常照寺
さて、残りは常照寺と光悦寺だけ。大徳寺の更に先にあり、またバスの本数が非常に少ないため、時間が気になる。現在15時。拝観時間には間に合うと思うが、行ってしまったらその二寺で終わりだと思う。
岡崎神社前からいったん二条城前まで行き、バスを乗り換える。
大晦日だからか、寒いからか、拝観客は自分だけ。元々そんなに拝観客がどっと押し寄せる寺ではないため、おそらく今日は自分くらいしか居なかったんじゃないだろうか。ただ、春になれば山門までの参道は吉野桜が咲き誇るらしい。
「帯塚」だそうだ。女性の着物の帯に対する供養の類のものらしい。ちょっとした庭園のような様相を呈している。面白いかたちに刈り込まれた杉などがいい。 |
その隣の宝蔵。たぶん経像かと思う。 |
常照寺の本堂。
本堂内の須弥壇には、日蓮を中心として四天王や文殊、普賢などが曼荼羅を形成していた。日蓮の像の頭には「頭巾」がかぶせられていた。 本堂内では住職が忙しく掃除や片づけをしていた。「師走」とはまさにこのことをいうのだろう。忙しいながらも住職は境内の説明をしてくれた。 |
とにかくナンテンの赤が綺麗だった。 |
広い庭園の片隅に据えられていた手水場。落ちた花びらが彩っていた。 |
なぜか波のりウサギの瓦が!!! 寒くて早々と退散してしまったが、鬼子母神堂があったようだった。日蓮系の宗派では重要視される鬼子母神だが、パンフレットの写真にその像の写真が載っている。とても奇妙な様相を呈している。鬼子母神像といえば子どもを抱く座像が多いが、ここの鬼子母神像は立像で、しかも女性とは思えないほどごつい表情をしている。まるでダルマだ…。ただ、この像が公開しているかどうかは不明。 |