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越南漫遊記 2010年5月24~30日

福建会館

Hội Quán Phúc Kiến
46 Trần Phú
7:00-17:30

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福建会館

さて、次は福建会館。

途中で見かけた中華会館。ここも泣く泣くスルー。…帰ってきてから調べたところ、ここはチケットは無関係で無料で入れたらしい。

福建出身の華人による、いわゆる「県人会館」のようなもの。現在でも機能しているとか。内部には、道教の神である、天后聖母が祀られている。天后聖母とは、海の貿易商人らしく、海の女神であるマソのこと。長崎にもこのマソを祀る寺がある。

ド派手な門の二層目の額にはなぜか「金山寺」とある。

突然クィンさんが「ベトナムにも万里の長城があるのを知っていますか?」奥さんとともに真顔で「え!? ベトナムにあるんですか?」
クィンさん「ありますよ。知らなかったんですか?」
私「…ど、どこにあるんですか?」
クィンさん「ここです!」

ミニチュアかよ! クィンさんもなかなかお茶目だなぁ。

狛犬がかわいい。

やっぱりここにもあった、龍虎。

これが福建会館の内部。額には、海が荒れないことを祈るようなことが書かれてある。天井から吊されているスプリングのようなものは線香だという。願い事を中央から吊った黄色い札に書いて、線香に火を付けるのだという。

額の「寰海鏡清」は、海が鏡のように澄んでいること、つまり海がおだやかであることを示し、海難防止を祈願している。

中庭。ザ・中国!

一番奥のマソ廟。ここにも大量の線香がつるされていた。

長崎でも見た海風耳と千里眼。奥に控えるマソの手下で、その名の通り、海難にあった船を目や耳で感知してマソに伝える役目を担っている。

お供え物のビンロウ。果物ではあるが、普通の果物とは食べ方が違う。これを嗜好品としてかみ続けるのだ。連用すると歯が黒くなるという。

偽の金塊や偽の紙幣。…あれ? これ、全く同じのを今朝フォーン河にかかるフースアン橋で捨てられているのを見たな…。クィンさんに訊いてみると、「それは葬式に使った物です」とのこと。なるほど、やっぱりおもちゃじゃなかったんだな。

これが「本尊」であるマソ。

他によく分からないが、おそらく道教の神だろうというものたちがずらり。左の像にあるベトナム語には「十二人の産婆」とある。このベトナム語の看板によって漢字の部分が覆われていて分からなくなっているのだ。

右の像には「六姓王爺公」とあり、それぞれに「欽王爺」「張王爺」「舜王爺」「朱王爺」…とある。どうやら王爺信仰というものがあるらしく、現在では台湾で盛んらしいが、疫病の神だとか。くわしいことは分からないが、こういう信仰がこの地にあるのも、海のシルクロードの重要地点として発達したからだろうか。

ガイドブックには、祭壇に17世紀に福建省からやってきた6家族の家長の像がある、とあり、疫病信仰とは無関係で、単なる先祖崇拝なのかもしれない。ピルグリムファーザーズみたいなもんだろうか。

光緒二十六年の額が。西暦では1900年。

と、今日の行程はここで終わり。現在16時。クィンさんは、夕食にはちょっと早いので、今からすぐにホテルに行くか、自由行動としてホイアンの町並みを観るかを選んで欲しいとのこと。ホイアンをもう少し観たかったので後者を選んだ。クィンさんは17時までここ福建会館で待っている、とのこと。

とりあえずいったん解散。

早速、一番近い関公廟に向かった。…が、チケット制であることを思い出した。うーん、チケットを買いに行くのもかったるいし、人も多くて暑くて疲れるので、せっせと町並みを観るのもやめようかなと。

クィンさんが言うには、向こうに川(トゥボン川)がある、とのことなので、そちら方面へと向かい、しばし夕涼みすることにした。

現地の人でごった返す市場を通り抜ける。観光客は絶対に訪れないようなところ。結構気をつけながら歩く。

抜けたところはこんなところ。かつてはここまで船がやってきたということか…。

写真として切り出すと結構風情があるのだが、足下には切り落として捨てた魚の尾びれがたくさんある…。かなり匂う場所でもあるので、こんなところで夕涼みという雰囲気でもない。引き返そう…。

かなり暑いし、今後のことも考えて水を買っておこう。都合よくドンもある。適当に見つけた店で水を三本、レモンティーを一本、アイスを一個。合計で45000ドン(225円)。なお、このうち水一本、レモンティー一本、アイス一個は奥さんだの分だ。

そんなこんなをしているうちに、もうホイアンを終わりにしてもいいや、という気になった。特に自分は早朝から宮殿を観ていてかなり疲れている。福建会館に戻ってクィンさんを探すが、居ない。うろうろするのはやめて、とりあえずここのベンチに座って待とう。

ここの飼い犬なのか分からないが、餌を与えられて食べていた。

少し待っているとクィンさんが登場。ホテルに行きたい、と伝えると、今ホテルに行ってもすぐに夕食になるから、もし食べられるならばすぐ夕食のところに連れて行く、とのこと。お腹もすいているので、夕食を取ることにした。

何故か冬物が売られていた…。これ、ベトナムで売れるのか?

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