柳川・長崎巡覧 2006年2月25〜26日

ホテルで朝食を摂って、早速長崎を散策。長崎弁で「歩く」を「さるく」と言うとか。4月から半年間、長崎では「さるく博」というイベントを開催する。つまり長崎全体を「万博」の会場とし、「さるいて」長崎を楽しんでもらう、ということ。そのキャンペーンで、街の至るところにキャラクターを見る。

さるく博は4月からだが、今日の午前中は自主的に長崎をさるいて回ってみる。

昨日の昼過ぎまで今日の天気予報は降水確率100%の雨だったのだが、昨晩になって晴れになった。すっかり長崎は諦めかけていたのに。今日も天候に恵まれている。


まずはホテルに近いオランダ坂周辺を。既に異国情緒。石垣がいいね。


昨日ライトアップされていた活水学院。女学園ということで、一般人の立ち入りは禁止。ただし、さるく博の特別コースに参加する人は中に入れるとか。


活水学院を通り過ぎ、その昔ロシアの領事館だったという東山手十二番館。活水学院その他のミッションスクールの歴史を伝える展示がある。活水学院の最初にして唯一の学生だったOno Sanという女性の卒業写真が展示されていた。

また、この辺りに点在する洋館は、昭和30年代頃は庶民の家になっていたというから驚きだ。

館内に置かれていたさるく博パンフレットを見ていたら、係員の女性がさるく博についていろいろと説明してくれた。

新たにパビリオンを建設するのではなく、既にあるものを見てもらうというところにポイントがある。さるく博が終了したとしても、その後もリピーターとして楽しめるし、何より長崎のまちを知り尽くした市民が積極的に参加しているという点が良い。さるく博のコースは全部でなんと47つも設定されており、市民の目でるるぶなどのガイドブックには絶対載らないような隠れスポットや穴場などを紹介している。旅行客が長く滞在したとしても、せいぜい一週間。そのうちに47すべてのコースは回りきれない。これは、さるく博が終了した後も、何度も訪れて是非さるいて欲しいということのようだ。

各コースに対しそれぞれ無料パンフレットが作られている。全47コースのパンフレットを集めたものが欲しい、という要望に応えて書店では全てのコースマップ本が300円で売られているとか。るるぶがとうてい太刀打ちできない情報量を掲載している筈だ。今後また長崎に来る時のために、是非ゲットしておきたいアイテム。

最近万博に関心があって関連した本を読んでいるが、さるく博は、これまでの万博の問題点をクリアした素晴らしい地方博になっていると思う。自分はこのコンセプト(サルキズム)にすっかり賛同してしまったので、サルキスト同盟のサルキストとしてさるいていこうと思う。

この係員の女性もさるく博の案内員として仕事をするんだろうか。


この先も洋館が続いているが立ち入れない。さるく博では入れるのかな?


再びオランダ坂へ。街の雰囲気に合わせて造られた昭和会病院。


三角溝。いきおいよく流れていた。この「三角溝」というのも、先ほどのさるく博のパンフレットで知ったものだ。るるぶには載っていない。いろいろと細かく教えてくれる非常に頼りになるパンフレットになっている。


さて、案内板の「唐人屋敷跡」というのが気になるので、行ってみる。良い感じの街並みです。


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