旧吉野家
旧吉野家は替わりの駐車場に指定されるくらいなので、すぐ近くにあった。予定していた次の物件の道すがらにあったので、立ち寄った。 江戸初期から始まる地主の屋敷。 …牛丼屋ではない。 |
カッテ(勝手)には囲炉裏。今日は暖かいので火は必要ないが、多分観光向けの見せ物だと思う。 |
ダイドコロ(台所、土間)には大釜、大樽、とうみなどが展示されていた。管理人は外の茶畑(?)で掃き掃除をしていた。
さて、あがりかまち。収納があった。ちょっと失敬してひっぱってみたが、特に内部に展示物があったわけではなかった…。ザシキ(座敷)にはレトロな時計が掛かっていた。ザシキの左からはカッテに連絡している。
ゲンカン(玄関)。ここからあがったりすることはできない。 仏壇などが置かれている。 |
オク(奥の間)。宴の膳が据えられていた。違い棚、床の間、付書院(右画像)が。付書院の障子の格子がなかなか繊細になっていた。これが現在の住宅建築の源流である書院造りだ。
ところで付書院というのは、文机として使用されたからその名があるのか!? 今気付いた…。障子があるのは明かり取りだったのか…。もっと勉強しないと…。今は茶室建築が知りたい。茶道をやってみればその意味が分かるのかと思っているのだが…。
オクとデイの間の欄間もなかなか繊細。右画像は梁の釘隠。まんじまるさんが発見した。日本の住宅建築にはいろんな見所があるのだ。
右は…寺院建築でいえば「庇」になるのだが…。住宅建築となると分からない…。奥の欄間がこれまた繊細だ。見所がたくさんあって楽しい。
左は何を掛けるためのものだろうか。刀…ということはないだろうな。なぎなた…でもないよね?
ゲンカンの裏の間、ナンド(納戸)。その名の通り、いわゆる物置になっている。 箱に具体的に収納物の名が書かれていた。 |
次はいよいよメインの一つ、塩船観音寺。