ほけほけ京都巡覧 2005年3月19〜21日

さて、時刻はもう17:00。今夜は東山で開催中の「花灯路2005」を観てまわるつもり。

大きな荷物を持ったままなのはきついので、どこかのコインロッカーに預けなくてはならない。今回の宿は滋賀県は石山にとってある。京都駅から新快速で二駅。というわけで、京都駅のコインロッカーに決定。
→後で気が付いたことだが、京阪京津線は京都市営地下鉄東西線に乗り入れしているので地下鉄東山駅から乗れば、京阪石山駅までは乗り換え無し。つまり東山駅のコインロッカーに預けると楽ちんだった。

JR宇治駅から京都駅へ。コインロッカーに荷物を預けてバスターミナルに向かうと、バス停前には大行列が…。いつになったら乗れるんだ?既に腹ペコなのだが…。この行列はやはり花灯路なのか?

人と同じ選択をすれば、こんな目にあうのは必然である。翻って地下鉄で移動しよう。ついでに明日・明後日に使う「京都観光二日乗車券」を購入し、地下鉄へ。

地下鉄東西線三条で下車。花灯路へ向かう前に、腹ごしらえだ。しかし…。なかなか京都っぽい食べ物を扱うところはみつからない。ここは京都の繁華街だ。ここに観光客向けの店があるはずもないのだ。

駅の出口近くには洗練されたお店が並んでいた。

ちなみに行き交う人たちがやけに若い。円陣を組んでいたりする。…そうか、卒業シーズンだからか? さきほど京都駅バスターミナルで見た大行列は卒業生たちだったのか?

相方が見つけていた先斗町の店がなかなか見つからなかったので、自分が把握する店にすることにした。祇園である。

再び鴨川を渡り、なかなかスリリングな感じの路地を抜け、店がひしめき合って立ち並ぶ狭い小道に到着。その入り口に立つのは「山口西店」。

おばんざいがリーズナブルにいただける店として紹介されていたので、観光客が集まっているのだろうと思っていたが、地元の人ばかり。彼らが支持しているということは期待していいということだ。

早速鉄火めし、かやく茶、はも天、ほたるいか、おでん(大根、ひろうす、牛すじ、肉だんご)を注文。基本的には飲み屋なのだが、お品書きの最初に「めし」として鉄火めし以下が並んでいるし、軒先にも鉄火めしの店とも書かれているので、食事がメインと捉えていいだろう。

鉄火めしは想像どおりの味で満足だった。かやく茶はごぼう、にんじん、鶏、そして京都っぽく刻んだ大根の漬け物など手を抜いていない。やさしい味だった。また京都ということで注文したはも天は、身がふわふわしていた。ほたるいかは春の味覚として。そして今回特に美味しいと思ったのが初めて食べた京風おでん。ひろうすが良かった。口に入れるとすぐになくなっていく。そして関西といえば牛すじ。どれも美味しかったなぁ…。今回はじめて「京都はおでん」という図式が成立した。

さてさて、食欲の後は視覚を満たそう。いよいよ花灯路だ。適当に東の方へ歩いていくと祇園交差点へ出た。八坂神社である。


花灯路開催中、最後の連休なのだがそれにしては空いていた。好都合。奇麗ですな。


円山公園の枝下桜。まだまだ早いが、せめてライトアップで「花」を咲かせて楽しませようという心つもりのようだ。いいですなぁ。


金色にライトアップされた知恩院山門。

途中親子丼がうまいといわれる「ひさご」を発見。食べてみたいけどさっき食ったばっかりだ。明日以降ですな。

 
東山安井から高台寺につづく石塀小道。ここが花灯路の真骨頂だね。

 
灯籠が変わる。ここを抜けるとねねの道へ出る。高台寺へはすぐ。

花灯路開催中、いくつかのお寺が夜間特別拝観を実施している。今回は高台寺に立ち寄ってみる。

高台寺


高台寺公園から境内へ。いいですねー、この階段も。


登ったところにあの霊山観音(レーザーキャノン)が…。不気味だからあなたまでライトアップ参加しなくてもいいよぉ。

 
さて高台寺。入り口を抜けるとすぐに典型的な臨済宗の庫裡。ライトアップされると、白が映えて奇麗ですな。何故か内部には「夢」の衝立が。


庫裡の脇道を抜けると遺芳庵。こんもりとした茅葺きの屋根と、写真では確認不可能だが瓦屋根がくっついているという奇怪建築。


屋根付きの橋。奥に見える開山堂と書院を結ぶ廊下でもある。中間地点には観月台というスペースがある。なかなかいい。

 
方丈の前庭。時間の経過とともにライトアップが変化するという仕掛けが施されている。勅使門が映える。


開山堂前の池には!凄い「仕掛け」だ!これは見とれますな。

 
開山堂内部もライトアップ。アヤシゲです。しかし…。なんだかよく分かりませんでした。さっきの池での興奮が冷めていなかったからなのかもしれない。


開山堂から丘の上の霊屋までのびている屋根つき橋+廊下。龍がうねっているように見えるので臥龍廊。しかし残念なことに通行不可なんだよね。

 
開山堂を出て振り返るとそこにも!凄い池ですね…。開山堂も臥龍廊も水鏡に映っています。これも見とれるね。ちなみに手だけでライトアップ写真を撮るのはとても難しい。1〜2秒ほど完璧にじっとしていなければならない。何枚も失敗してます。

この後順路は霊屋に向かうが、大行列を為しているので傘亭の方へ。ねねにはあまり興味ない…。

実は傘亭は撮ってないんだな…。奇怪建築なのに。何でだろう。

 
こちらは傘亭と廊下で繋がっている時雨亭。これもなかなかの奇怪建築。しかし夜間拝観だとよく分からないな…。階段があったのは見えた。二階建てなのか。

また昼間に来る必要があるかもしれない。


帰り道は竹の中を。ここもいいね。

さて、すでに予約した宿のチェックイン時刻を過ぎている。帰らないと。花灯路自体も、他の寺院の特別拝観もまもなく終了する。境内から出るには書院と方丈を抜けないといけない。つまり一度靴を脱ぐ必要がある。メンドイね…。拝観客が多くてぷち渋滞発生。

書院や方丈の中でも何かが見られるらしいが、あまり興味ないのでさっさと境内を抜ける。

…あれ?このお寺、仏堂とか法堂がないぞ。仏像いっこも観てない…。

清水寺も行きたかったが、もう時間がない。全てのお寺を見て回るのは最初から不可能のようだ。

東山駅まで歩いて…。ちょっと疲れたな。寒いし。早く風呂に浸かって温まりたいな。ロッカーに荷物があるから一度京都駅に戻らないと。メンドイね。京阪なら乗り換えなしだったんだよね…。

新快速に乗って石山に着いた時はすでに22時をまわっていた。宿が駅から徒歩1分のロケーションにあったのは、助かった…。


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