バスが来るまで40分ある。バス代を節約するため、宿にわがままを言って送迎のバスを寄越して貰うことにした。
駅前には牛乳屋という食堂があってびっくり。牛乳を売っている店ではなく、ちゃんとかつ丼とかラーメンを出している。
部屋はなかなかいい感じ。窓際のミニリラックスゾーン(チェアー2つと小さなテーブル1つ、そして冷蔵庫)、申し訳程度の茶菓子、金庫。この旅館三大要素を満たしている時点でテンションは高くなった。これぞ旅館の醍醐味、王道。
旅館で部屋に入って最初にすべきことと言えば、やっぱりお茶だ。当然安くて不味い茶なのだが、それがまたポイントなのだ。お茶の味など出るわけはなく、お湯に色を付けた程度のもの。三大要素のうちの一つ、お茶菓子を片手に飲むのだ。急須の茶こしが不完全で、何回煎れても湯飲みに大量の葉が入る。これはいただけない。茶菓子はフロントで売られている土産もので「もし気に入ったら買ってね」という宣伝になっている。
そして、僕が好きなのが旅館案内。お茶を飲みながら、あるいは飲んだあと、ゆっくりとそれを眺めるのが大好き。
そしてもう一つ。地方放送の微妙番組、微妙CMをチェック。これぞ温泉旅行の醍醐味だね。たまらん。
食事の時、女将が五月蠅くて困った。下品な声で笑うし、何より僕はおばちゃんの高い声が大嫌い。しかも必要以上に構ってくる。割と静かに食べていたので、女将は「腹でも痛いのか?」と訳のわからないことを言い出す。ウチのサークルは食事の時、割と誰も喋らなくなったりする。まるで蟹を食べているような状態。女将が五月蠅いので、「美味しいものを食べている時はみんな静かになるんですよ」と言って黙らせた。
女将がプリンスホテルって雰囲気じゃない。ここは名前こそ「芦ノ牧プリンスホテル」だが、実際は「芦ノ牧旅館」って感覚だ。
食事の内容は6000円とは思えないほど。でも山奥の温泉地なのに海老や帆立が多かったのは不可思議。テキトーじゃねぇか。山関係ねぇし。
箸袋には「芦の牧音頭」、「芦の牧小唄」、「会津ってとこはいいとこさ」、「白虎隊」の4曲の歌詞が書いてあった。歌えってこと?でもメロディ分かんねぇから歌えねぇよ。
食事が終わったあと、風呂に入った。露天風呂である。温度はわりと低めで、早風呂の僕でも比較的長湯ができる感じ。
ボディーソープのような容器が二つあって、上部を押すと流動状のものが出てくる。それぞれ「米ぬか」、「炭」と書いてある。初めて見たので戸惑ったが、風呂に2回入ってどっちも使って体を洗った。後で訊いたが、これはマッサージ用のクリームらしい。どうりでなかなか泡がたたなかったわけだ。「米ぬか」クリームは臭かった。「炭」は真っ黒だった。
フロントに卓球台があったのでダブルスを組んで小一時間やった。10時を過ぎたあたりで旅館の人が二人、遠くからこっちを見てひそひそ、止めろ止めろ光線を発射してきたので、退散。
フロントには色々炸裂なものが飾ってあって、異様な雰囲気。
フロント前の土産コーナーでは、
チェックアウトを済ませ、バスが来るまでフロント前でくつろぐ。
バス停の近くにお湯が滝になって流れているところがあった。
滝のそばの立て札が炸裂!
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||