全国異境巡礼第二弾 2002年7月19日〜27日

23日(火) 五日目

祇王寺 京都市

 次に向かったのは祇王寺。ここは竹林の中にあり、階段はきついが涼しげなところである。嵯峨野全体に言えることだがやはり京都の市街地よりは気温が低い様な気がする。さらに竹林などが多く日陰ができやすいので夏場でも結構見学しやすいところではないだろうか。というわけで嵯峨野・嵐山はおすすめのエリアといえる。

 祇王ゆかりのお堂でしばし休憩。畳にすわるのは気持ちがいいし、エアコンがなくても充分ひんやりした感じがある。

 ここでは「童仏」という仏の絵セットが売られていた。ロリータ・ブッダ。怪しすぎる。

滝口寺 京都市

 祇王寺のすぐ近くに滝口寺はある。嵯峨野エリア全体にいえることだが、各物件の感覚が非常に狭く、集中して存在しているので数たくさん訪れることができるのだ。

 ここも非常に涼しげな寺で、環境は好い。

 次の二尊院に至る小径は街並み保存地区。古い造りのお土産屋が軒をつらねていた。そのうちの一つの店で涼んでいたら「どうぞー」と麦茶を持ってきた。「見ているだけですから要りません」とも言えず、受け取ってしまった。何か買わねば。どうしよう。昨日買ったお香の為にお香立てを買うことにした。200円。多分この店最安の品。

 次の店でも麦茶を出されてしまった。でも純粋に麦茶は飲みたい。そのくらい暑いのだ。ここでは品揃えが豊富で、店先に出ている「うなぎとり」という竹製のお土産に惹かれてしまった。

 それよりもっと心惹かれたのが「呪縛」と名のついたお香。もの凄い名前だ。臭ってみると、・・・呪縛。呪縛としか言いようがない。他にも「曼陀羅」、「きんたろう」などの意味不明のお香があった。

 一メンバーはしっかり「呪縛」を買っていた。

二尊院 京都市

 二尊院は嵯峨野エリアにあって比較的広めの寺。というわけで日陰も少なく、暑い・・・かな?

 楓も生えていた。秋に来たらもっと奇麗なんだろう。  

 ちなみに二尊院に至る道中、さっき化野念仏寺で朱印を貰っていたコーカソイドに遭遇

落柿舎 京都市

 向井去来の遺跡。内部の藤棚の下には竹製の長イスがあって涼しく休憩することができた。

 落柿舎の前はトウモロコシ畑や水田になっていて田舎風味。

 次の常寂光寺へ向かう道中に涼しげな茶店を発見したが、「うじ」、「うじ金時」なるメニューが・・・。「宇治」なんだろうけど、わざわざここだけ平仮名にしなくてもねぇ。大分ハラが減っているけど、ここで食べる気はしないな。「爽健美茶」の「美茶」だけカタカナにすると一気に汚くなる。「爽健ビチャ」。

常寂光寺 京都市

 常寂光寺は『都名所図会』にも描かれている。結構広めの寺。階段の脇の崖には苔がびっしりと生えていて見るからに涼しげ。

 本堂前は楓で覆われ、秋に来ればきっと奇麗なんだろうなぁと思いつつ、汗をふいた。

 本堂前の高台からは京都市内が見渡せる。遠くに景観ぶちこわしの建造物京都タワーが見えた・・・。

 帰り道には「独身女性連盟」なる碑を発見・・・

 またこんな不気味なオブジェも。

 なんでしょうか、これ。取り敢えず怖い。

 常寂光寺を出たあとやっと昼食にありついた。もう14:00。自分はおろし蕎麦を所望。

野宮神社

 ここは苔の絨毯があっていい感じの庭出してる。鳥居も木製風味だしね。少々人力車の兄ちゃんどもがうるさい。

天竜寺 京都市

 次は天竜寺。超有名な寺である。山門から本堂に至るまで結構道のりがある。

 受付のおねえちゃんが軽くギャル風味でした。つけ毛してたし。

 内部では有名な庭を見た。

 その帰り、こんな炸裂なものを見てしまった。

 「庭のおばさん用」って!!「庭係用」とかじゃなくて、「庭のおばさん用」なのである!「庭のおばさん」以外触れてはならぬのだ。そしてあの有名な庭は、「おばさんの庭」であって、他の誰の庭でもない。「庭のおばさん」が繰り出しているのだ。

 はー、好かった。最後の最後で炸裂でした。ありがとう「庭のおばさん」!!天竜寺一気にポイント上がったわ。

法輪寺 京都市

 渡月橋を亘って法輪寺へ向かう。法輪寺は達磨づくしの寺ときいていて、非常に楽しみにしていた。ここは虚空蔵菩薩を本尊としている。

 電気の神を祭っている電電宮があった。写真は電電塔というモニュメント。左右の円形レリーフは何とエジソンとヘルツ

 電気の神雷電明神を祀っているだけあって、奉納者の札にもテレビ局や電気関係の会社の名が並んでいる。日本には本当にいろいろな神がいる。

 羊。虚空蔵菩薩は羊らしい。何故かは知らないけど。

 
 狛犬ならぬ狛丑、狛寅である。虚空蔵菩薩は丑寅年生まれの人の守り本尊であるからだ。

 受付で朱印をもらいながら、達磨づくしのお堂を探す。無い。受付の人に訊く。「達磨はないんですか?」最初は要領を得なかったが、結局この寺には達磨に関するものは一切ないことが分かった。受付の人に拠れば、京都には他に3つほど同じ名前の法輪寺が存在していて、それらのどれかと勘違いしているのでは、との事。電話帳をひいて調べくれたが見つからない。赫耶姫竹御殿の見学予約時間が迫っているので、感謝の意を述べて立ち去る。

 ニセ達磨寺を去り、赫耶姫竹御殿に急ぐ。実は電話連絡をして当初の見学時間を一時間送らせて頂いていたのだ。それでも17時に間に合うかどうか怪しい。ちなみに赫耶姫竹御殿の電話番号は暗唱できる程記憶していた。

 阪急嵐山駅に向かう途中、「たけのこカレッジ」という名のカルチャーセンターを見つける。やだなぁたけのこカレッジ。
「お前どこの大学行くの?」
たけのこカレッジ・・・。」
とか、面接で
「君の最終学歴は?」
たけのこカレッジ」
とか言うのかぁ。言わねーよ。

 上桂駅から僕のせいで迷ってしまった。もう絶望的。赫耶姫竹御殿は諦めた。

 再び電車で嵐山へ戻る。

渡月橋 京都市

 渡月橋のほとりでしばらく休憩。ようやく日の光も弱くなり、涼しくなってきた。一緒に行った3人の子たちがいます。

 突然おっさんが向こう岸から一人ズボンを捲って川を渡りだした!ひざ屈伸を始めたりする。多分このおっさんは家族と離れてここでぶーたれているのだ。おっさんは本当は海に行きたかった。奥さんと子供達はどこかで遊んでいる。全部勝手な想像だけど。しばらくするとおっさんは川から上がって川の方を見つめはじめた。タソガレおっさん。

 この後京都のおばんざい料理屋ぎゃあていで食事、その後船で鵜飼いをみることになった。

嵐山の鵜飼い

 19:00ともなればすでに辺りは暗い。自分たちの乗っている船の前を鵜飼いの船が通り過ぎながら漁をしている。

 かがり火が奇麗だ。近くを通ると結構暑い。だから鵜飼いのおっさんとか、鵜は暑そうだ。時々火の粉が舞い上がるときがあって鵜に降りかかる。結構鵜も大変だ。写真を見れば分かるけど、周りも黒だし、川も暗いし、鵜自体も暗いから、結構近くに寄って来ないとなにやらよく分からない。鵜が魚を捕らえ、それに気付いた鵜飼いが鵜をひっぱってたぐり寄せる。もう鵜はおもちゃ扱いだ。鵜に衝撃を与え、魚を吐き出させる。魚が出た瞬間、船のなかはおーっという歓声につつまれる。魚を吐き出した鵜は鵜飼いのおっさんの手によって川に放り出され、再び魚探しに励むのだ。

 けなげに頑張っている鵜が愛おしい。

 鵜飼いの船が通り過ぎたあと、みたらし団子やわらびもち、イカ焼き、花火を売る船が寄ってきた。水上コンビニ。誰も買わない。寂しそうに去って往く水上コンビニ。他の貸し切り船は酒が入っている。テンションの高い貸し切り船は飛ぶように品が売れているようだ。僕らの船はテンションが凄く低い。

 川の中に手を入れると時々藻が絡む。

 後ろを見ると渡月橋がきれいに光っている。空には満月。何故渡月橋とい名が付いているのか少し分かったような気がする。桂川の流れは非常にゆるやかで水面は波立たない。その水面には月が奇麗に映り、その映った月を跨ぐかたちで橋を渡るから「渡月橋」というのではないか。まぁ、何はともあれ、満月で奇麗だったことは確かだ。

 しばらく進むとさっき通り過ぎた鵜飼いの船が待機しているところにさしかかった。鵜飼いのおっさんは煙草を吸っている。鵜たちも船のへりに上がってぼーっとしている。鵜も鵜飼いのおっさんも気抜きすぎだ。見ちゃいけないところだったのか?

 しばらくすると全ての船が縁と縁をくっつけはじめ、川の流れに対して平行するかたちで一直線に並んだ。このかたちだと船が静止するらしい。

 全ての船がくっつくと再び鵜飼いの船が漁をしながら通り過ぎ始めた。

 近くをパチンコ屋みたいなネオンサインを付けた船が通りすぎた。船の縁には「らくさ」と書いてある。多分「さくら」なんだろう。「楽さ」とか、「落差」とか、「ざくろ」とか勝手に読んでました。

 1時間ほどのクルージングで船着き場に戻る。ちなみに船の船首部分には結構年いっているおっさんと東南アジア系の若い女性がくっついて座っていた。いかにも不倫旅行だ。

 これは乗船料を支払った時に貰った絵はがき。微妙。

 さぁ、今日はこれで終わった。振り返ってみればたくさんの物件を見ることができた。嵯峨野・嵐山エリアは真夏でも比較的涼しいし、夜もいい感じのクルージングがあるので、おすすめのエリアである。

 バスはもうないので、電車で帰ることにした。

 嵐山駅はこういう照明が施されていた。雰囲気はいい。
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