→大龍寺再訪2002年7月21日
大龍寺を目指すが、なかなかみつからない。途中でおばあさんに訊くが、要領を得ない。このへんは、地図を見ても寺が多数あって、地元の人でも把握しきれないのだろう。その内、あやしげな坂道を発見。かなり細い道だが、ここから行けるのかもしれない。登ってみる。途中犬に吼えられる。かなりうるさい。無視を決め込む。すると寺の門が。「大龍寺」。やった、ここだ。のぼりきると、こんな本堂が。
これは左のジョイント部分。なんて書いてあるの?
本堂の門が開いている。入ってもいいのだろうか。遠くに、住職らしき人がいる。訊いてみよう。「すいません、拝観させていただいてもよろしいでしょうか。」わざと丁寧に、卑屈になってみる。「今日は幼稚園児が入るから駄目。」とそっぽを向かれた。せっかくここまで来たのに。「今日はずっと駄目なんですか?」食らいつく。「うん、駄目。」煙草を捨て、家に戻ろうとする。いくら何でもぶっきらぼう過ぎる。「あ、あの、明日は駄目ですか?」面倒臭そうに「ウチは中を見せないんだよ。」と言い、家の中に入っていった。この比較的マイナーな寺を見たいと思ったのは、この3部構成のお堂の中に五百羅漢が陳列されていて、見学者はかなり面白いルートを通ることになるというからだ。ルートは立体的で、しかも一度として同じ道は通ることはなく、最初から最後まで一本道なのだという。是非、中を見せてもらいたかったが、さっきの住職の感じからいうと、何度頼んでも駄目という人に感じたので、諦めるしかないと悟った。ふとアスファルトを見ると、寺のほう矢印になっていて、「らかんみち」と書いてある。市が設定した巡礼ルートを示すものらしい。見たいと思っても追い返されるとあっては、この巡礼ルートは何の意味を持つのであろうか。悔しいので、写真をとってやった。
このまま帰るのも悔しいので、建物の周りをぐるぐると周り、こっそりと入れやしないかと調べる。ドアは見つけたものの、やっぱり、というか当然鍵が掛けられていた。
もういい時間になったので、駅へ向かう。
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