南会津異境巡礼 2002年8月26日〜27日

 時間はもう17:00。そろそろ宿に向かう。降り立った芦ノ牧温泉駅の周辺は閑散としていて駅名とは裏腹に温泉地は遠い。駅舎もこれまた枯れた魅力ある感じ。

 バスが来るまで40分ある。バス代を節約するため、宿にわがままを言って送迎のバスを寄越して貰うことにした。

 駅前には牛乳屋という食堂があってびっくり。牛乳を売っている店ではなく、ちゃんとかつ丼とかラーメンを出している。

芦ノ牧プリンスホテル

 地元の観光協会が主宰している「あいづゆうゆうプラン」によって、このホテルに一泊二食6000円で泊まれる。普段は10000円以上らしいので得々。

 これが宿。なんかプリンスって感じしないんだけど・・・。残念な感じ。そしてその前にホテルではなく旅館のような気がする・・・。

 部屋はなかなかいい感じ。窓際のミニリラックスゾーン(チェアー2つと小さなテーブル1つ、そして冷蔵庫)、申し訳程度の茶菓子、金庫。この旅館三大要素を満たしている時点でテンションは高くなった。これぞ旅館の醍醐味、王道。

 旅館で部屋に入って最初にすべきことと言えば、やっぱりお茶だ。当然安くて不味い茶なのだが、それがまたポイントなのだ。お茶の味など出るわけはなく、お湯に色を付けた程度のもの。三大要素のうちの一つ、お茶菓子を片手に飲むのだ。急須の茶こしが不完全で、何回煎れても湯飲みに大量の葉が入る。これはいただけない。茶菓子はフロントで売られている土産もので「もし気に入ったら買ってね」という宣伝になっている。

 そして、僕が好きなのが旅館案内。お茶を飲みながら、あるいは飲んだあと、ゆっくりとそれを眺めるのが大好き。

 そしてもう一つ。地方放送の微妙番組、微妙CMをチェック。これぞ温泉旅行の醍醐味だね。たまらん。

 食事の時、女将が五月蠅くて困った。下品な声で笑うし、何より僕はおばちゃんの高い声が大嫌い。しかも必要以上に構ってくる。割と静かに食べていたので、女将は「腹でも痛いのか?」と訳のわからないことを言い出す。ウチのサークルは食事の時、割と誰も喋らなくなったりする。まるで蟹を食べているような状態。女将が五月蠅いので、「美味しいものを食べている時はみんな静かになるんですよ」と言って黙らせた。

 女将がプリンスホテルって雰囲気じゃない。ここは名前こそ「芦ノ牧プリンスホテル」だが、実際は「芦ノ牧旅館」って感覚だ。

 食事の内容は6000円とは思えないほど。でも山奥の温泉地なのに海老や帆立が多かったのは不可思議。テキトーじゃねぇか。山関係ねぇし。

 箸袋には「芦の牧音頭」、「芦の牧小唄」、「会津ってとこはいいとこさ」、「白虎隊」の4曲の歌詞が書いてあった。歌えってこと?でもメロディ分かんねぇから歌えねぇよ。

 食事が終わったあと、風呂に入った。露天風呂である。温度はわりと低めで、早風呂の僕でも比較的長湯ができる感じ。

 ボディーソープのような容器が二つあって、上部を押すと流動状のものが出てくる。それぞれ「米ぬか」、「炭」と書いてある。初めて見たので戸惑ったが、風呂に2回入ってどっちも使って体を洗った。後で訊いたが、これはマッサージ用のクリームらしい。どうりでなかなか泡がたたなかったわけだ。「米ぬか」クリームは臭かった。「炭」は真っ黒だった。

 フロントに卓球台があったのでダブルスを組んで小一時間やった。10時を過ぎたあたりで旅館の人が二人、遠くからこっちを見てひそひそ、止めろ止めろ光線を発射してきたので、退散。

 フロントには色々炸裂なものが飾ってあって、異様な雰囲気

 
 天狗と獅子頭・・・。どうかしてる。天狗の目には黒目がない。

 フロント前の土産コーナーでは、

 「プレイスポット六本木」・・・。便利グッズにありがちなネーミングセンス。

27日(日)

 翌朝の朝食でも女将が五月蠅い。

 チェックアウトを済ませ、バスが来るまでフロント前でくつろぐ。

 同じ花が3つ飾られているが、どの花も垂れている・・・。異様な空間。

 バス停の近くにお湯が滝になって流れているところがあった。

 
 触ってみると見た目より温度は低い。42度くらい。好い湯加減です。でも滝の上の小屋が怪しい・・・。装置で涌かしてたらやだなぁ

 滝のそばの立て札が炸裂!

 「古代より続く浪漫的出会いの地であります」。浪漫的って・・・。浪漫的出会いの地・・・。
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