庫裏から方丈へ。
独坐庭。波打つ荒海を示しているとか。先の島は蓬莱山をイメージしている。
独坐庭をもっと迫力のある地点から臨む。
独坐庭の奥に広がる「入り江」。飛び石は蓬莱山から茶室へと連絡している。白砂を水と見立てたのがよく分かる。入り江では波が穏やかになっているのだ。
茶室。すだれが下がっているが、内部の窓のかたちが奇抜なのが分かる。
方丈に掲げられた瑞峯院の額。
仏前の香炉は象。
閑眠庭。
見方によっては十字架に見えるが…。ちょっと苦しいかな。こういうのは星座のようなもので、最初から形を知っていなければ見ることはできないんだ。
瑞峯院という寺名は、クリスチャン大名であった大友宗麟の戒名にちなんでいる。クリスチャンなのに戒名があり、寺院に墓所があるというのがめちゃくちゃだ。洗礼名はドン・フランシスコなのだから、普蘭師司怙院という寺名でも良かったんじゃない? 宗麟そのものが法号なんだよね…。
クリスチャンだったからといって、愛情溢れる大名だったかというとそうでもないらしい。というかキリスト教そのものが侵略的な性格を孕む宗教だったから、のめりこんでしまうと大変なことになる。実際そうなったようで、九州にパラダイスを建設しようと無茶なことをやったり、教義の解釈を巡って集団の分裂を招いたりと、あまり良い結果には結びつかなかったようだ。
茶室「安勝軒」。茶室というのはどうしてこうも奇抜なんだろうね。数寄屋建築を勉強せねば。
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