バスで次の訪問先へ。時刻はもう14:30。一番暑い時間だ。うだるような暑さが襲ってくる。


法華寺。何の前調べもなくこの寺にやってきた。


柵の奥には浴室が見える。いわゆる「から風呂」で、お湯を張って入る浴槽ではなく、蒸し風呂、サウナ。なんだか臨済宗のような建築様式。


本堂。ここでも先客が本堂の階段で腰掛けて休んでいた。

暑さでやる気がなかったのか、他にあまり人が居なくて気が引けたのかわからないが、このまま寺を出てしまった。


本堂に安置されているという十一面観音。上の写真はよそで張られていたポスターを撮ったもので、以下はこのポスターで観た印象。

色が茶(木の上に色をのせていない)というのもあるが、ゆるくパーマのかかった髪をおろしていて(水で濡れているような印象)、沐浴後のインド人っぽく見える。髭が生えているものの、若々しさが感じられる。

そして今度は『仏像』に収められている写真で見た印象。右腕は異様に長く、手が膝の辺りまで届いている。右足は右斜めに擦り出していて、今にも動き出しそうな印象がある。しかもその親指は少し上に上がっていて、ここだけ特別な緊張感を持ち合わせている。

ところで不思議なのは、手から垂れている衣が先のほうで何かに摘まれているように持ち上がっていること。さらに特異なのは光背。といっても光ではなくすべて花なのだ。

また、二の腕と手首の辺りに輪のようなものをつけている。レースを施しているように見えるので、卑俗な喩えでいうと、まるでガーターベルトなのだ。この十一面観音はお洒落さん。先ほどの不退寺の聖観音といい、なんだかエロティックな観音像が多いなぁ。

なお、この十一面観音像は秘仏。ただし秘仏とはいうが、比較的長期間の公開期が設定されているらしく(しかも年に何回かある)、いくらでも観るチャンスがある。一般の秘仏が一日のみの公開であるのとは大きく違う。信仰上の理由で秘仏としているのではなく、年中応対するのが難しいという寺側の事情によるものなのかもしれない。

他に、この寺には珍しい四臂の不動明王像があるらしい。しかも後の炎にはガルーダの頭が付いているのだとか。本堂に入ってみれば良かったのに…。何やってたんだか…。


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