5月31日(金) (二日目)

 朝ホテルの朝食を頂いて、外の市場を巡りました。

 ここで沖縄のドリンク事情について語らねばなるまい。さあ、この写真を見てくれ。

 沖縄の自動販売機には独特のアイテムが並んでいました。うっちん茶はウコン茶。さんぴん茶はジャスミン茶。でも、普通のジャスミン茶より味が濃いかな。ちょっと酸味・渋みが強くて僕好み。あとシークァーサーのジュース。別名ヒラミレモンという柑橘類の果物。果汁10パーセント。100パーセントだと酸っぱくて飲めない。

 アイスもありました(でも無果汁。なんだそれ)。グァバ茶とかいう変なものもあります。うっちん茶とさんぴん茶はコカコーラボトリングでも出しています。徳用500mlもありました。他にやんばる茶などがある。

 これらのドリンクはコカコーラボトリング、ポッカなどといった一流ドリンクメーカーが沖縄用に作っているものである。

 市場で見つけたよう分からん店。「沖縄発熱雑貨店」。結構沖縄もいっちゃってて、道ばたには宇宙と交信しているオヤジもいた


首里城へ向かう。これが守礼の門。

 エキゾチックなお城で、南国ムードたっぷりなのだ。いちいち説明すると面倒なので、写真だけを載せます。

 
 

 


 これは御獄。ウタキと読む。琉球の信仰における拝所(オガンジョ)。ま、聖地ってことね。首里城に来ているのに、ここで写真を取るのは、筆者の異境マニアとしての性だ。
 
 首里城の中枢。宮殿の上には二つの竜が書かれているけど、これは脚が4本。竜は2本で、4本はありえない。これは中国の皇帝に遠慮して4本に書いているのだ。


首里城内の資料館にはこんなクイズが。


答えはこれ。「だれがつくったのか」に対しての答えが全く無い・・・。

 ミュージアムショップで目を引いたのは満州語・漢語で書かれた琉球国王之印。ゴム印だけどね。1000円もしたけど、満州語は仕事なので買いました。

 
 キャップもある。Tシャツもある。キャップは買いませんでした。でもTシャツは買いました。当然。

 暑いので、ここで紅いものソフトクリームを食べる。やっぱり絶品。そしてこの色。全くの僕好み。それは、それは、もう・・・。

 
 ここでシーサーについて少し書きます。シーサーにはオスメスがあり、口を閉じているのがオス、口を開けているのがメス。だったと思う。もしくは逆?ま、ともかく、口を開けているのは、幸せを吸い込んでいるのだそうだ。そして口を閉じているのは、幸せを逃すまいとしているのだそうだ。口を開けているというと、僕は空也を思い出すのだけど、あれは吐き出している。口を開けていても全く逆なんだなぁ。「吐き出す」もおもしろいけど、「吸い込む」もおもしろいなぁ。新機軸だ。

 博物館では微妙なシーサーを見た。

 
 


そして仮面。これは凄く面白い。


コミカルな仮面を着けて扇子を扇いでいる・・・。余裕の表情。してやったり感。


仮面つけて語らってるし・・・。


これは凄い!ゆるい・・・。人間もはしゃいでるし・・・。楽しそうだなー!一緒にはしゃぎたい!!

 
これも凄い!変なころもを纏ってるし!杖もってるし!片腕揚げてるし!モーセみたい。先導してる感じ。楽しそう!

 お昼は「くむいぬすば 富久屋」というお店。

 このお店からはこのように池を挟んで首里城が見える。「くむいぬすば」とは、「池のそば」という意味だそうだ。全くそのまま。そういえば、この辺の住所は「池端町」。池の名は「リュウタン池」。

 ここでは琉球独特の料理を食べた。メニューを見ても料理名からどんなものが出てくるのか想像できない。そのため一々店のオヤジに訊いた。まず「いなむどぅち定食」。これは「白みその豚汁」だそうだ。次に「中味定食」、これは「豚の内臓料理。内臓だから中味。」なるほど。それと、定食名は思い出せないが、とろとろの豆腐定食もあった。

 僕は「いなむどぅち定食」を食んだ。煮込んだ豚肉を細長く切ったものが入っているコクのある味噌汁、といった感じ。筍・椎茸も入っている。なかなかに美味しい。これが「いなむどぅち」か。メインの料理の他に赤飯、豆腐、苦瓜の漬け物、???が付いた。???はよく分からないけど、美味しかった。後で知ったけど、沖縄には野菜として食べるパパイヤがあるそうだ。もしかしたらパパイヤ料理だったかもしれない。ウリに似たような食感だったからだ。名前はともかく、美味しかった。でも相変わらず苦瓜は苦手・・・。ごめんなさい・・・。お店で水の代わりに出たさんぴん茶も美味。濃いジャスミン茶という感じ。僕好みだ。店の雰囲気も最高!沖縄に行ったら是非ここに行って見て下さい。値段もそれほど高くないしね。

 午後はお仕事・・・。つまらないので書かない。明日、沖縄県公文書館で学会が開かれるのだが、今日はその準備。

 公文書館はかなり変わった構造で、建築物として面白いところだと思う。建築だけでなく、ポーチに鏤められたオブジェも変わっている。


これはかなりグロい。この腕・・・。


これはやりすぎ。もう苦瓜はいいよ。何で公文書館にまで。


次へ 琉球異境巡礼のトップへ トップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送