華厳寺(戒壇巡り&西国三十三ヶ所ミニ霊場) 岐阜県揖斐郡谷汲村

地図(マピオン) 樽見鉄道谷汲口駅から谷汲行き近鉄バス6分乗車、終点谷汲下車。もしくは近鉄養老線揖斐駅から谷汲山行き、または横蔵行き近鉄バス25分乗車、谷汲山下車。

 華厳寺は西国三十三ヶ所の第三十三番。つまり、結願の地である。

 谷汲口駅に13:25着。降りたのは僕と男子高校生の2人だけ。駅前にはバスが待っていた。バスの運転手は新聞を読んでいた。かなりヒマらしい。13:36にバスが出た。男子高校生はすぐのバス停で降りた。華厳寺の門は「双門」と言うらしい。その名の通り2つの小さな門が脇にくっついている。バスに乗ったままくぐった。

 華厳寺の入り口には13:44頃に着いた。寺方向へ行こうとするとすぐ橋を亘ることになるが、そこではおっさんがスタンディングピス。止めてくれ。すぐ近くに立派なトイレがあるのだから、そこですませばいいと思うが、これはもう確信犯と言っていいだろう。

 昔に比べ、田舎でもトイレはかなり多くなってきていると思う。昔は立ち小便もトイレ不足を理由にまあまあユルされていたかもしれないが、今ではどこでも立派で清潔なトイレが利用できるのだから、頼むから、立ち小便は止めてくれ。

 バス停から寺まではかなりの距離を歩くことになる。寺までの道の両側には店が並び、おばちゃんどもが僕を勧誘してくる。

 中には仏像を売る店まであった。この華厳寺は西国三十三ヶ所の結所らしい。店には「お遍路グッズ」が並び、中にはだっさい白装束(後で調べたら、巡礼者が着用する「笈摺」でした。僕が無知でした。でも、ださかったのは本当。)まで売られていた。どう見てもコーカソイド風の金髪マネキンにそれを着せていたので、かなり異様な雰囲気が発せられていた。こういう寺に寄生する店は、全然関係の無いものを売ることが得意である。また、かなりセンスが酷い。僕は変なものを見るのが大好きだが、こういうセンスの無い店は大嫌いだ。あと、エロとかグロの類もあまりスキじゃない。

 東海を歩いていて気付いたことは、パトランプの廻っている喫茶店が多いということ。必ずといっていいほど、パトランプが着いている。全くセンスの微塵もない。


ここ谷汲にもあった。

やっと華厳寺に到着。

山門も古そうだ。入山料を取らないこういう寺は大好きだ。


入ると右手に池に浮かぶ観音菩薩を発見。やっぱりポタラのイメージなんだろうか。

この寺はかなり広い。そしていろいろな物件が転がっている。

岩の上にはこんなお方が。誰だか分からないけど、楽しそう。

 
至る所にこんなお方達が鏤められている。なんかよく分からないけど、凄い。


いろんな人がいろんな恰好してます。カメラ目線の人もいるし。そして全員よだれかけしてるんだよなぁ・・・。

  
 いろんな石像がありますが、ミニミニなものも。閻魔大王っぽい。太った毘沙門天もいます。

 寺の後ろには小さな湖があった。凄い。思わず声を上げた。誰も来ようとはしない。僕と水鳥だけの光景だ。素晴らしい。

どんどん上に登っていくと、何故か狸どもが
 
 日光の「見ざる聞かざる言わざる」に倣った三狸もあった。これは何?「サル」と否定が係っているから、日光の方は「上手い!」と言えるのだけれど、これは何と言えばいいのだろうか。「見たぬき、聞たぬき、言たぬき」?訳がわからない。ここ華厳寺には毘沙門天も坐している。毘沙門天と狸は金属神信仰において関連がある為に、狸を置いているのだろうか。


さらには子連れの狸まで。

 狸のおわしますところは本堂らしい。そこで満願となるわけだ。本堂の脇には山奥へと通じる道がある。

 登っていくと、一定の間隔で「西国三十三ヶ所」のミニ霊場が設置されてある。上の写真は第一番。この間隔が結構長くて、かなりの距離を歩かされる。いや、距離はそれ程長くはないのかもしれない。ずっと上りなので辛く感じるのかもしれない。

 
もうすでに山道。

 むき出しの木の根が階段のようになっているが、歩きにくいことこの上ない。途中、「九番」の仏に向かって一人涙し、話しかけているおっさんがいた。気付かない振りをして先へと急ぐ。ここで雨が振ってきた。かなり強い雨だ。風もある。かなり登ったと思うが、まだ第十番。雨も振ってきたし、バスの時刻に遅れると嫌なので、引き返す。33個あるとしたら、三分の一も進んでいないのだ。


本堂の近くにはマップがありました。

 

 奥には「奥の院」があり(左)、さらにその先には「岩屋 不動明王」(右)が鎮座されているようだ。裏ボスみたいだ。

 この寺には旗がたくさん立てられていて、たくさんの人から信仰を得ていることが分かるが、中にはこんなものも。


企業がスポンサーになっているのだ。ところで「メンズショップシラキ」って何?

 本堂の下には戒壇巡りが。100円を支払う。これは格安だ。やっぱり暗い。右手は手すりを伝って歩く。左手を伸ばしたが、先に届かない。また上にも伸ばしたが届かない。かなり巾の大きい通路らしい。床はコンクリート。かなり冷たい。微妙なカーブを繰り返す。方向感覚はもう無い。入り口から少し入ったところで微妙な上り坂。逆に終点近くでは結構急な下り坂が。もう頭の上では地図など書けない。中程でいぼいぼのついた丸いものが右手に触れた。これが目的物か。結構面白かったが、靴下が汚れた。もう少し掃除してね

 戒壇巡りを終えて、近くのベンチに座ると、ドライヤーで朱印を渇かしていた。コンセント・・・。

 鐘楼。いわゆる「袴」の部分に屋根が付いていて格好いい構造。

境内には輪蔵が。
 
 経典を納める書棚。この書棚は廻る。おばさんと協力して一回だけ廻した。書棚をみると、みんなどういうわけか名刺をさしている

 
 また、落書きも酷いが、中には理解に苦しむ和歌まであった。読みづらいが「かれたかと すみにうつした うえきばち しらぬあいだに 若葉かな Y.H.」と書いてある。ほとんど平仮名なのが却って怖い

 山を降りていくと、脇にこんな白象が。少しエロ目。なんなの?しかもベンチがこいつを囲んでるし。紐でキープアウトになってるし。

 白象の奥にはこんな物件が。弁天だが、その御前のピンク色のマイクのようなものから音が聞こえるらしい。「水琴窟」という。耳をあてると、確かに響いている。なんてことない、弁天の前にある細い樋から水滴が一定の間隔で垂れ落ち、地下の水面にぶつかったその音が内部で反響しているだけのようだ。でも、おもしろい。

 さらにその奥にはダーキニーが祀られていたが、眷属として白狐が。稲荷信仰と習合しているようだ。面白い物件が沢山ある寺なので、今度はゆっくりと時間を取って全境内を攻略したいと思う。時計をみるともう14:50。バスが出るのが15:10だから、急いで山を降りないと。再訪問を誓ってバス停に向かう。

 バス停近くで雨が強くふりそそいだ。バスに乗り込むと雨はすっかり上がっていた。乗客はおばちゃんとじじいと僕の3人。谷汲口駅には15:18頃に着。15:25発。谷汲村には華厳寺の他に、横蔵寺がある。時間的余裕が無く、2つとも見学はできなかった。横蔵寺にはミイラがあるそうだ。しかし、それ以上の情報は得られなかったので、今回華厳寺を優先した。次回は横蔵寺も訪問してみたい。岐阜には宿題ができた。横蔵寺と先ほどの円鏡寺明星輪寺。
→円鏡寺ではなく、明星輪寺でした。訂正してお詫びします。2002.10.2.訂正。


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