山陰九州四国異境巡礼 2004年2月27〜3月5日

3月1日(月)

起床。窓を開けると…雨だよ…。テレビの天気予報ではどこでも降水確率20%なんだけどなぁ。レンタサイクルの代替案として考えていたのは市内をまわるシャトルバスだが、全てを回りきるためにはもっと早く起きていなければならない。もう自転車でやるしかない。

ちなみに山口県の天気予報では、近隣の県の予報として、福岡、大分、愛媛を挙げる。山口は山陰じゃないんだぞ!ということを言いたいらしい…。

今日はここ萩を11:15に出なくてはならない。レンタサイクルの貸し出しは8:00から。3時間で萩を回る必要がある。そして今日の宿は博多。今日中に本州を離れ、九州に上陸する予定だ。

宿はレンタサイクルの店を兼ねており、宿泊者は無料で貸しだしてもらえる。荷物を置いてもらって出発。雨も止んできた。しかし風が強い…。

まず萩の中心部に位置する寺町をみていこう。町名が示す通り、お寺が密集している。

最初に享徳寺を訪問する予定だったが、こういう寺町というところは予定通りに行かないもの。片っ端から見てみたくなる。

本行寺?


こちらはあまりよく覚えていないのだが、本行寺かな…。申し訳ないです。破風が格好いい。よく見ようと思って本堂の軒先に入ったところで、雨が突然激しく降り出した。夏の夕立のようだ。今日は無理なのかなぁ…。諦めたほうがいいのかな。

 
本堂の軒にはこんな炸裂物件が!!こんな仁王初めて見たよ!左の仁王は何故か片手で支えているんだよね…。凄いなぁ。偶然入ったお寺でこんなものを見るとは。嬉しいね。本堂内(施錠してあって侵入不可)には、チベット文字で「オン・ハ・ハ・ハ・ビサンマエイ・スヴァーハー」という額縁があった。本尊は地蔵菩薩らしい。チベット文字で書いてあるのは珍しいなぁ。よほどのチベットフリークなのかも。

仁王へのツッコミをしていたところで、雨は弱まりだした。まだ降ってはいるが、もう8:30を回っていてこれ以上もたもたできない。多少の濡れ覚悟で行くしかない。

享徳寺


さて、こちらが隣りの享徳寺。この山門!気になっていたのだが…。


登れる構造にはなっているが、階段が取り外されていた。残念。


こうして横からみると、屋根が相当の頭でっかちになっていることが分かる。

 
曹洞宗のお寺なので、だるま堂もあった。

海潮寺


さて、享徳寺を出て向かいの海潮寺にも同じような山門があったので、早速調べてみることにした。破風が格好いい。海潮寺は全然予定になかったが、なんだかこっちの方が面白い構造をしているぞ。


やったね!階段つき!しかも丁寧にスリッパが備え付けられていた!

 
山門は鐘楼を兼ねた鐘門だった。だから登楼自由なんだな。

なかなか良かったな。予定外の物件の方が結果的に良かったりする。期待していないだけ、感動が新鮮なのかも。


次へ 山陰九州四国異境巡礼 トップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送