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師走の洛北・洛西 2007年12月29〜31日

正伝寺

しょうでんじ

京都府京都市北区西賀茂北鎮守菴町72

市バス「神光院前」下車徒歩15分

マピオン

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正伝寺

深泥池から神光院までバス。そこから徒歩。先ほど円通寺から歩いて一山越えて町に出てきた感じはあるが、まだまだのんびりしている。

正伝寺。ある程度迷って到着。近所の農家で道を訊いた。収穫したネギを縛っているところだった。まだまだ町はずれといったところだ。

ある程度階段がある。

境内に到着。石段には枯れ落ちた楓が張り付いていた。紅葉のシーズンは既に終わって久しいと思うが、まだその名残があった。これはこれで綺麗だね。

典型的な臨済宗の庫裡。門前の南天が赤い実を付けていた。庫裡の白とのコントラストがいい。

庫裡の床には、丸軒瓦などが埋め込まれていた。おしゃれですな。立て札の「照顧脚下」は足下に気をつけよという意味だ。

獅子の子渡しの庭と呼ばれる正伝寺自慢の枯山水庭園。サツキは左から三、七、五株あり、つまり七五三なのだという。

奇数というのは、東アジア世界では縁起のいい数字ということになっている。たとえば、これらが重なる日は何かのお祭りになっているのだ。

1/1→元旦、3/3→桃の節句、5/5→端午の節句、7/7→七夕、9/9→重陽の節句

正伝寺は南禅寺派。南禅寺には虎の子渡しの庭があるが、ここはそれに遠慮して「獅子」と言っているのだろうか。

さて、ここ正伝寺も比叡山を借景としている。妙満寺、円通寺しかり。

庭園の奥には門。誰も訪れる人もなく、凄く落ち着いていた。

この庭園は白壁で囲まれている。世界を閉じこめているのだ。一つの世界の奥に、もう一つの世界の存在を見せて、奥行きを意識させる。それが借景だ。

方丈。見事な格子だった。

方丈内から比叡山を望む。

虎。南禅寺でも見たような虎だ。

見事な棚(これってなんて言うの?)。正伝寺は正式には「正伝護国禅寺」という。実際、天皇家とのつながりを有していたとか。門跡寺院ではないが、何らかの縁があって、宸殿にあるようなこのような棚があるのだろうか。

十二支の水彩画が売られていた。

うさぎ! 大覚寺の障子戸でもこういうの見たなぁ。水呑みの虎は南禅寺でも見られる。

十二支に混じってなぜかだるまが…。かなりのデフォルメで可愛いぞ。

タイトル、夢。木魚を枕にうつらうつら。

さて、正伝寺はこれくらいにしよう。最後にちょっとトイレへ…。寒い…。

境内の片隅、東司(トイレ)で見つけた手水場。よくみたら、生けた植物の根本に亀が…。剣山か?

だるま? かと思ったらタヌキ! 何してんのよ?!

さて、下山しよう。もう14:30になる。次は大徳寺。この辺りまでくればバスはいくらでも走っている。

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