雍州秋景 2007年11月3日〜4日

総見院

興臨院でもとめたセットの拝観券を提示して、総見院に入る。


受付に促されて内部に入ってびっくりした。他の塔頭とは全く印象が違ったからだ。苔もないし、くねくねと細い道を歩くことも無かった。山門を抜けると、どーんと本堂が建っていた。

方丈建築の一つなのだろうが、他とは違っていた。しかも、飛び石があるが白砂が敷き詰められているわけでもなかった。本当に、現代の住宅に近い。

 
本堂から顧みると、その異様さが分かる。なんという木なのか分からないが、おそらく杉の一種だと思うが、奇妙に刈り込まれた植木が本堂を囲んでいる。

堂内では既に説明が始まっていた。出されたお茶(ただしほうじ茶)を飲んで落ち着く。胃に染み渡るなぁ…、って今日まだお昼ご飯食べてない! もう15時過ぎているんだよね…。このまま夕食まで我慢しちゃうか。正直ご飯の時間がもったいないんだよね。

 
堂内での説明が終わると、拝観客をぞろぞろ連れて、本堂裏に伸びる回廊へと案内し始めた。


典型的な塔頭ではない部分もあるが、茶室があるなど見慣れた光景が広がっているとほっとする。ただやっぱり苔庭はなかった。

 
もう一つの茶室。これこそ和住宅だよ。原点だね。


手水鉢はあった。

時間が押し迫っている。非公開文化財特別公開は16時までなのだが、もう15時半を過ぎていて、残す仁和寺観音堂はあきらめるしかない。移動しているうちに終わってしまう。

とりあえず、大徳寺で通年公開している塔頭のうち、未訪問となっている高桐院へ向かった。

…と、その時は思っていたのだが、未訪問なのは大仙院だった。勘違いしてしまった…。最近塔頭ばかりを巡っているので、どれがどれだか状態になってしまっていた。いけない。


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