南会津異境巡礼 2002年8月26日〜27日

 喜多方から会津若松へ戻り、バスに乗って飯盛山へ向かう。

 飯盛山は白虎隊自刃の地。しかし白虎隊目的で行くわけがない

旧正宗寺三匝堂(さざえ堂)

 そう、さざえ堂です!僕が一番炸裂なさざえ堂だと信じている会津若松のさざえ堂がここにあるのです。さざえ堂再訪です。

 飯盛山の入口に立って山の方向を向くと、永遠に続くような長い階段が見え、一気に気分を萎えさせる。しかし、その階段の先には目指すさざえ堂はない。

 左のコースを取ると楽々なコースであり、これがさざえ堂コースなのだ。

 
 世界唯一。誇らしげ。「摩訶不思議」。このポスターは何年使っているのでしょうか。

 階段の先には魔性の楼閣、さざえ堂がそびえ立っています。いいですねぇ。僕がさざえ堂の映画を撮るなら、ここでドライアイスを焚くのですが・・・。

 さざえ堂は口を大きく開けて全てを飲み込もうとしている。胎内に循環させ、もう一方の口から全てを吐き出しているようだ。

 入口に立つ。

 装飾は結構ゴージャスだ。三匹の竜の絡み具合がいい塩梅だ。

 左側のスロープを昇っていく。時計廻り。

 入口の正面に立つのがこのさざえ堂の設計者、郁堂禅師。仕掛け・絡繰マニア。好奇心の固まりのような、お茶目な人だったんでしょう。

 上り。窓もスロープと一緒に斜めっている。

 
 右手にはかつて西国三十三観音が納められていた。下部には賽銭などを入れる口がついている。

 最上層に至るまで、二度ほど中心部が抜けていて、昇りルートと降りルートが連絡している。狭いので、実際に抜けるのは困難。あるサイトでは「戊辰戦争の際、敵を撒くのにつかった」と説明しているが、疑わしい。向こうに別の動きをしている人を見せて、からくりを意識させる効果があるのは確実。それが意図されていたかどうかは別にして。

 振り返ったところ。

 これが最上部。太鼓橋が架かっている。

 
 天井。太鼓橋。

 この太鼓橋の向こうに降りルートがある。

 太鼓橋付近には、拝観料を払うと貰えるさざえ堂栞がたくさんぶら下げられていた。七夕じゃないんだから。

 太鼓橋を亘りきったところ。ここから降り。

 降り。

 出口。さざえ堂の真裏から出て、外の回廊を通って正面に出ることになる。

 出口には正宗寺の開祖残夢大禅師像が。残夢って格好いいね。ぞくぞくします。

 ここでさざえ堂探検は一通り終わる。

 それではいろんな角度からさざえ堂を見てみましょう。

 
 左、右から見た図。本当に「さざえ」だよね。凄いね。各層の屋根も斜めになっているんだよね。

 
 休憩所で見たのが、これ。さざえ堂のモデルです!欲しいと思っていたものが本当にあった!プラモデルでもいいから造って欲しいなぁ。絶対買うのになぁ。このケース、鍵がかかってなかった。盗む一歩手前。

 さざえ堂グッズとしては、絵はがき、実測図がある。無論どちらも買った。

 こんなさざえ堂グッズもあるが、これはちょっと・・・。「さざえ堂」って書いただけじゃん。

 
 こんな怪しいヒーリングCDもある。San-so-do(三匝堂)という名の曲が入っているようだけど、いらな〜い。

 バスが来るまで30分程時間が余ったので、休憩所を根拠にしてうろうろする。近くに立つ看板には「白虎隊墓所まで約1分」と書いてあるが、誰も近づこうとはしない。殆どのメンバーが世界史選択者という素晴らしい状況。誰も興味はないのだ。ざまあみろ。

 土産物へのツッコミを開始。期待通り微妙なものが満載だ。襤褸襤褸の扇子を「おつとめ品」として売ろうとしているところががめつい。「さざえ堂手書きうちわ」なんか、色あせてるのも平気で陳列してる。いい感じにグラデーション。やっぱり木刀が売られていた。1100円。なんか高いぞ。

 ここでは赤ベコの根付を買った。携帯のストラップとして使用。

 白虎隊自刃の地飯盛山でさざえ堂だけを見て帰る。


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