金沢から高岡へ。金沢から東へ向かう電車は何故かいつも空いている。その方が都合がいいのだけど、金沢の人はあまり富山には行かないのかな?途中県越えをするわけで、県境付近はやっぱりあまり人気がなくて地方風味丸出し。こういうのを見るとほっとする。旅をしているという気分になれる。高岡には30分ほどで到着。

高岡は今回の旅では最後の訪問地となる。22:43の夜行急行に乗って帰る予定。現在14:30。この街には8時間ほど滞在するので、荷物をコインロッカーに預けておくことにする。そろそろ雨も降りそうだし、軽装がいいだろう。荷物をロッカーに入れる前に、売店でお土産用のますのすしをゲットしておいた。

ここ高岡は銅と万葉の街なのだとか。あまりよく知らなかったけど、とりあえず歴史のあるところなのだということは分かった。

瑞龍寺

まずは瑞龍寺。駅から10分ほど南へ歩くと、八丁道という歩行者専用の道が現れた。これは瑞龍寺と前田利長の墓所をつなぐ参道。植樹された松、白い石畳が綺麗。

下校途中の小学生とすれ違いながらとことこ歩いているうちに雨が降り出した。今までよくもった方だよ。

そして瑞龍寺に到着。境内自由と思っていたが、500円を請求された。国宝に指定されてから取るようになったらしい。


これは瑞龍寺の伽藍復元図。現在は伽藍下部の左右にある七間浄頭(東司)と浴室はなく、その部分の回廊も失われている。右の人の図は、七堂伽藍というものが、人体になぞらえてあるということを示すものだが、そのことを説明する文章が一切ないので、分からない人が見た場合はただ気持ちが悪いだけだ。


まずは総門。奥には山門と、…団体客が。駐車場に数台の観光バスが留まっていたので、分かり切っていたことなのだが。総門と山門の間には白い砂利が敷かれていた。


そして山門。回廊と繋がっているが、山廊っぽい部分が左右に付属している。自分が気になっているのは階段の有無なのだが…。

果たして有った!これは山門正面から見て右側から撮ったもの。右にのみ階段が付いているようだ。パンフレットに拠れば楼上にはやっぱり釈迦如来と十六羅漢が安置されている。階段を登ることはできるが、天井にふたされていて、楼上に入ることはできなくなっていた。団体客がうろうろしていたのであまり無茶できない…。

山門をくぐったその先には

正面は仏殿。左は禅堂。右手前は大庫裡、その先に建つ楼閣風味の建築は鼓楼、そのまた先は大茶堂。仏殿は唯一回廊とは繋がっていない。典型的な禅宗様式だ。雨に濡れずに入ることは不可能だ。芝生が敷き詰められていてとても綺麗だ。これで晴天ならもっと素晴らしいのに。


それでは右周りに諸堂をまわってみる。北陸のお寺にはこういう回廊が多いような気がする。


回廊から境内内部を撮る。うーん、とても綺麗な境内。初夏とか気持ちよさそう。真夏でも涼し気かも。


しばし歩くと禅堂。いわゆる修行の場。そのお堂の入り口付近にはおきまりの魚板が下がっていた。お腹の減り具合に唖然。


禅堂前から撮った法堂。仏殿の奥、伽藍の最も上に位置する。右に少し写っているのは仏殿。


法堂内部。中では住職が団体客に説教していた。


ちょっとわかりづらいが、ウッチュシュマ。普通は東司に祀られる明王だが、現在東司が失われているので、法堂に安置されているのだろう。こちらのウッチュシュマは変わっている。左足を左手で持ち上げ、右足一本立ち。足下の小さい物体は猪頭天という猪の神。こいつが悪さをするので、縄で縛りあげ、足蹴にしているらしい。ということは右手に持っているのは縄か。一本足だから、杖を持ってバランス取っているのかと思ったよ。猪頭天、凄く可愛い。中国の猪豚蛇とは関係ないのかな?一体どんな悪さをしたんだろ。


法堂の右部分には気になる階段が!上には鐘がつるされていた。瑞龍寺の伽藍に鐘楼がないので気になっていたが、これが鐘楼の代わりなのかな?


秋葉三尺坊。いわゆる烏天狗。火伏の神ということで防火のために祀っているのかな?脇侍はなんだろ?だいぶ不動明王と同一視されてますな。スタイルが全く一緒です。


境内の中心に建つ仏殿。右後ろ斜めから。これからいよいよ潜入します。


禅宗でよく見られる須弥壇。中国式の釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩らしい。ライトアップが効果的。仏殿内部ではお坊さんがいろいろと解説していた。解説とあわせてライトを中てる部分を変えて見たりと分かりやすい。

 
この仏殿の最大の特徴は天井だろう。まるで、喩えがおかしいが、教会のドームにような雰囲気。荘厳です。こういうのを華厳というのかな?ふしぎな造りです。それに自由に撮影させてくれるので嬉しい。


須弥殿の後ろに安置されていたのは、普通は浴室に祀られる跋陀婆羅菩薩。別名賢護菩薩。首楞厳経では自己と水が同じであることを悟ったので、浴室に祀られるのだとか。両手で持っているのは、お湯をかきまわす道具。草津の湯もみに使われるようなもの。ざぶざぶやっているわけです。現在瑞龍寺には浴室がないので、ここに祀られているのでしょうな。跋陀婆羅って元のサンスクリットでは何という意味なんだろう。


また回廊に戻り、大庫裡へ。

やっぱり凛々しいあいつが居ました。ここの韋駄天はなんだかクールです。


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