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播州の古刹巡り 2008年5月3日〜5日

圓教寺

えんきょうじ

兵庫県姫路市書写2968

姫路駅前から神姫バス「書写ロープウェイ行」で終点下車、書写山ロープウェイで4分、徒歩あるいはマイクロバス

マピオン

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圓教寺摩尼殿

姫路で二日目の朝。今日は圓教寺など兵庫県西部地方の寺、午後は神戸市内の多国籍な物件を観て回ろうと思う。

姫路駅にはこんなカフェが…。

「野郎」という割には平仮名で「こーひー」。

男前豆腐みたいな感じだな。

昨日、京都国立博物館でkyosai展の図録を買ってしまったため、荷物が増えてしまった。午後まで姫路にいるので、姫路駅のコインロッカーに余計なものを入れておこう。

suicaも使えて便利。

さて、姫路駅前の神姫バスターミナルから書写山ロープウェイ行きのバスに乗る。まだ8時代ということもあり、乗り込む人は少なかった。

バスターミナルを出ると、ほどなくして姫路城が視界に入ってくる。

姫路城は現存天守ということで、興味はあるのだが、今回は時間の関係上パス。神戸での時間が無くなってしまいそうなので。

30分ほど乗ってロープウェイ乗り場に到着。

まだロープウェイの運行時間前。それなのに、ロープウェイ会社の人たちに「おはようございまーす」と声をかけて乗り込む一団があった。おじさんおばさんが多かったので、霊場巡りのツアー客で、特別扱いされているのかな? と思っていたら「先にお寺の職員さんたちを乗せますのでお待ち下さい」とのアナウンスが。かなりの人数なので、山上にはそれなりに人がいるようだ。

そういえば、比叡山でも、始発のケーブルカーに乗ったら寺の職員たちと一緒になったことがある。

圓教寺は、書写山という標高300mちょっとの山頂にある。山号も書写山。というか、圓教寺の山号が書写山だから、山が書写山と呼ばれるようになったのか!?

圓教寺(円教寺)の円は、完全を表す。サンスクリットで円の事をマンダラというが、マンダラは元々は完全・完璧という意味。つまり「圓教」は完全なる教え、あるいは教えの完成を意味するのだろう。禅宗でも円を悟りのメタファーとして扱う。ちなみに圓教寺は天台宗。

さて、ロープウェイの運行開始。

山には藤が咲いていた。

山上に到着。しかし境内まで500mくらい歩かなくてはならない。時間短縮のため、有料のマイクロバス送迎を利用した。自分以外にバスに乗ってくる人は皆無だった…。みなさん余裕なのね。

マイクロバスの降車場から少し歩くと塔頭がいくつか見えてきた。大寺の貫禄たっぷり。土壁が良い。右は圓教寺の寺務所。

さて、境内の中心部に到着。

木々に囲まれて立つのが摩尼殿。重厚なつくりのお堂だ。

ちなみに背後の茶店では、先にロープウェイに乗っていった作務衣姿の人たちがせわしなく準備をしていた。

店では、うどん、おでん(ただし「関東煮」と書いてあった。関西ではおでんのことをなぜか「関東煮」という)などを扱っているようだった。

これを観て欲しい。見事な掛け造りの堂宇。

吸い込まれていきそうな感覚を覚える。

掛け造りの堂宇には、観音菩薩像が安置されていることが多いが、ここもそうなのだろうか。

舞台にはなっていないが、この迫力は清水寺を超えていると思う。

掛け造りの堂宇というと、だいたい方形なのだが、ここでは直方体になっていて、しかも長辺が手前になっているために迫力が増しているのだろう。

組み物も凄い。奈良でよく見るような大仏様式に近い。

まるで羽を広げているようじゃないか。

内部は内陣と外陣が分けられている密教形式。内陣には三つの閉ざされた厨子。本尊は六臂の如意輪らしい。特別開帳があるようだ。やっぱり観音菩薩だ。

さて、掛け造りの醍醐味を体験しますか。摩尼殿前には大きな木が。何の木? となりのトトロを思い出した。

摩尼殿の後ろ。岩肌が見える。

次は食堂エリア。奥の白い→が、そこへのアクセスを示している。

しばし歩く。

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