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越南漫遊記 2010年5月24~30日

フーンフンの家

Nhà Cổ Phùng Hứng
101 Nguyeễn Thị Minh Khai
8:00-12:00, 13:30-17:30

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フーンフンの家

さて、ホイアンでは、各種見所が満載だが、それぞれのスポットでいちいち見学料を払うのではなく、チケット制になっている。街の各所にて一枚55000ドン(275円)のチケットを買い、それぞれのスポットで使う仕組み。一つのチケットが四枚綴りとなっているのだが、単なる回数券ではなく、5つのカテゴリーの中から一つだけを選べる仕組みになっている。つまり、
1. 4つの博物館(サーフィン博物館、貿易陶磁博物館、ホイアン歴史文化博物館、
ホイアン民俗博物館)
2. 3つの中華会館(潮州会館、広肇会館、福建会館)
3. 4つのオールドハウス(チャン家の祠堂、フーンフンの家、クァンタンの家、タンキーの家)
4. 2つの無形文化館(伝統音楽コンサート、手工芸品ワークショップ)
5. その他(関公廟、日本橋)
のそれぞれから一つずつ選ばなくてはならない。

例えば、我々は既に日本橋に行ったため、自動的に関公廟には行けなくなったのだ。したがって、全てのスポットを回るには、チケットが4枚必要になりかなり効率が悪く不満だが、仕方ない。

ちなみにこのパックツアーでは、
1.貿易陶磁博物館(シルクロード博物館)
2.福建会館
3.フーンフンの家
4.(なし)
5.日本橋
を回る。

まずはフーンフンの家。ホイアンの独特な邸宅建築の一つ。200年前に作られた貿易商人の家で、木造。ベトナム式は勿論、中国、日本の建築エッセンスが取り入れられている。

「フーンフン」とは面白い名前だが、漢字では写真のように「馮興」と書く。

 

観光客がひっきりなしに押し寄せているが、実際にこの家に住んでいる家族がおり、その一人が内部を案内してくれた。現在は8代目らしい。クィンさんがその通訳をしてくれた。

二階建てになっているが、吹き抜け部分もあり、気持ちが良い。

二階の床の一部は取り外し可能となっており、この格子を取ると、一階から大きな荷物を二階へと上げることができる。ホイアンは洪水に見舞われることが多いため、この機構が役に立つらしい。

二階には位牌を置くようなところがあった。これは中国風かな。 ここには日本人ではなくフランス人ばかりがいた。フランス語ばかりが聞こえてくる。

二階からはテラスに出ることができる。先ほど作ったランタンが下げられていた。テラスの装飾は鯉だろうか。龍になるという伝説をモチーフにしているのかもしれない。

これがホイアンの町並み。日本の町並みを彷彿をさせるような気がしないだろうか? 特に左側。埼玉の川越のような町並みだと思う。どこか懐かしさを感じる。

ちなみに行程にはない広肇会館は素通り。ド派手。中華廟というのはどこでもこんな感じなんだろうか。うーん。ちょっとだけでもいいから見たい。内部には関羽が祀られているらしい。

ホイアンの街並み。相変わらず花が咲き乱れている。

カフェ。おしゃれだ。

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