山陰九州四国異境巡礼 2004年2月27〜3月5日

電車はのんびりとした雰囲気を保ったまま博多到着。

昨晩泊まった博多を地下鉄を使ってめぐることにする。地下鉄一日フリーパス券(600円)を買い、博多から一駅の祇園駅で下車。

祇園駅周辺はお寺が多い。とりあえず予定しているお寺を中心にめぐり、気になるところは臨機応変で訪問することにしよう。

福岡大仏(東長寺)

福岡県福岡市博多区御供所町 地図

通称「福岡大仏」は祇園駅からすぐ。


東長寺で古い建造物といえば、この写真に写っている二天門と奥の六角堂のみ。

 
左は広目天、右は増長天か。広目天の左手は失われていた。巻物を持っていたはずである。この像には邪鬼がいない。


普段は公開されていないようだ。内部には空海と五智如来が安置されているとか。ここ東長寺は空海創建の寺としては日本初なのだとか。古くから九州が大陸との窓口になっていたことと関係するのかもしれない。毎月28日、不動明王の縁日に内部公開されるとのこと。

さて、福岡大仏はこちら。

まぁ、典型的な大仏顔。真言宗だから大日如来かと思ったが、冠をかぶっていないので違う。釈迦如来かもしれない。

大仏の台座の内部は戒壇めぐりめいたものになっている。東長寺側は「地獄・極楽めぐり」と言っている。

まずは薄暗くライトアップされた地獄絵。音声による説明が流れていた。「悪いことをすると地獄に堕ちます。」地獄ゾーンを抜けるとしばらく闇。


そして中央部には、おきまりの「握り」がある。ここは輪だった。


上の写真はフラッシュを焚いて撮ったものだが、見れば分かるように、曲がりくねっていている。新しい戒壇巡りとしては出来がいいと思う。


暗闇ゾーンを抜けると阿弥陀三尊。ここは極楽という設定らしいが、なんだか真言宗らしくない。どちらかというと浄土教系の戒壇巡りだったな。

宗派を混乱させるが、なかなかやらしい構造だし、それにこれでタダなのだからレベルは高いと思う。


境内では犬がへばっていた。修学旅行で来ているっぽい中学生グループもへばっていた。今日は比較的暖かい。


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