両毛異境巡礼 2002年8月3日〜4日

8月3日(土曜日)

曹源寺さざえ堂 群馬県太田市

 自転車を走らせ、足利のとなり太田市に向かった。県越えです。

 さざえ堂です!!さざえ堂!

 さざえ堂は周りに何もないところにどん、と立っていた。

 これが山門。

 山門の先には百観音のお砂参道が。西国・坂東・秩父の百ヶ所の砂が敷石の下に埋められているそうだ。さざえ堂自体百観音のお参りが即席でできるのに、この徹底振りはすごい。

 なんとさざえ堂自体が本堂だった。もう見ただけで三階だということが分かる。

 ここには老齢の住職ひとりしかいない。受付を済ませると、さざえ堂の説明テープが流れ出す。住職は二階、三階でも聞こえるから、と言って拝観を促す。説明テープはこの住職の声だった。はっきりいってお粗末・・・。

 一階北面を東に向いた図。

 二階への上り階段の手前にスロープ、というか太鼓橋風味の通路があった。ゆるーくカーブを描いている。左となりには二階から降りてきた時に通る下りスロープがある。上りスロープと下りスロープが隣あっていて、その間の隙間には土がみえていた。

 
 二階の中央部。

 二階の西面を北に向いた図。左には三階から降りてきた時に下りスロープがある。

 二階の北面を東に向いた図。左の手すりの先は下り時のルートで、同じ方向に向かって進む。

 右の階段は二階から三階へ昇る階段。左の手すりの先は二階から一階へ降りる階段。上りルートと下りルートが常に隣あっている。

 二階から三階へ昇る階段の手前にまたまたゆるい上りスロープ。これも太鼓橋だろうか。

 三階部を正面から。

 

 これは三階の中央部にある吹き抜け。手すりで囲まれているが、一応の安全の為に册になっている。

 左の手すり行き止まりは、下りルートの人が元に戻らないようにするためのもの。近くに下り階段がある。

 三階西面を北に向いた図。

 三階北面を東に向いた図。

 三階東面を北に向いた図。左は二階から三階へ昇る階段。

 三階南面を西に向いた図。右の手すりは上り参拝ルート。左奥は三階から二階へ下る階段。

 三階から二階に下る階段を降り、二階の西面を北に向いた図。左は下りスロープ、右は二階参拝ルート。

 二階北面を東に向いた図。手すりの左は下りルートで、先に二階から一階に下る階段がある。手すりの右は上りルートで、先に上りスロープがあり、さらにその先には二階から三階へ昇る階段がる。

 左は二階から一階へ下る下りスロープ。右は一階から二階へ昇る上りスロープ。

 一階へ降りたところで住職が朱印を書き終えて待っていた。住職は自慢げに「日本三大さざえ堂」の一つで、その中でも一番規模が大きいと言っている。「日本三大さざえ堂」とは埼玉の児玉、福島の会津若松、そしてここのさざえ堂らしい。うーん。「日本三大さざえ堂」という文句も初耳だなぁ。多分自称だろう。弘前とか取手にもあります、と言うと「小さいのはあちこちにあるらしいけどね」とすっとぼけた。あちこちって、これら5つしか現存してないんだけどなぁ。もうちょっと勉強してね。

 さざえ堂オリジナル燐寸を頂いた。これはレアなアイテムだ。

 境内にあった「だるま石」。微妙。

 この寺はあじさいが有名だという。あじさいの咲くころなら暑くもないし、足利から自転車でサイクリングがてらに訪問するといいかもしれない。

 他に申し訳程度の庭園、仏足石、東司などがあったが、見るべきものはない。

 朱印はこちら。下手くそ。スタンプって・・・。

 

 
 これは曹源寺さざえ堂のパンフレット地図。時代を感じさせます。シルクハットと杖の紳士がいい感じ。

 自転車の返却予定時刻を2時間ちかく遅れている。急いで足利に帰る。


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