8時に宿をチェックアウト。既に外は暑くなっていた。

京都駅までバス。出勤時間だったが、お盆の時期のためバスはがらがら。

今日は室生寺や長谷寺のあたりまで足を伸ばしてみる。余裕があれば安倍文殊院や飛鳥、吉野方面まで行きたいが、無理だろうなぁ。

京都から大和八木まで近鉄特急、そこから準急で室生へ。

室生寺の最寄り駅は室生口大野。駅名が示す通り、室生寺まですぐというわけではなく、数kmほど離れており、バスに乗り換えて行かなくてはならない。

室生口大野で降りたのは自分を含めて2,3人ほど。山に囲まれた小さな駅だった。駅前にはこれといって何もなく、ムダに広いタクシープールで2台のタクシーが客待ちしているだけだった。

ここからバスに乗り換えるのだが、先ほど出発してしまったばかり。あと20分ほどあるので、駅から歩いてすぐの大野寺にでも行って時間を潰そうと思う。


大野寺の山門に刻まれた龍。山門下には「拝観料200円」とあり、パンフレットの束が積まれていた。寺務員が座るであろうパイプ椅子がぽつんと置かれてあるだけだった。とりあえず200円を箱に入れ、境内へ。

…うーん、特に何も無いなぁ。


ここ大野寺の見所は、この宇陀川の断崖に刻まれた弥勒仏の線画だが、これは境内に入らずとも観られるのだ。ただし残念ながら弥勒仏の輪郭さえ分からず…。

弥勒磨崖仏を観るだけなら大野寺に立ち寄る必要はない。大野寺は、季節によっては花が奇麗だそうだが…。200円という格安の拝観料は何か臭いと思っていたが、こういうことだったか…。

B6一枚両面の渋いモノクロパンフレットに書かれている寺伝によれば、役小角が開き、室生寺よりも古いということだが、怪しすぎる。その後空海が室生寺を開いたときに、その西の大門としたとのことだが、これも怪しい。弥勒磨崖仏は1207年に彫られたそうだが、これは来歴がはっきりしている。実際の創建は、あまり古い時代にはさかのぼらないと思う。

あっけなく大野寺拝観も終わってしまって、バスの到着まで時間をもてあましてしまった。


宇陀川の河原までおりてみるが、特に日陰もなく、早々に退散。あまり居心地のよくない四阿でバス待ち。

河原では親子が水遊びをしていた。川ではとんぼが飛んでいて長閑な雰囲気。とんぼ、久々に見たなぁ。

そうこうしているうちにバスが到着。他に2人ほど乗車。

室生寺までは室生川に沿って、ひらすら山道を行く。家屋は一切なく、存在理由を疑うようなバス停もあった。室生川で水遊びやバーベキューを楽しむ人たちを見かけた。

室生寺到着の直前、山を抜けるといきなり集落が現れた。室生寺の門前町として、古くから拝観客を迎えてきたのだろう。今でも室生寺を訪れる人々相手に商売している人たちがいる。


室生寺バス停付近。緑がまぶしい。ここから少し歩く。


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