同志社前が最寄のバス停のはずだけど、いつも入り口を見逃してしまい、ぐるっと西に回って境内に入ってしまう。
バス停のまん前に大きい参道があるのだが、「相国寺→」というような看板が見つからず、毎回遠回りをしてしまうのだ。次回こそは必ずヘマをしないようにしよう。
同志社前で見た桜。見事です。
まずは本堂。典型的な禅宗の形式です。
浴室はひとまず措いて、方丈を見ますか。
方丈入り口の火頭窓から白砂の南庭を望む。おや? 象だよ!
方丈の突き当たりになぜか白象の襖絵が…。唐突だけど、かわいいですなぁ。
他にはこんな滝も。襖に描くことで、ここに滝を現前させているのだ。
方丈の内部には、法華経の文句で書かれた観音像が展示されていた。
それでは特別公開中の浴室へ。いろんな寺で浴室を見ているが、実際にその内部に入るのは初めてだ。
浴室に入ってすぐ、バッタバラ尊者が向かえてくれる。水の流れを見て悟ったといわれる人で、その縁により禅宗においては浴室の伽藍神として祀られている。抱えているのは、湯もみ用の櫂。
浴室の内部は意外と広く、中心にサウナのような部屋がある以外は特に何もない。
サウナ部屋の後ろの部分も見せてくれた。説明によれば、日常的に使用する、今のような「風呂」ではなく、清めの儀式に使うものらしい。観念的なものなのだ。
浴室内部の床には、スリットが入っており、下の石に刻まれた溝を流れて外に出て行く。湿気や水気が溜まらないような工夫がされている。結構考えているのだ。
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