柳川・長崎巡覧 2006年2月25〜26日

今回、JALのフリープランを使って柳川と長崎を中心に、九州の北部三県を回ってみる。仕事の都合上、土日しか休みが取れなかったので、一泊というショボイ旅程になってしまった。

プランの予約時に、空弁があたるスクラッチくじを貰っていたのだが、一枚当たったので早速交換。牛めし弁当をゲット。駅弁とはまた違った味。牛肉の味付けが割と薄く(弁当は大概味付けが濃い)、肉そのものの味が楽しめた。なかなか美味しかった。空港の売店で売られていた万世のカツサンドも美味しそうだったなぁ。

人生二回目の飛行機。離陸と着陸は相変わらず気持ちが悪かった…。加速度(=重力。等価原理ね)の変化に弱い。ただしその間の時間はだいぶ快適に感じられた。慣れてきたのかもしれない。

離陸後、すぐに窓からは南アルプスとおぼしき山々が見えた。遠くには北アルプス(多分)が見える。山の名前を当てたりできたら楽しめるんだろうな。ただ琵琶湖だけは分かった。

頂上にはそれぞれ名前があるというのはよく考えてみたら大変なことだ。チベットなどの土地でもそうだとしたら凄い。一体いくつあるんだ、ということになる。「あの山は何て名前なんですか?」と訊いても「山に名前なんか無いよ、山は山だ」と答えるような、山に名前を付けない文化もあるのかも。

機内はノドが乾いて仕方がない。せっせと水分補給。

1時間半ほどで福岡空港着。割と町中にある空港。付近の住民はうるさくないんだろうか。自分はあまり住みたくないな。

空港を出て、外の空気を吸うとやっと気分がよくなった。地下鉄で天神へ。天神からは最初の目的地である柳川へ。今回初めて西鉄を使う。

西鉄天神駅では臨時改札などが設置されていた。何かイベントがあるのか?と考えてみたら、今は観梅のシーズン。天神さま行きの客で混むのだろう。

天神駅は開放感あふれる終着駅。折りしもホームには特急列車が入線していた。既にかなりの人が並んでいたが、先頭列車の方へ回ってみると、ほとんど並ばずに乗車できた。柳川までは45分。

柳川は割と小さな駅。しかしかなりの人たちが下車。改札はちょっとした混雑。駅内では川下りの業者が大声で客引きをしていた。柳川には6つの川下り業者があるそうで、あまり下品そうなのには乗りたくないな。

駅内が落ち着いたところで、西鉄柳川観光開発の川下りをチョイス。発船場までワゴンで送ってもらった。

いくつかの団体客を乗せたあと、自分たちの番。舟の左右にバランス良く人が別れないと、舟が傾く…。


我々のどんこ舟。20代の若い船頭さん。ライバル会社を含めて80人の船頭さんが居るらしいが、その中で20代の船頭はかなりのレアだとか。この船頭さん、病み上がりで結構キツいんだとか…。舟の中央には細長いこたつ。12月から2月の期間限定で設置されるらしい。ぎりぎり2月で良かったよ。東京と比べれば温かいが、それでも風は割と冷たい。

ちなみに今日は、二日前まで雨の予報が出ていて、川下りは諦めていたのだが、昨日になって降水確率0%の晴れにいきなり変わったのだ。天候に恵まれたというしかない。

船頭さんが言うには、このどんこ舟、どんな天候でも客があれば出るのだとか。雨の時はかっぱを着て乗ってもらうらしい。

桜の季節は花見舟として(夜桜も)、夏は夏で舟の上でバーベキューなどが楽しめるのだとか。酔いどれ客がたまに川に落ちると言っていたけど、本当の話かどうかは分からない。


舟が出てしばらくはこのような広い堀を進む。川は澄んでいて、底が見えた。普通は濁っていて、こんなに澄んでいるのは珍しいとか。落ちたとしても、深いところでも1mちょっと位しかないため、とりあえずは大丈夫らしいけど、1mほどの泥が溜まっているため、大変なことになるとか。だからくれぐれも落ちないようにして下さいね〜、なんて呑気なことを船頭さんが言っていた。

船頭さんのイントネーションはお国言葉だろうか。いい感じだ。


堀割は一方通行ではなく、舟がすれ違ったりする。こちらのどんこ舟はライバル業者のようです。


途中見つけた住宅。二階のテラスが変わっている。

 
しばらく進んだところで、細い堀割へと入っていく。ここはコース中で二番目に狭いのだそうだ。ここよりもっと狭いところがあるとは…。上は住民が普通に利用する橋。立体交差だ。

 
堀割の両端には住宅が並んでいて、各家には上の写真のような階段が設けられている。これは汲水場(くみずば)といって、昔は洗濯などの生活用水として堀割の水が使われていたことを示している。ただ、右の写真の階段はトマソンになってしまっているようだ


またまた橋をくぐる。写真では分かりにくいが、橋の裏には船頭が掴むためのヒモが付けられている。

 
川岸にはこのようなかっぱの像などの細かいアイテムがある。左のカッパは鼻が欠けている。どっかの船頭さんがぶつけてそのままになっているのだとか…。


先のレンガ造りの建物は並倉というそうだ。何に使っているかは…、忘れた。並倉の手前で右の細い堀割に入る。

 
彼岸には猫がひなたぼっこしながら我々を観ていた。さっきからやたらと猫の行列を見かける。のんびりしていていいなぁ。ぬこのまち柳川。


電柱には「なんとかカラス」の巣。天然記念物に指定されているおかげで九州電力でも排除することができないとか。すっかり留守になってからやっと撤去できるらしい。

 
柳川はウナギで有名。柳川鍋というとドジョウだが、今はほとんどドジョウが取れなくなり、今ではウナギが取れるとか。供養碑を建てているところが律儀ですな。かっぱと遊んでるよ…。


五月には、アヤメなどが川岸に咲くのだとか。今は梅の季節。

 
さて、ここがコース中最も狭い通路。ぶつける船頭さんもいるらしい。身を乗り出していると石垣に体をぶつけるので注意が必要。入り口付近の柑橘類はばんぺい柚。別名ざぼん。


白魚取りの装置も。ただし既に実用されておらず、ただの見せ物でしかなくなっている。


自家用カヌーを持っている住民もいる。市民は申請さえすれば舟を浮かべることができる。ただし、モーター付きの舟は許可されない。


かんぽの宿。最上階は展望風呂になっていて、屋根が緑色。これが「頭」。二階はガラスばりの突き出たレストランになっているが、この部分が「口」だそうだ。つまり、この建物全体がカッパなんだとか。…見えるかい?

 
そろそろ川下りも終盤。この辺りになってくると柳川の観光の中心部となり、ウナギ料理屋も増えてくる。そろそろお昼どき。辺りからいい臭いがたちこめてくる。

下船場前で、船頭さんのお母さんが出現するというハプニング。煎餅屋を営んでいて、試食用の煎餅を投げてきた。煎餅といっても、八つ橋のニッキ無しのような甘めの焼き菓子。海苔が付いていて、結構美味しかった。


ここで下船。彼岸に見えるのは水天宮。

天気にも恵まれたし、日差しが温かくて気持ちよかった。数年前から乗ってみたかったどんこ舟。希望叶って満足。のんびりとした舟旅は楽しかったな。


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