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近畿の古刹巡り 2008年3月16〜18日

観心寺

かんしんじ

大阪府河内長野市寺元475

河内長野駅→南海バス「観心寺」下車

マピオン

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観心寺

河内長野に向かう途中、紀ノ川を渡る。

河内長野でバスに乗り換え。40分ほど揺られて観心寺。かなりのんびりしたところだ。それもそのはず、市町村界なのだ。河内長野市、富田林市、千早赤坂村の境に位置する。

山門。ここ観心寺には梅園がある。ちょうど見頃になっていたので、ぼちぼち参拝客がいた。

金堂。典型的な再建された真言宗の本堂と言った感じ。

ただ、内部は古刹然としている。大仏様だ。内陣中央には如意輪観音、左右に不動明王、愛染明王。ただし三体とも秘仏で厨子に入っている。厨子の前には四天王四体が配置されている。

おもしろいのは、内陣内部に板の両界曼荼羅が描かれていること。板を支える柱にも如来が描かれているようだ。褪せてはいるが、まだまだ色は残っている。是非内陣に入って間近で観てみたいものだ。

さて今度はその曼荼羅の裏。細かい、ここにも描かれていた。かなり加工しなければ分からないが、どうやらそれぞれ二体ずつ四天王が描かれているようだった。内陣は密教曼荼羅ワールドになっていた。

観心寺で一番面白かった堂宇がこれ。建掛塔(たてかけのとう)。その名の通り、三重塔を建てようとしたところ、初層を建てたところで中断し、茅葺きの屋根をかぶせたというアウトローな堂宇なのだ。文字通り「建てかけ」なのだ。その素直なネーミングセンスに笑った。

なんと天井が見える。傘を広げたように竹で組まれている。あまり負担をかけないよう、軽い竹が使われるのだろう。面白い。

おそらく開山堂。これもなかなかプロポーションのいい堂宇だ。開放感あふれる感じも良い。

講堂。内部は非公開だが、写真を見ると内部は荘厳。格天井になっており、それぞれ絵が描かれているようだった。

講堂の北に位置する宝物館を見学したが、気を惹くようなものはあまり無かった。

とにかく今日は気温が上がっている。梅も満開だ。

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