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越南漫遊記 2010年5月24~30日

ティエンクン洞

động tiên cung

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ティエンクン洞

これは「闘鶏岩」と呼ばれるもの。向かい合った闘鶏に似ていることから。分かりやすい。

ハロン湾のハイライト、鍾乳洞のあるダウゴー島へと乗り付ける。

 

少し上ってから振り返ってみるとなかなか壮観だ。見晴らしがいいので、ロアンさんがこれをバックに写真を撮ってくれた。なお、入り口付近にはちょっとした土産物屋があった。こういうのば万国共通なんだな。

鍾乳洞の入り口は結構地味。ティエンクン(天宮)洞と呼ばれる。

内部の鍾乳洞は色とりどりのライトアップが施されていた。

ロアンさんの説明によると「既に死んだ鍾乳洞」らしい。もう石筍は成長しないってことなのだろうか。内部は涼しいかと思っていたが、日差しが当たらないだけで、蒸し暑さは外と変わらなかった。風が吹かない分外より暑かったかもしれない。

この鍾乳洞に限らず、ベトナムではむしろ風の吹く外の方が涼しく、エアコンのきいていない屋内などの方が暑くて、じっとしているだけで汗が噴き出してくる。鍾乳洞の中は西洋系の人が多かった。

さて、ハロン湾はこれでおしまい。来たルートを舟で戻って15:00。車に乗ってハノイへと戻る。朝早かったこともあって車内では寝てしまった。ロアンさんも居眠りしていたようだった。

帰りはお菓子やお茶を売っているお店でトイレ休憩。ここもベトナム人は絶対に訪れないだろう、という店。やっぱりわざわざ店の中を通過しなくてはならない。入り口にはwelcome to viet tien sonとある。ヤシのような葉を屋根に葺いた、わかりやすい南国の住居のようなデザインになっているが、ついにベトナムでこんな住居を観たことはなかった。日本にも、外国人受けするように過剰に日本色を出す土産屋が観光地にあったりするが、そういうもんだろうか。

みやげものとしてはそれほど魅力的なものがなかったし、旅程の前半で土産を買うつもりもなかったので、しつこい売り子をかわして店外へ。暑いのを我慢して外で休憩時間終了まで待とうか、と思っていたところ、丁寧に日本語で「世界へ送れます」と書いてあった郵便ポストを見てふと思いついた。…そうだ! ベトナムの切手を買おう。「送れます」と書いたポストを設置しているのだから、ここで切手を売っているはずだ。ホーチミン市では中央郵便局が見学ルートに入っているが、行程表によれば「外観のみ見学」と残念な文言が入っていることに気づいたので、ここで切手を買っておこうと思ったのだ。

さっきかわした売り子の元に行き、"i want some postal stamps"と声を掛けたが、リアクションが薄い。英語が通じると思っていたのに…。手振りで説明すると、合点がいったようで「こっち!」と案内されたが、そこには絵はがきがあった…。違うって。重ねて"no, no. not postcard. i want some stamps!"と言うとやっと分かってくれた。多分stampsという言葉を知っているわけではなく、「はがきじゃなければこっちかな」ということなんだと思う。小学校から英語教育があるから英語が通じる、とロアンさんは言っていたが、結局は人によりけりなんだろうなぁ。日本人も同じだし。

切手をシートで見せてくれた。合計50,000ドン弱の切手を数枚購入。ドル払い。「2ドル」と言われたので払った。まだドンがどれくらいの価値を持つのか感覚で理解できていないので、提示されたドルが適正なのかの判断ができない。なんかふっかけられているような感じはあるけど…。どうなんだろ。で、後で計算してみたところ順当なものだった。疑ってごめんな。

休憩時間終了、再びハノイ市内へと車を走らせる。

17:30頃。空き地でサッカーに興じる少年たちを見かけた。ロアンさんに聞くと、ベトナムで一番人気のあるスポーツらしい。他にバドミントンなども人気があるという。そういえば昨日ハノイの公園でバドミントンをやっているのを見たな。

放し飼いの牛がいる草っ原でもサッカーをやっている。のどかなだぁ。牛も逃げないんだな。

葬式用の花輪を運ぶ女性。ベトナムではこういうサイズらしい。なお、ベトナムでは花を愛でる人が多いらしく、確かに花売りの店をよく見かけるし、これでもかと花を飾る家ばかりが並んでいる。

ロアンさんは、今度仕事でではなく初めて遊びで日本に行くらしい。横浜に恩人がいて、是非会いたいのだが、老人ホーム的な施設に入っていて、その家族と一緒でなければ面会が許されないので困っているという。そこで「そのご家族を通して、施設にロアンさんが面会できるようお願いしてもらったらどうですか」と言ってみた。ちなみにロアンさんは雪を見たことがないという。

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