房総異境巡礼 2002年9月8日(日曜) 灯籠坂大師

 おととい、金曜から関東は天気がぐずついている。雨が降らないといいけど。傘を持っていく。

 5:45起床。辛い。6:30頃いつものバス停から土浦駅に向かう。東京から君津行きの快速に乗る。車内は恐ろしい程に空いていた。やっぱり人気ないんだね、房総。結構微妙スポットがあって、個人的には大好きなところ。

 木更津で一旦降りる。ここで駅弁「バーベQ弁当」を買う。720円。これが今日のお昼。まだ食べない。ベンチでしばし佇む。この駅は鳩が多く、人を怖れずホームに降り立ってはトコトコと歩き回る。そのうち二羽が追いかけっこをはじめた。

 20分後にやってきた普通列車に乗る。内房と外房の普通列車の窓はとても汚い。砂埃で窓が黄色くなっている。拭けば済むことなのに。お陰で偶に見える海も台無し。内房も外房もあまり海は見えない。なんだかひどく残念な路線なのだ。

 竹岡駅で降りる。竹岡駅は無人駅。懐かしい感じのする駅。その上海が近くていい感じ。上空には鳶がたくさん舞っていて、偶に啼く「ピンヨロー」が心地よい。

灯籠坂大師

 一緒に下車したおばちゃんに最初の目的地灯籠坂大師の場所を訊く。

 駅から200mほど歩くと国道にぶつかる。国道を東方向に15分程ずんずん進む。トンネルをくぐるとそこに灯籠坂大師の入口が現れる。田舎だけど、国道の車の往来は激しい。しかもトンネルの出口付近にあるので、徒歩で行く場合はトンネルから出てくる車に充分気をつけたし。

 このゲートをくぐって先に進むと。

 
 トンネルが現れる。ここは昼間でもとても暗く、怪しい感じが漂う場所。トンネルの中央を頂点として、緩やかな丘になっているので、トンネルの向こう側との距離感がうまくつかめない。

 
 トンネルを出て、右に曲がると切り通し。荘厳だ。

 
 切り通しを抜けると、右に建物が。毎月21日(弘法大師の縁日)にはここに人が集まるとのこと。線香を売る屋台らしきものもあった。今日は誰もいない。近づく者すらいない。かなり寂しい。左側がお堂への山道。何故か鳥居が立っている。鳥居の先の階段の両側に灯籠が連続して立っている。

 
 階段を登り切った高台に大師堂が立っていた。中の様子を伺うために侵入したところ、「防犯カメラ作動中」のプレートが下がっていたので飛び降りた。別に何も盗ってはいないけど。

 お堂の左側にはこんな石の階段が続いていた。先には「阿弥陀如来」と書かれた石碑や石仏が2,3あった。

 一通り散策を終えると時刻はお昼近くなった。木更津で買った駅弁を、大師堂の真ん前のベンチに座って食べた。

 
 豚肉である。それ程厚くなく、「ボリューム満点」というキャッチは大袈裟か。タレがご飯にしみていてうまい。付け合わせの漬け物、ポテトフライ、きんぴらゴボウもうまい。ご飯の量は多く、男性向きか。ひょっとしたらこのご飯の量を「ボリューム満点」と言っているのか。ともかく、美味しかったので満足。

 
 駅へ戻る途中、どこかの企業の保養施設に面した海岸が好かったので撮った。この海岸に降り立とうとするなら、この保養施設を通り抜けなければならない。紐で遮られていて、「私有地につき通り抜けご遠慮ください」との張り紙。ケチだねー。

 懐かしい看板を発見。其の昔、雑貨屋を営んでいたであろう店。今では不動産屋になっていた。でも看板はそのまま。これはスプライトですよ。昔は1.5リットルのビンもありましたね。おそろしく重いやつ。その時分は小さな小さな子供だったので持てなかった。しかも栓抜きであける様式だったような・・・。飲み残すとガスが抜けてしまい、美味しくなかった。
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