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近畿の古刹巡り 2008年3月16〜18日

大光明寺

だいこうみょうじ

京都市上京区今出川通烏丸東入

京都市営地下鉄今出川駅下車 徒歩5分

マピオン

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出発までの顛末

京都でいくつかの寺が特別公開のイベントを開催しているとの情報を得て、今回も京都に行くことになった。

左画像はそのポスター。「京の冬の旅」と銘うって10の物件で特別公開を実施している。私の興味関心から、今回はこのうち相国寺(開山堂・法堂、瑞春院)、東寺(灌頂院)、六道珍皇寺、立本寺を見て回りたい。

また、「京の冬の旅」以外に個別に特別公開している寺院にも訪問するつもりだ。

二泊三日の予定で、京都だけでなく生駒、信貴山、吉野、高野山、河内など近畿の古刹を回るつもり。ほとんど京都は見尽くしたので、今後は特別公開が無い限りは近畿の他の地域に繰り出していきたいと思っている。

桜の季節にはまだ早い時期だが、久々に京都以外の近畿の寺院を巡ることになったので楽しみだ。16日は日曜。17、18日は有給を無理矢理に取得。たまにはいいでしょ?

朝ご飯。東京駅では何種類もの駅弁が売り場に並んでいるが、どれも同じように見えてしまう。今回は「春野菜弁当」。少しでも季節感があるものがいい。左上のブロックに入っているのは鶏と野菜の酢っぱ煮だった。肉じゃがの味を想像して口に入れたのでびっくりした。腐ってる!?。ただ、「おしながき」(いっちょまえに付いている)にはわざわざ「酢っぱい」と書いてあったため、自分と同じように思う人も他にいるのかもしれない。

寝たり寝なかったりしていたら京都駅着。…他に書くことねぇよ。

さて、京都駅に到着して最初にやることは「金おろし」…。そんなの前日にやっとけ、という感じですな。ただ駅前に郵便局があるから京都は身一つで行ってもなんとかなるのだ。寺院の拝観料まですべてカードで済ませられればリアル金なんて一切必要なくなるんだけどな…。貨幣なんてただの記号なんだし、クレジットとかキャッシュカードだって数字が動くだけだから本質的には一緒なんだけどな。

金子の確保の後は「足」の確保。「スルッとKANSAI 3dayチケット」を購入。大阪を中心とする関西の都市圏のほとんどのバス、電車がこれ一枚でフリー。高野山までこれで行けるので便利。

さて、地下鉄で今出川まで移動。最初に訪問するのは相国寺。現在開山堂と法堂、そして塔頭の瑞春院が特別公開となっている。

相国寺近くの同志社大の寒梅館という建物。私大って凄いわ…。

たぶん喫茶店。papa Jon'sという看板がいい。まだ準備中。相国寺の西側参道にある。

相国寺の経蔵。いままでこれが公開されたという実績は寡聞にして知らない。立派な造形だと思う。果たして二層目に床はあるのか。期待させる二層の高欄はダミーで、吹き抜けになっている可能性が高い。今回、背面(右画像)に二つの円形の窓があるのに気が付いた。中の様子がうかがえそうだが、経蔵自体が柵にかこまれていて近づくどころではない。

まだ10時前で特別公開の時間には早い。それまで塔頭の大光明寺でも観ていくか。左画像で分かるように、一見柵が設置されていて拝観謝絶のように見えるが、左の小門から入ることができる。もちろん公開塔頭で境内自由だ。これを知る人はあまりいない。また、内部の庭が素晴らしいのだが、非公開塔頭と誤解して通過する人が多いために、静かにゆっくり拝観できるのだ。右画像は入ってすぐの様子。右手の先にあるのは玄関、正面の門をくぐると方丈前庭園に出る。

庫裡前庭園は「峨眉山の庭」。境内に入ってすぐ枯山水の庭となっている。参道の両側に庭があるのではなくて、庭の中に参道が設けられているような感じだ。

方丈前の庭園「心字の庭」。「心字」と名の付くものは数あれど、本当に「心」の字になっているものはない。ここは見立てなのだろう。

素晴らし過ぎる…。うるさい拝観客を隔絶した空間。先客が一人、そして自分が入ったのを見ていた夫婦が後から入ってきて計五人。早春ののどかな時間が過ぎる。

方丈。塔頭とはいえどもなかなか大きい。内部には普賢菩薩が安置されていた。

蓮台の下に象が寝そべっているタイプだった。派手さもないが地味でもない、上品な像だった。

さて、いつまでもここでひなたぼっこしていても仕方ない。10時になったので、特別公開が開始されているはずだ。受付へ向かおう。

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