上野界隈異境巡礼 2003年4月13日

以前から気になっていた「上野大仏」。往時は上野の山に座していたらしい。現在は頭部だけが残っているという・・・。なにやら臭いますね!どんな状況になっているんでしょう・・・。

上野大仏・大仏山パゴタ

上野大仏の遺構は小高い丘の上にあった。


これは!!


なんと壁にはめこまれていた!・・・怖いよー。頭部というより顔面。髪の毛ないしね。


顔の側には表札のように「上野 大佛」。姓は上野、名は大佛。「上野さーん、速達です」。


丘の中心にはエキゾチックな石製仏塔が建っていた。この丘が「大仏山」で、この仏塔が「大仏山パゴタ」ということらしい。


仏塔内には薬師如来、脇侍に日光、月光菩薩。内部はドームのようになっている。あの大仏はどうやら薬師如来らしい。ここに薬師如来が建っている(建っていた)のは、多分家康と関係があることだと思う。東照大権現の「東」は西のアマテラス(天皇家)に対抗している(同様に東照宮と伊勢神宮の対抗図式がある)のだと思っていたが、それだけではないようで、「東」方瑠璃光浄土を司る薬師如来と同体とされたようだ(事実東照大権現の本地は薬師如来と考えられている)。ここ上野公園は寛永寺の寺域みたいなものだからね。

ちなみに僕ら以外にここに近づく者はいませんでした。あの異様な物件が人を寄せ付けない。「父さん、すごい妖気ですよ!」

大仏山を降り、そろそろ動物園へ。


動物園前ではトーテムポール。最近見かけなくなった。アニミズム。でもこんなの撮るの僕くらいだよなー。相方も撮ってましたけど・・・。


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