上野界隈異境巡礼 2003年4月13日

すっかり温かくなったのでどこかに行きたくなった。といってもあまりお金はないので、上野動物園を中心に上野界隈の物件を見て回ることにした。桜はすっかりピークを過ぎていて、「散華」ももうすぐ終幕を迎えるような時期。 遅めに出て、11:30頃に上野公園に到着。

清水観音堂

まず向かったのは清水観音堂。上野公園内に建つ仏堂。不忍池を琵琶湖に見立てた江戸ヴァージョンの清水寺だという。ホント天海は見立てが好きやねー。天海ということで、多分天台宗だと思う。本尊も千手観音だしね。

 
清水ということで、舞台もある。でも懸け造りではない模様。舞台をメインに撮影したので、本堂がよく分からなくなってしまいました。左写真の左、赤いお堂がそうです。落ち着いた赤色なので好印象。

内陣の中心に千手観音、その両脇に三段で安置されていたのが二十八部衆と風神、雷神。二十八部衆ということで小躍り。散脂大将はどこかなー?と正面から見たのだけど仏像は小さいし、3mほど離れているのでよく分からない。視力もないしね。内陣のすぐ右には子育観音の仏壇があった。お参りする人は靴を脱いで入れるようだ。子育観音の仏壇の前から二十八部衆を間近で観ていたら、「こちらから観て下さい。」とおばさん寺務員の声がした。正面から観ろ、ということらしい。「何故ですか?」と聞くと「内陣には上がらないで下さい。」との返答。「ここ(子育観音の前)には上がれるのではないですか?」と食い下がると、「そこはお参りする方のための 場所です。そこからは観ないで下さい。」との返答。確かに僕はお参りしているわけじゃないからここに居るべきではないだろう。寺務員の言う通りです。でもよく観たい。「よく観たいんです。」と素直に本心を伝えると、今度は若い住職さんから「仏像は拝むもので観るものじゃないんですよ。」とダメ押しされた・・・。拝むものであって観るものではない・・・。至極ご尤もです。それを言われたらもう返す言葉はありません・・・。「はい分かりました。」と靴を履いて正面から目をこらして観ることにした。でもよく分からなかったなぁ・・・。

「拝むものであって、観るものではない」。やっぱり僕みたいな人はお寺に行っちゃダメなんだろうか。お寺に行くといつも後ろめたさを感じるんですが、今日はあからさまに拒否されました。このことについてよく考えて、書こうとすると長くなるのでこの辺で止めます。

 
本堂ともう一つのお堂を結ぶ空中回廊。こういう三次元交差大好きです。太鼓橋ぎみになっているのも好印象。江戸期の建築様式を伝えている・・・ような気がする。古建築では、回廊の強度を保つためにアーチ形を為していることが多い。


本堂と空中回廊を介して繋がっているのがこのお堂。赤いペインティングも施されておらず、落ち着いた感じがする。

少し沈んだ気持ちで清水観音堂を立ち去る。


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