外観はこんな感じ。この辺りはせまく、車は軽でないと入れないし、曲がれないでしょう。左の怪しげな御堂にえんま像がある模様。その手前の木に隠れている小さな屋根に下には六地蔵が入っている。
小石まみれの六地蔵の一つには「峠の釜めし」が…。しっかり「横川駅」って入ってます。駅弁マニアのお地蔵さんです。
気になったのがこちら。六地蔵の上に小さな棚があって、そこに首と手のない像が並んでいる。これはひょっとしたら十王像の一部ではなかろうかと。座布団を多くもらっているのが閻魔大王なのではないだろうか。地蔵と閻魔は本地と垂迹の関係にあるからね。セットになるのは納得できる。ちなみに無くなった首の変わりに小石が置かれていたりする。
門の上にはひげのおじいちゃんが居ました。…誰だろう。門の上に動物以外が乗っているのを初めてみた。
これが問題の「えんま堂」。扉がなく、丸見えだ。二層目の格子窓はえんまが覗く為の窓だろうか。大仏殿にはかならずこういうのぞき窓がある。
そののぞき窓の上にはミニミニ仁王が居た。これほどまで小さく、目立たず、特殊な場所に置かれた仁王を僕は他に知りません。隠しキャラです。
それでは、いい加減にボスキャラに会いに行きますか。
「日本一」という割にはそれほど巨大な感じがない。表情に迫力がないのが、この像を実際よりも小さく見せているのだろうか。妙に体がカクカクです。ロボットですよ。手前中央には地蔵菩薩の入った厨子が。本体です。閻魔像の後ろに描かれている四体は四天王です。
そして天井には三十三観音が描かれていました。
壁面にはおきまりの地獄絵図があります。それぞれの地獄に一体ずつ閻魔大王が書かれているのが不思議。何体もいる。
これが本堂だと思う。右の黒地に白字で書いてあるのは風林火山の文句、そして左の白地に黒字で書いてあるのは「毘」の文字と…下の文字は分かりません。要するに武田さん関係寺院ということさ。
本堂前の立て札には、この御堂に「聖天」が祀られているとのこと。是非見たいが、開いていなかった。庫裡には人気がない。呼び出すのも悪いので諦める。奥の天井には仏画などがぎっしり描かれているとのこと。やっぱり見たかったかな…。
本堂屋根上に置かれたひょうきんな獅子。楽しそうです。
また意味不明物件が。かわいいんだけどね。
他に川中島合戦関連の史料館もあったが、開いてなかった。史料館といっても物置程度の大きさだった。
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