勝持寺
大原野神社の参道の脇道には「勝持寺への近道」という看板が出ていた。獣道のような脇道を上っていくと、勝持寺への入り口が見えてきた。
入り口付近には、近くに願徳寺という寺の案内があったが、ぼちぼち帰りのバスの時間が気になるので、勝持寺を以て終わりにしよう。 |
拝観料を支払って本堂のほうへ向かうと、途中に茅葺きの民家風の建物が。庫裡だろうか? 早朝には雨が、そして先ほどは雪が降っていたが、にわかに日が照ってきた(それでも寒いが)ため、屋根から白い湯気が出ていた(画像でははっきり見えないが)。 |
庫裡(?)前のナンテン、いやマンリョウだろうか? 奥にも黄色いセンリョウも。とにかく鮮やかで綺麗だ。 |
本堂。阿弥陀が安置されているので、阿弥陀堂とも言われる。 |
阿弥陀はともかくとして、脇侍が雑多。左からまず役小角(ただし前鬼、後鬼はいない)、兜跋毘沙門天(下から地天女が支えているのが分かる)、地蔵菩薩、不動明王。
兜跋毘沙門天は、地天女が支えていなければ普通の毘沙門天だ。あの不思議な表情もない。また、不動明王のヘアスタイルも独特で、強烈な天然パーマのようだ。
毘沙門天と不動明王が脇侍でセットになることはあるが、毘沙門天はバリアントの兜跋だし、並び方が対になっていない。例のように他の堂宇に祀られていたものが集まっているだけだろう。
堂内に掲げられていた涅槃図。阿弥陀堂に涅槃図というのもまたよく分からない。これもどこかの堂宇にあったものを持ってきただけだろうか。 |
宝物殿のような薬師堂。朝のお勤めだろうか、堂内では読経が行われていた。
さて、急いでバス停に戻らねば。乗らなきゃこの寒いところにあと1時間以上もいなくてはならないのだ。