江州巡覧 2007年7月14〜16日

彦根駅に着いたのが10:40頃。天寧寺行きのバスが出るのが54分。バス停前のベンチで少し休憩。

バスが来たので乗り込もうとしたとき、後ろを振り返ると、昨日乗車したボンネットバスが停車していた。運転手は昨日と同じ方だったので、手を振ると向こうも気がついていたようで、すぐにバスを降りてきて「昨日どやった? バス停おらんかったから心配したんやけど」と言った。「充分観させてもらいました。今日は彦根城を既に観てきて、これから天寧寺に行くんです」と答えると「そやったかぁ。気ぃ付けてな」と再び手をかざした。

天寧寺は、駅から見ると彦根城とは反対側の山すそにある。彦根駅からでも天寧寺と思しき堂宇が見える。

天寧寺

乗車して10分もしないうちに天寧寺口に到着。あたりは地方の国道風味たっぷり。ここから少し登り道を歩いて天寧寺に向かう。


天寧寺で最初に観たのがこの堂宇。おそらく本堂だろう。駅から見えていたのもこの堂宇だ。

庫裏のほうに周りこむと無人。チャイムを鳴らすと若い女性が出てきた。拝観料を払い、さっそく本堂へと入る。


天寧寺の本堂は五百羅漢堂なのだ。入ってすぐ、帯びただしい数の羅漢像がお出迎え。


本尊はもちろん釈迦如来で、その周りを十大弟子たちが固める。天寧寺の羅漢堂は、特に迷宮となっているわけでもなく、中央に立てば、ほとんど全ての羅漢像が見えるという、単純展示方式になっている。

さて、個性的な羅漢像を観ていこう。

 
まずはウサギを抱えた羅漢。ウサギ可愛い〜。

 
ここの羅漢像の一番の特徴は、彩色が繊細で、よく残っていること。左は麒麟か。右は海から昇る龍。


こういうおっさんいるよね。「そらあかんがな、きみ〜」

 
龍が巻きついていたと思しき像。龍が壊れてしまったようで、脇に立てかけてあった。膝の辺りに獅子が描かれている。


この衣には龍。

 
左の羅漢の衣には、白波の立つ荒々しい海が描かれている。おそらくこれも龍が描かれているのだろう。右も龍。三匹は描かれているようだ。


獅子を手なずける羅漢。獅子の髪が緑。


麒麟や龍など想像上の動物以外にも鳥など描かれている。っていうか、これも鳳凰とか想像上の動物か?

 
3D眉毛羅漢は獅子。これも想像上の動物か。まあ羅漢も想像上の存在だよな。


どこの五百羅漢にも居るゲンコ羅漢。虎をしつけているのか?

 
左はまたまた麒麟。右も龍。どれも繊細ですなぁ。


これも麒麟。

 
左の羅漢は「金?」みたいなジェスチャー。右は頭に葉を乗せた変態羅漢。どちらも鳥が描かれているのがわかる。


こちらは植物。梅かな?


目出度そうな鳥が三羽。


本堂の裏手にまわるとこんな布袋尊が。不気味すぎる…。釈迦如来と十大弟子の須弥壇の下の空間らしい。裏本尊か。


本堂の裏には石庭が。素朴でなかなか味わい深い。向こうにあるのは禅堂か? 回廊で結ばれているのが禅宗っぽい。

さて、もう見るべきものはないので立ち去ろう。ただ、バスの時間はまだ20分も先。台風一過で日差しが強くなり、全く日陰のないバス停付近でこのまま待ち続けるのは苦痛。駅まで徒歩15分とのことなので歩いてしまおう。


途中で駅方向を見た。手前には城のような建物が。ラブホ? と思ったが、安っぽさを感じないので違うだろう。後で確認してみたところ、玉姫殿だった。なお、その先に見えるのはおなじみの平和堂だ。平和堂と玉姫殿の間に彦根駅がある。


15分もかからずに駅到着。ここ彦根に初めてきたのは2001年のことだった。彦根城も何もさておいて最初に観たのが、黄色い電車の先にある「佐和山城」だった。石田三成をこよなく愛するおやじが鉄筋コンクリートで作ってしまった「怪しい城」。なぜかアクリル板製の金閣や、プロポーションのおかしい五重塔なども建っている。もう6年も前になるのだなぁ。あのおやじは健在なんだろうか…。もう行くこともないだろうが、彦根を通過するたびに気になる。

もう彦根は見尽した感がある。本来の予定に復帰し、次は近江八幡へ。


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