春光院
清水道バス停から高台寺方向へ。過去に勝利摩利支尊天として紹介した寺を再訪するため。その時は狛猪の存在を確かめるために境内の摩利支天堂を観たにとどまった。というのも、前回は境内のあちこちで土木工事をやっていて、境内全体がどのようになっているのかがよく掴めなかったからだ。
そのときは狛猪があるかどうかさえも掴めなかった。
高台寺への坂道を上っていたら、右手にこんな楼閣(?)を見つけた。どうみてもふつうの邸宅にはみえない。が、全く情報がなくどんな名を持っているのか依然不明。このあたり。 「高台寺鳥居本」、あるいは「茶房はれま」というお店なのか、あるいは青龍寺の堂宇の一部なのかは依然として不明だ。 |
さて、春光院。茅葺きの山門。感じでは非公開っぽい。遠目で観ていたら、小門から入っていく着物姿の女性が入っていった。地元の人のようなので檀家さんだろうか。 用を済ませたのか、2分後には出てきたので、訊いてみるとやはり非公開寺院だとか。しかし塀は低いので、中の様子をうかがうことができる。 |
奥に見えるのが摩利支天堂だ。かろうじて前回観た猪の額が掛かっていることは確認できたが、狛猪らしきものは全くない。 |
境内はかなり綺麗に整備されている。 このあたりはねねの道の南端あたりで、人力車のたまり場になっている。塀ごしに写真を撮っていたら、いかにもな「観光客」がいぶかしげに自分を見ていた。 企画などイベントがある場合には内部に入れるらしい。 ちなみにこの春光院は、高台寺の一塔頭。 |
相変わらず激混みのねねの道を北上しつつ、細かい物件を見ていく。
こちらも高台寺の塔頭である月真院。ロマンチックな響きの名を持つこの寺は宿坊を兼ねている。右の白壁に、丸いくぼみがうっすらとあるのが分かるだろうか。ひょっとするとこれが満月を示しているのだろうか。
白壁の向こうはおそらく方丈と方丈前庭園が広がっているはずだ。宿泊者なら拝観できそうな感じ。
L字になっている書院の奥の部屋には円と角の窓。悟りと迷い。
普通の町家のようだが、二階に装飾が。 ただの町家ではなさそうだが、真ん中の額になんと書いてあるのか分からないし、不明のまま |
庭園が見事な洛匠という和風喫茶。先月に来たときは夜で、かなり雰囲気が良かった。昼観てもなかなか良い感じ。 |
さて、ねねの道の最北端までやってきた。おなじみの「祇園閣」だ。