京都異境巡礼 2003年7月27日〜8月2日

渉成園(枳殻邸)

次は東本願寺の境外庭園である渉成園。拝観料は募金形式。パンフレットを貰った手前いくらかは入れなければならないだろう。

ここには余り期待していなかったが、意外に僕好みの物件がたくさんあった。期待していなかったために楽しめたと言うこともできるだろう。


ここを訪問する目的がこの橋だった。
 
これは回棹廊という。僕は橋が大好きだ。他に階段、門、回廊などが好きだが、これら全てに共通するのは世界を隔てると同時に繋ぐという性質を持っていることだ。


上の回棹廊の手前に建っているのが、この縮遠亭と呼ばれる奇抜建築。めちゃくちゃだ。写真では切れている手前には土間があり、先は四畳の間がある。その先は、写真中央の吹き放しの回廊、そしてその先に写真右懸け造りの三畳間がある。それぞれが変な角度で繋がっていて一直線でないのが面白い。


これは侵雪橋。反り具合がすばらしい。奥には名物京都タワー。この構図は狙いました。新と旧です。


この庭園で一番面白かったのがこの門、傍花閣です。ため息が出るほど素晴らしい建築だ。
 
なんてアクロバティックなんでしょう!屋根の付き方がいい!

 
手前が臨池亭、奥が滴翠軒。写真ではよく分からないが、滴翠軒の右には滝がある。


二階建ての建築物。何という名前が付いているかは忘れてしまった…。二回の丸窓がいい。


夏は京都のシーズンオフ。園内には数えるほどしか拝観客がいない。そのため写真のように通路で水鳥たちが悠々と休んでいた。庭園を眺めて彼らは何を思う?

全ての建物が一つの池によって統一感を持たされている。こういうのが大好きだ。例えば全てのお堂が回廊で繋がっているような禅宗の伽藍など最高だ。


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