銚子ゆるゆる異境巡礼 2002年9月23日(月) 満願寺

 成田を出て、銚子まで一時間強電車にゆられる。

 途中、どこかの駅で停車中に外を見るとこんなものが見えた。


 ズバコン・・・。何これ?駅業務用の看板ですか?

 銚子に到着後、JRのホームの端っこに位置する銚子電鉄のホームへ。小さな電車が待っていました。きっぷをどこで買うのか聞くと、車内で販売するとのこと。乗り込む。


 これは銚子電鉄の一日フリーきっぷ「弧廻手形」。銚子〜外川間を単純に往復したときの値段630円で乗り降り自由、しかも「ぬれ煎餅一枚サービス券」、「地球の丸く見える丘展望館入館割引券」など5つのクーポンが付いていてお得。これで秋の銚子をゆっくり楽しむことにします。

 
「弧廻手形」の裏面。一つ一つの駅について色々書いてある。ツッコミ所が多い。左上「楽しい発見!!」感嘆符2個。しかも文として成立してない。右上「イタリア気分満載」。いいねぇこの書き方。左下「ここは楽しい。楽園」というのもゆるい。右下の最後の行、一見「男美術館があるんだよ」と読めてしまう。男美術館。汗くさそー。

 銚子電鉄の電車の吊り広告は手書きでした。でも副業のぬれ煎餅、鯛焼きなどを売ってたり、駅舎をオランダ風味(銚子駅)、ギリシア風味(君ヶ浜駅)、ポルトガル風味(犬吠駅)などにしてみたりして、いろいろと頑張っています。それでも空回りしてる雰囲気はなく、好感の持てるさわやかな鉄道会社だと思います。


 犬吠駅で降り、早速ぬれ煎餅を貰います。封を切ると銚子特産醤油のいい薫りが立ちます。無論美味!!

 
 犬吠駅はこんな感じ。ポルトガル風味ということです。正面は駅舎、左側はホーム、右側に廃棄車両を改造したレストランがあります(右写真)。「弧廻手形」にはこのレストランでの食事一割引き券がついています。レストラン前に写っているのは一緒に行った子です。


 犬吠駅のホーム壁の窓からこれから向かう満願寺が見えます。このミスマッチな感覚が新鮮。

 とりあえず、もうお昼なので駅近くの「島武」という店で食事にしました。歩いてすぐです。この店、基本的に魚屋ですが、回転寿司もやっている。ネタが大きいので有名。実際大きい。蛸なんか皿からはみ出していて、枠の掃除をしてました。不衛生?わりと高めだけど、それだけに美味しい。特にいわしは絶品!三人全員が食べました。さすが銚子名物です。

満願寺

 お腹がいっぱいになったところで次の目的地満願寺へ向かう。


 なんかすでに妖気を感じます・・・。

 
 え?看板が・・・看板がずっと続いてます。しかもどれも「駐車禁止」。白地に赤ってすごいなぁ。


 この雰囲気、悪くないです。結構好きです。


 看板現象は続く・・・。


 この寺、色々と建築予定があるようで、仁王門の工事が既に始まっていました。総額二億三千万・・・。どこにそんな金があるんだろう。


 伽藍配置図です。あの怪しい金色の塔はさざえ堂形式とのこと。あまり期待できませんが。あの塔がこの寺の妖しさを増幅させています。

 この寺は、坂東27番飯沼観音(銚子駅のすぐ近くにある)の奥の院という扱いになっている。寺名の通り、八十八ヶ所、百観音を巡礼し終えた、目的を失ってしまった人が訪れるというポジションの寺らしい。

 
 まだまだ注意書きは続きます・・・。ふぅ。


 微妙な表情の龍。よだれを垂らしているような感覚。でも確か龍の涎ってめでたいんだよね?

 境内にはお経を唱える声が響いている。どこからともなく聞こえているこの声は・・・。


 植木の下にありました。スピーカーが隠されていて、エンドレスでテープが流れているようです。このテープもこの寺の妖しさを増幅させています。


 おみくじ販売所にも、あの調子で立て札がある。「人生きびしいぞ」・・・。このフォントいいなぁ。


 階段。


 水子地蔵。風車がカラカラ廻ってます・・・。なんか寒い・・・。


 四国八十八ヶ所のお砂踏み霊場。甲子園の砂の寺ヴァージョン。この砂利の下に砂が埋まっているんだと思います。


 グンダリ明王のお堂がありましたが、ドアが秀逸!狭い!

  
 遠くからずっと見えていた金色の塔がここでその全貌を明らかにします。正面からは入れず、一度本堂に入って、後ろから登るようです。塔の左右には六観音が。

 この寺、満願寺という名の通り巡礼マニアのメッカでして、じゅんれいの会なるものを運営している。本堂への回廊には四国八十八ヶ所と百観音のレプリカ木像が納められている。


 回廊に入るといきなり巡礼スタイルのマネキン二体がお出迎え。怪しい。


 回廊内部はこんな感じ。奥に見えているのは閻魔大王です。


 西国三十三ヶ所の起源は、地獄行きを免れるためのものだったらしい。そのため、ここに閻魔大王がいる・・・のかな?


 左側の回廊には四国八十八ヶ所の観音木像レプリカが納められている。

 本堂では数人のお坊さんがおしゃべりしてました。会話の内容が凄い。「○○さんはジャガー持ってるんだって」とか言ってます。うーん。女性の方もいて「〜じゃん」とか言ってます。参拝客が居てもおしゃべりは止めません。・・・うーん。


 気を取り直して朱印を頂く。日本各地に散らばるたくさんの観音霊場のガイドブックや朱印帳が売られていた。すご〜く欲しかったです!!

 本堂正面からあの怪しい金の塔の内部へと入ります。

 
 螺旋状にはなってますけど、スロープじゃない。会津のさざえ堂のように二重螺旋にはなっていません。

 
 ・・・期待しちゃだめなのだ。でも、結構気に入りましたよ。この意味のない雰囲気が凄く楽しい。

 
 最上層。釈迦如来とその脇侍文殊菩薩と普賢菩薩が控えています。

 
 最下層には虚空蔵菩薩。まぁ、確かにさざえっぽいけどね。


 塔を充分過ぎるほど満喫したら右側の回廊へ。ここには百観音のレプリカが納められてます。

 
 「西沢かよっ!」「浜本かね?」


 外の伽藍図とは少し違っています。塔が回廊の中央ではなく、本堂の後ろ、しかも岩山の後ろに位置してます。予定図だったらしいです。


 よく見ると「虚空蔵霊窟」の文字が!格好いいぞ!後ろの岩山にトンネルを作って、その後ろに仏塔を立てる予定だったんだね。うーん。作って欲しかったなぁ。

 再び外へ。


 鐘楼。ここにもいつもの調子で注意書きが。もういいよー。


 なんだかあり得ない構造を繰り出してます。変な寺だよな・・・と思っていたら一緒に行った子が一言、「変な寺ー」。まったくです。


 怪しい寺です。仁王門は来年(平成15年)6月に完成するとの事。この寺、つくづくお金の使いかたが間違っているような気がします。あの怪しい塔は仁王門の後に造っても良かったのでは・・・?

 寺の脇にある農道を通って、次の地球の丸く見える丘展望館へ。


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