全国異境巡礼第三弾 2003年3月15日〜22日

3月16日(日曜日)

布袋駅から名古屋へ。予報は的中、途中で雨が降り出してしまった。午前中はあんなにいい空だったのに。折りたたみ傘はコインロッカーの中。選択肢は2つ。300円のビニル傘を買うか、それともコインロッカーから傘を取り出し、また300円を使うかのどちらか。つまり雨に濡れたくなければ必ず300円を支払うことになる。

よけいな荷物が増えても困るので後者を選択。幸い一度名古屋駅で降りるからね。

昼食のサンドイッチを買って、名古屋からJRの新快速で岡崎へ。

雨は強くなっている。

岡崎駅では愛知環状鉄道に乗り換え。この私鉄、「環状」といいつつ実は環になっていない微妙な鉄道。途中で諦めたようです。

岡崎市は家康のふるさと。その割にはあまりPRしてません。ちなみに普通愛知はかなり信長、秀吉、家康の3人を推します。誇りらしいです。

中岡崎駅の辺りで「コーヒー食事 メッカ」という名の喫茶店を発見。この店で豚肉使っていたら顰蹙ものですな。軽率に使ってはいけない名前だと思うのだが・・・。そういえばイラク情勢はどうなるのだろう。

それとは別に車窓から見えた長寿寺という寺が気になる。山門が独特だ。

北岡崎駅で降り、少し歩く。目的地は善光寺。『全国善光寺第一次調査報告書』に拠ると戒壇巡りがあるとのこと。かなりの距離があるし、電車の時刻が迫っているので早歩きで進む。この無理な早足がよくなかった。後で苦労することになる・・・。

弘正寺

この辺りは地図に掲載されない小道が細かく張り巡らされている地区だったので迷ってしまった。善光寺を目指していた筈なのに弘正寺という別のお寺に行き着く。少し面白そうなので予定外だが立ち寄ることにする。というのは、境内に続く階段に沿って「賽の河原萬体地蔵」という赤い旗が連続して立っていたからだ。果たして・・・。

どうやら真言宗らしい。だから寺名に「弘」が入っているのか。境内に入ってすぐに不動堂があった。「千体不動」とのこと。このお寺はやたらと数が多いのが好きらしい。僕も好きです。
 
びっしりです。たくさんの地蔵菩薩は見たことがあるけど、たくさんのミニミニ不動明王は初めてだなあ。


不動堂の隣の三面大黒天。マハーカーラではなく、七福神としての大黒天だった。表情が面白かった。

さて問題の萬体地蔵だが・・・
 
境内の人工岩山に水子地蔵がびっちり・・・。すごいよ。まるで恐山のようです。なんだかうら寒くなってきた・・・。二組の若いカップルがお参りしていたのが意味深・・・。考えすぎか?

 
岩山には人工の胎内くぐりらしきものがあった。左が入口で右が出口だろうか。狭くて実際にはくぐり抜けられそうになかったので中には入らなかった。お坊さんがいぶかしげにこちらを見ていてやりにくかったなあ。なんでこんなに後ろめたさを感じてしまうんだろう。


たくさんの地蔵菩薩の中にこんな柱が。鬼瓦のような怖い顔でこちらを睨んでいます。そんなに怒らないで。

 
境内の上に登るともっともっとすごい光景が広がっていました。偶然に立ち寄った寺でしたが、好物件。こういうのが旅の醍醐味なんだよね。

時間もないので真の目的地善光寺へ急ぎます。


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