塩田平塔めぐり 2004年1月17〜18日

17日(日)

今回、長野県の別所温泉に行くことになった。2002年の12月の時のように(北信ゆるゆる異境巡礼)、旅行会社のフリープラン(往復新幹線、宿泊代込み)を利用した。一人あたり16500円。安いと思う。

塩田平とは、上田市内の南西部の平野のこと。長野県には善光寺平(北信)、塩田平(東信)、佐久平(東信)、松本平(中信)、諏訪平(南信)と五つの「平」があり、その中の一つ。別所温泉や三重塔を擁する寺院群をかかえている。

別所温泉は上田市内にある温泉地。長野県出身の先輩に拠れば、東信の上田はそれほど雪が降らないのだという。長野県はどこでも豪雪地帯だと思っていたが、よく雪が降るのは北信(長野市など)くらいなのだそうだ。せっかく露天風呂のある宿を選んだのに…と少し落胆していたのだが、17日は関東地方でも雪が降るという大荒れの天気。幸運にめぐまれた。

新幹線は東京駅を出た。午後から東京でも雪が降るようだ。上田ではもう降っているのだろうか。久々の新幹線。座席間も十分、心地のよいシートに身をうずめるといい気持ち。高崎を出るとトンネル多発地帯に入る。秘境駅に認定されている新幹線駅安中榛名を通過するとまたトンネルへ。そして…。トンネルを抜けるとそこは、雪国!真っ白!!軽井沢で乗客の半分が降りた。軽井沢を出るとまもなく目的地上田。新幹線から降りると、身を切るような冷たい風にさらされた。雪も既に降っているようだ。

上田駅に降り立つと時刻はまもなく12:00。長野出身の先輩に薦めてもらった「刀屋」という蕎麦屋で昼食をとることにした。行列のできる店だというので少し心配。駅内の観光案内所で場所を訊き早速向かう。


刀屋。行列はできていない。チャンス!ざるそばともりそばはそれぞれ小、中、普、大の四つのレベルに分かれていた。そこで自分はざるの普通、相方はもりの普通を注文したが、店員に「女性の方には普通はおすすめできません」と言われてしまった。どうやらこの店の盛りはハンパじゃないようだ。相方は中で注文。自分は普通のままで注文。さて、どんなものが出てくるのだろう…。


!!!盛りが凄い!!こぼれそうなんですけど…。他の店の三人前分ありそう。これでも600円。つゆにネギ、大根おろし(うまい!)、わさびを入れて早速食べる。コシもハンパじゃない!無論おいしい!相方は中でも残してしまった。僕はなんとか完食、相方の残した分も食べた。


上田市内のセブン・イレブンの制服は変わっている。


ところで上田市はかつて真田氏が居をかまえた地。真田六連銭がところどころにちりばめられていた。


これでもか!って感じ。北口ではなく「お城口」。ちなみに南口は「温泉口」。


しなの鉄道の上田駅には真田十勇士の図像が。しなの鉄道で一駅移動。

しなの鉄道とは、長野新幹線開通にともないJRが切り捨て、私鉄化された信越本線の一部。JRが切り捨てたのは横川(群馬県)〜長野の部分で、現在しなの鉄道として運行されているのは軽井沢〜長野。横川〜軽井沢は峠越えが大変なので、現在ではバス輸送に切り替わっている。切り捨てなくてはならないほど乗客が少ないのかな?と思っていたらかなりの乗客。不思議。電車もJRのものを流用しているみたいだ。塗装を変えただけ。

 
上田の隣り、信濃国分寺駅。駅付近の古刹の名をそのまま駅名にしている。多少寺院建築ぎみ。駅名標も木彫りだ。地方の私鉄とはいえ元JRだけあって立派な駅舎だ。


駅前にあったナゾの滑り台。「緊急用すべり台」だってさ…。なんかそそられる!

信濃国分寺へと急ぐ。


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