5分ほど遅れて発つ。どうやら雪がダイヤに影響をおよぼしているらしい。程なくして会津若松に到着。只見線の運行状況を訊くと今のところ大丈夫とのこと。一安心。しかし豪雪の為、会津バスは全線祝休日ダイヤでの運行となってしまった。駅前は雪かきで捨てられた雪が山と積まれていた。白虎隊士の銅像もあるはずだが、山のような雪にうもれて確認できない。12:55発のバスを待つため、駅と連結している物産店やコンビニなどで時間を潰す。駅内は暖かったので、待ち時間も快適に過ごすことができた。12:55にバス停で待つも、なかなかバスは来なかった。それまでキン肉マンやドラゴンボール談義に華咲かせる。15分過ぎてバスはやっと到着した。足はすでに氷状態。冷た〜い。

 飯盛山で降車、飯盛山に向け歩き出す。凄い雪で山を登るのが容易ではなかった。


辺りは雪だらけ。こんな感じ。登れないよ!(写真の撮影はY.Y.氏)


 山の途中に「戸ノ口堰洞穴」なるものを発見。何だかよく分からないが、取り敢えず積雪が凄いということは分かって頂けたかな?(写真の撮影はY.Y.氏)

 ここで江戸時代の奇想を今に伝えるさざえ堂という奇妙な建築を見学。西国三十三ヶ所のミニ漢音を納める堂で、螺旋状の通路となっているが、行きと帰りで別の通路を通ることになり、混雑無く一方通行で帰ってこられる構造だ。拝観料は400円。


 これは拝観料を払うと貰える栞にある写真。斜めになっているね。そのまま通路は回転しながら上昇しているのだ。

これは最上層の天井。(写真の撮影はY.Y.氏)


 最上層には太鼓橋が掛けられており、これが上り螺旋と下り螺旋の交換ポイントとなっている。(写真の撮影はY.Y.氏)

栞の裏にはこのような図も。

さざえ堂の公式ホームページは
こちら

 さざえ堂見学後、白虎隊士の墓を見学、いい加減寒いので山を降る。行って帰って来るまでの間に6回も転ぶ。痛い。


 赤いコートを着て後ろを振り返っている先頭の者が私。転んだところを写真に撮られてしまった・・・。「転び方が違う」とか、「転んだ時に出す声が違う」などさんざん虚仮にされてしまった・・・。(写真の撮影はA.K.氏)

 後で気付いたが、転んだ衝撃でポケットに入れておいた予備の眼鏡がばりばりに割れてしまった・・・

 バス停に到着するも、あと30分ほど時間が余っていることに気付く。そこで駄菓子資料館を探したが、見つからなかった。結局雪の中、バスを待った。

 次に鶴ヶ城を見学。


鶴ヶ城前で写真を撮る。

 出発まで時間がないと勘違いし、急いで天守閣を見学してもらった。バス停に到着して、やっと勘違いに気付く。寒い中30分近くバスを待たせてしまった。

 会津若松駅に到着し、ドムドムでバーガーなどを購入、17:00、只見線の電車で会津柳津駅に向かう。出発が10分遅れる。駅到着を知らせる車内アナウンスがなく、窓の外を見ても雪に埋もれて、駅名が分からない。時刻表の地図とにらめっこしながら、現在の駅を確認していった。会津坂本駅を出たところで、近くの男性に訊いて、次が柳津駅であることを確認。降りると、目の前にナイトスキー場がみえた。宿の方へ歩き出すと今度はきれいにライトアップされた橋がみえてきた。この電飾は3年前にはなかったものである。融雪水に靴を濡らしながら宿へむかう。6:30過ぎに宿に到着した。豪雪という悪状況の中、なかなかよいスケジュールキープである。すぐに夕食を摂った。疲れて大変だった。

 風呂場には例のミルキースパーコのポスターが張ってあった。ミルキースパーコとは、要するに会津の温泉のPRキャラなのだが、「いっちゃっている」。詳しくはこのページへ。

 空調機がいつの間にか冷房になっていて、部屋は冷え切ってしまった。空調機を止め、押し入れから毛布を取り出し、23:30頃、就寝。

1月14日(日曜日)

 朝、7:40頃に目を覚まして、朝食を摂る。会津若松駅に只見線と磐越西線の運行状況を電話で問う。運航中との確認を取る。

 10:00頃宿を発つ。目覚めの時にはやんでいた雪も降り出していた。

 福満虚空蔵を見学。日本三大虚空蔵菩薩の一つに数えられている寺院で、正式名を円蔵寺という。積雪が凄くて、境内を自由に見ることはできなかったが、古い寺でかなりの貫禄を感じた。本尊も大きく、本堂の内部が暗い為に顔も見えず、神秘的だった。ところで、鰻は虚空蔵菩薩の眷属と考えられているということを最近知った。この辺の人々は鰻を食べないのだろうか。
→果たしてそのようです。柳津の人たちは虚空蔵菩薩の使いだからという理由で鰻を食べないそうです。2002.7.9.追加

 その後饅頭屋の岩井屋に荷物を置かせて頂いて、斎藤清美術館を見学した。斎藤清はこの辺の出身のアーティストで、版画作品を多く残している。この美術館から見える雪山もとても奇麗だった。柳津町のホームページの斎藤清美術館ページ。

 お昼になったので、隣の物産館で蕎麦を食べる。博士蕎麦というそうだ。博士山という山が近くにあって、そこでとれた蕎麦を使ったものらしい。かなり美味い蕎麦だった。おすすめ。

 その後岩井屋で饅頭を購入、一人一つ粟饅頭をサービスしていただいて、さらにお茶まで供して頂いた。ここの粟饅頭は絶品。粟のほろ苦さとあんこの控えめな甘みが絶妙のバランスを取っていて大変に美味しい。
→岩井屋は電話注文も受付ているとのこと。0241-42-2107。店は古い民家の造り。お茶のサービスなど暖かな感じを受けるので、できれば訪問して欲しい。別に店から金は貰ってません。一ファンとしておすすめしているだけです。2002.7.9.追加

 13:10頃に岩井屋を出て、駅に向かう。駅にはストーブが置いてあったので助かった。13:30、定刻に駅を出た電車は会津若松に到着。あとは鈍行列車を乗り継いで帰るだけだ。


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